2008年11月 のアーカイブ

リニア建設促進長野県協議会の皆様来訪

2008年11月13日 木曜日

本日、リニア中央エクスプレス建設促進長野県協議会の皆様方が来訪され、懇談の後、自由民主党磁気浮上鉄道に関する特命委員会の委員長である堀内光雄先生の部屋を訪ねました。




リニアにつきましては、長野県にとっても地域活性化の起爆剤となるプロジェクトですが、同時に日本全体の成長力を高める重要な事業でもあり、私は特命委員会の事務局次長として推進に努力しています。

中央新幹線につきましては先に地形・地質等に関する調査結果が国に提出されたことを受け、次の段階として、年末までに、

「全国新幹線鉄道整備法の趣旨にかんがみ、ルート、駅等に関し、地域と調整を図ることを前提とし、下記の各事項について調査を行うこと

1.輸送需要量に対応する供給輸送力等に関する事項
2.施設及び車両の技術の開発に関する事項
3.建設に要する費用に関する事項
4.その他必要な事項」

という内容の調査指示が出される見通しになっています。

ここで、重要なのは、この調査指示において地域との調整を前提としている点です。また、この調査指示は「中央新幹線東京都・大阪市間の調査指示 骨子」となっており、JR東海の「首都圏~中京圏での営業運転の開始を検討する」との表明とは異なり、東京から大阪までについて全線の調査を指示するものである点です。

また、「全国新幹線鉄道整備法の趣旨」とは第一条(目的)に次のように書かれています。

「この法律は、高速輸送体系の形成が国土の総合的かつ普遍的開発に果たす役割の重要性にかんがみ、新幹線鉄道による全国的な鉄道網の整備を図り、もって国民経済の発展及び国民生活領域の拡大並びに地域の振興に資することを目的とする。

つまり、「どのようなルートや駅の設置を選択すれば、経済発展や地域の振興に資するか、という観点から、地域との調整をしっかりと行い、それを踏まえた上で精緻な調査を行いなさい。」という指示を出すことを意味しているのです。

今後、ルートや駅の設置、さらにはJRの用意する資金で足りない部分をどのようにまかなっていくか、などについて、しっかりとした議論を行うことが重要になってまいります。
私は、これからも、地域の皆様の声をしっかりと受け止めながら、リニアの早期実現に向けて努力していきたいと考えています。

三遠南信自動車道について要望を受けました

2008年11月12日 水曜日

本日、飯田市長、下條村長、根羽村長をはじめとする地元の皆様が議員会館を訪問してくださいました。

国土交通省に三遠南信自動車道の建設促進についての要望をされた後、立ち寄ってくださったものです。


(左から、沢柳飯田市建設部長、小木曽根羽村長、牧野飯田市長 右端は伊藤下條村長)

言うまでも無く、三遠南信自動車道は今後の伊那谷の発展の鍵となる重要プロジェクトです。

昨日から、いよいよ自民党においても税制調査会の議論が始まりましたが、この中で、道路特定財源の一般化や簡素化、地方への一兆円移譲の具体案などが決められることになります。
一方、一般財源化されても、「必要な道路はつくる」という方針の下で、5年間の道路整備計画が策定されることになります。この中に、三遠南信自動車道をしっかりと位置づけることが大切だと考えます。

この春開通した山本インターから天竜峡インターまでの区間も、地域の皆様に大きな利便性をもたらしていますが、やはりなんといっても青崩峠トンネルを早期にあけて伊那谷を浜松や豊橋などと直結することが、最大の効果をあげるために重要です。その実現にむけて、さらにがんばっていく決意です。皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。

高齢者の皆さんのパワーに感動

2008年11月9日 日曜日

本日開催されました伊那市高齢者クラブ大会に出席しました。伊那市高齢者クラブ連合会は、伊那市・高遠町・長谷村の合併に伴って大きくなり、現在は43クラブ、約2500名の会員の方々が活動しています。

大会の開催に先立ち、別の階で開催されていた会員の皆様による作品展を拝見しました。長野県は、全国一の長寿県でありながら、一人あたりの高齢者医療費が全国最低という、健康長寿の件ですが、皆さんの作品がどれも素晴らしい力作ぞろいで、改めて高齢者の方々のパワーに感動しました。

まず、会場で自らの作品の解説をしてくださった田村藤男さんです。


上の写真の背景にある筆字と墨絵による巻物は、すべて田村さんの作品です。この一年に「大相撲とその歴史」や「百人一首」、「自分史」など15本の巻物を完成させたそうです。史実を調べ、絵を描き、すべて丁寧な筆字で完成させた作品からは、圧倒的なエネルギーが感じられます。つねにさまざまなものに興味をもち、作品の制作に取り組んでいる姿勢に感銘しました。

このほかにも、多くの方々の様々な素晴らしい作品の展示がありました。びっくりしたのは、1センチ弱の大きさの大量の折鶴を花束のようにかざった作品です。ちょっと見たときには造花にみえましたが、よくみると一つ一つが折鶴で驚きました。

また、ちぎり絵の手法でつくられた下の絵は、まるで水彩画のようでした。(ちょっと写真がぶれてしまいました)

そのほか、油絵にみまちがうような文化刺繍による作品や木目込み人形など、プロの作品としか思えないものが多数出品されていました。

あらためて、さまざまなことに前向きに取り組む高齢者の皆さんの姿勢は本当に素晴らしいと感じたひと時でした。

伊那市桜井区の焼きいも大会に参加しました

2008年11月2日 日曜日

本日は、昨日に引き続き素晴らしい秋晴れの一日でした。地区の文化祭や菊花展示会、中尾歌舞伎秋季公演など、さまざまなイベントが開催され、多くの皆様と交流の機会を持つことができました。

中でも、印象的だったのは、桜井区で行われたやきいも大会です。私は、昨年に引き続き参加させていただきました。はじめに、子供たちと共に大きなさつまいもを掘り出しました。予想外に大きないもが多くてびっくり。子供達もいもほりに熱中していました。




その後、焚火でのやきいもが行われ、地元の女性陣手作りの、豚汁を御馳走になりました。それぞれの家庭の手製のお味噌をもちよってブレンドされた味付けは格別で、中にいれられたサツマイモも天下一品です。引き続き、焼きたてのやきいもも頂きましたが、素晴らしい景色をながめながら食べる焼き芋は、また格別でした。

六月に芋を植えて以来、地域の皆さんの努力で成功したイベントであり、区長さんや郷づくり委員会代表の広瀬さんをはじめとする地域の皆さんの熱意に感激しました。こうして、地域で一つのイベントに取り組むことで、災害時などでもお互いに助け合うことが可能になるのだというお話もお聞きしました。また、子供からお年寄りまでが交流できるのがとても良いという感想もお聞きしました。

地域の祭りやイベントが盛んにおこなわれている地域は、発展間違いなしといわれますが、改めてそれを実感したひと時でした。