2014年8月21日 のアーカイブ|日別アーカイブのページ

宇宙開発特別委員会に出席、ミニマルファブ研究会の皆様と懇談、オーストラリア大使館主催昼食会、慰安婦問題に関する政調会議に出席

2014年8月21日 木曜日

8月21日は、午前9時半から「文部科学部会、科学技術・イノベーション戦略調査会 宇宙・海洋開発特別委員会合同会議」に出席しました。

本日は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士を講師にお迎えし、国際宇宙ステーションでの長期滞在結果について、ビデオを見ながらお話を頂き、その後に質疑応答を行いました。

私からは、宇宙ごみ(スペースでブリ)への対応についてと、宇宙ステーションでの活動を支えるために今後必要な技術開発は何か、という点について質問しました。

若田さんからは、地球を周回している直径10センチ以上の宇宙ごみについては、全て把握されており、衝突の確率が高まる場合には、宇宙ステーションの軌道を変えて回避していること、宇宙ステーション自体も小さなゴミの衝突に耐えられるよう、アルミの二重構造となっていること、それでも予測できない隕石などの衝突に備えた訓練を積んでいることなどのお話を頂きました。

また、今後の技術開発については、日本のロボット技術や人工知能技術に期待しており、危険な作業をロボットが行い、人間は人間にしかできない作業を行うという役割分担と連携ができることが望ましいとのことでした。

会議の後には、出席した議員と若田さんの記念撮影の時間が設けられ、私も若田さんとの写真を撮り、若田さんに益々のご活躍を期待します、との言葉を送りました。


午前10時半からは、7月24日に産業総合研究所で研究内容について視察させて頂いたミニマルファブ技術研究組合の皆様が会館を訪問して下さり、今後の研究の道筋などについて懇談をしました。

ミニマルファブは、5000億円の投資額が必要な従来型の巨大半導体工場に対し、約1000分の5億円で構築でき、半導体の製造期間をこれまでの1~6カ月から、1~3日に短縮できる画期的な構想です。

そのため、半導体をつくるウェハーのサイズを12インチ(約30センチ)から0.5インチ(約1.2センチ)にし、工場全体ではなく、幅29.4センチ、高さ144センチのミニマル装置の中だけをクリーンルーム化し、そのユニットを350台並べる形でLSIを作る計画です。これにより、従来型では200メートル四方必要だった工場が、20メートル四方の部屋で生産が可能となります。

現在、小型化の難しい工程のユニットの開発に取り組んでいる他、今後は、ユニットを組み合わせる技術である「プロセスインテグレーション」などの研究開発が必要とのことでした。医療分野など、オーダーメードの機器開発に大きな力を発揮することが期待されるだけに、全体の完成に向けた開発を応援していきたいと思います。


正午からは、「オーストラリア大使館主催昼食会」に出席しました。

オーストラリア大使館からは、トム・コナー臨時代理大使や書記官の皆様が出席され、日本側は、先般のオーストラリア訪問に参加した富田茂之先生、塩谷立先生、江田康幸先生、渡辺博道先生、私の5人が出席しました。

オーストラリアでの体験に基づき、様々な分野について、大変楽しく有意義な意見交換ができました。来年には日豪EPAの発効も予定されており、両国の関係は今後益々重要になるものと思います。


午後2時からは、政務調査会の主催による「河野談話作成過程等、慰安婦問題を巡る経緯と今後の課題について」の会議が開催されました。

高市早苗政調会長のご挨拶に引き続き、内閣官房からは、「慰安婦問題を巡る日韓間のやりとりの経緯」について、外務省からは「米国内における慰安婦像・碑に関する動き」などについて、文部科学省からは「中学校教科書における慰安婦の記述状況」などについて説明を受け、意見交換が行われました。

高市政調会長からは、河野談話が、その作成過程で韓国側と内容をすりあわせ、強制性の有無の事実よりも政治決着を急いだ談話だったことが明らかになったことや、朝日新聞が慰安婦の国際問題化の契機となった記事の一部を誤報と認め、取り消したことを踏まえ、新たな談話を出すことを官房長官に要請するとの発言がありました。


(「宇宙開発特別委員会」終了後に撮影した若田光一飛行士とのツーショットです。益々のご活躍をお祈りします。)


(若田飛行士から、国際宇宙ステーションでの活動についてお話を頂いているところです。)


(ミニマルファブ技術研究組合の皆様です。プロジェクトを応援していくことをお誓いしました。)


(オーストラリア大使館主催昼食会の終了後に出席者全員で記念撮影をしました。)


(「慰安婦問題に関する政調会議」の冒頭にご挨拶される高市早苗政調会長です。)