2011年6月 のアーカイブ

厚生労働省を訪問、自民党エネルギー政策議連会合に出席

2011年6月30日 木曜日

本日(6/30)は、午前中に厚生労働省を訪問し、平成10年から11年にかけて、私が厚生大臣秘書官を務めた際に、事務の秘書官としてお世話になった蒲原基道さんにお会いしました。

蒲原さんは、現在大臣官房の人事課長を務めておられます。東日本大震災の現地本部への人員の派遣や、政府が進めている「税と社会保障の一体改革」のサポート人員を出すなどで、通常業務に関わる人員が減っており、各部署とも人不足で忙しいとのお話でした。

今日は、蒲原さんにご紹介を頂き、年金局年金課と保険局高齢者医療課の担当の方から、「年金制度の現状と課題」と「高齢者医療制度改革について」お話をお聞きすることができました。

残念ながら、年金も高齢者医療制度も、民主党がマニフェストで掲げたような抜本的な改革は進んでおらず、当面をどう乗り切るかという議論に終始している印象を持ちました。


(蒲原さんには、お忙しいところ、大変お世話になりました。ありがとうございました。)

 

夜には、自民党エネルギー政策議員連盟の第2回総会が開催されました。

本日は、最近「日本中枢の崩壊」という著書を出され、現在の官僚システムや民主党政権の問題点を明らかにしたことで注目を集めている経済産業省大臣官房付 古賀茂明さんを講師にお迎えし、「東電破綻処理と日本の電力産業の再生について」と題したお話を伺いました。

「東電をめぐる政府案のスキームでは、株主と銀行が守られる結果、その分は国民負担の増加となるため、きちんと破綻処理をして、経営陣も総入れ替えをして再出発したほうがよい。」

「今後の日本の電力産業の再生を図るためには、発電と送電を分離するとともに、全国的にスマートグリッドを展開し、これまで原子力につぎ込んできた予算を再生可能エネルギーの推進に使っていくことが必要。」

など、大変示唆に富むお話でした。

議員連盟として、こうした提言を踏まえて、現在の政府の方針に対して対案を示していこうということになりました。


(右から2人めが、古賀茂明さんです。これまでの原子力行政の問題点についても明快なお話をお聞きすることができました。)

伊南倫理法人会女性の集いに参加

2011年6月27日 月曜日

本日(6/27)は、駒ヶ根市の求真フーズさんのアンテナショップで開催された伊南倫理法人会 第8回女性の集いに参加しました。

本日は、食と健康がテーマです。はじめに、お昼の主要メニューづくりの実演があり、デザート用のシフォンケーキ、おからのキッシュ、大根サラダなどの作り方を教えていただきました。

引き続き、薬剤師の小林芳江先生から、健康を保つために、食事がどうして大切なのか、わかりやすくお話を頂きました。

・必要な栄養素は、炭水化物、脂質、蛋白質、ビタミン、ミネラル、せんい、ファイトケミカルスの7種類に分類できる

・現代人は、カロリー、糖質、塩分、脂肪を取り過ぎ、蛋白質、食物繊維、ビタミン・ミネラルが不足している

・必須脂肪酸は必ず食品から摂取しなければならないが、リノール酸などn-6系列の脂肪酸4に対して、リノレン酸、IPA、DHaなどn-3系列の脂肪酸1の割合での摂取が望ましい。通常は、n-6系列を取り過ぎ、n-3系が不足している。

・野菜の栄養価は、この50年間で大きく減少している。(玉ねぎに含まれるビタミンB2は約1/2、ほうれん草に含まれる鉄分は約1/6以下に、じゃがいもに含まれる鉄分は約1/5に、アスパラガスに含まれるビタミンB2は約1/2に)

・ビタミンB1の不足は、炭水化物をエネルギーに変える代謝を阻害することにより、太りやすい体にしてしまう。

など、我々の食生活の抱える課題を具体的に理解することができました。


(小林先生からは、さらに、水や発がん性物質、必須アミノ酸の話など、多岐にわたるお話を頂きました。)

 


(食事タイムでは、おからのキッシュ、大根サラダ、求心フーズさんの五平餅、お味噌汁をおいしく頂きました。デザートのシフォンケーキも絶品でした。)

 


(本日の参加メンバーです。楽しく勉強になった会合でした。企画頂いた岩本幸子さんに、心から感謝申し上げます。)

伊那北高校OB展訪問、ママさんバレーの皆様と懇談、辰野町ほたる祭り最終日

2011年6月26日 日曜日

本日(6/26)は、朝、伊那北高校の文化祭「第13回ペン祭」に合わせて開催されたOB展「薫ヶ丘美術展」を訪問しました。

伊那北高校出身の芸術家の皆様は、日展や一水会など、様々な美術展に入選したり、会員となっている皆様も多く、毎年行われているこの展覧会も、多くの有名な皆様の作品が楽しめる場となっています。

今日は、会場で広瀬良臣先生と野溝嘉彦先生にお会いして、様々なお話を伺うことができました。先生方には、今後益々ご活躍を頂きたいと思います。


(右が広瀬先生と、先生の作品「ブルターニュ風景」、左が野溝先生と作品「山間の駅」です。)

 

昼には、上伊那家庭婦人バレーボールの役員の皆様との懇談会が開催されました。

それぞれの方から、バレーボールの楽しさ、ご家族の様子、家庭と練習を両立させる努力など、様々なお話を伺いました。いずれの方も、上伊那の皆さんは和気あいあいとしてとても楽しいとおっしゃつていました。

ママさんバレーを通じた絆や皆様の明るいパワーが、上伊那の元気の素であることを再認識した懇談会でした。


(おかげさまで、とても楽しい懇談会でした。今後ともよろしくお願いいたします。)

 

夜には、参議院議員の若林健太さんとともに、最終日を迎えた辰野町の「ほたる祭り」を訪問しました。

今年のほたる祭りは、ずいぶん多くの方が訪れてくださり、特に昨日の土曜日の人手は最高だったそうです。

商店街の皆様を訪問した後、健太さんと松尾峡の「ほたる童謡公園」にホタルを見に行きました。約6000匹のホタルが幻想的な光を放ち、本当にきれいでした。

若林健太さんからは、「本当に感動しました。このホタルの舞うところをもっと多くの人に見てもらいたいです。」との言葉を頂きました。この素晴らしい環境を保全されている地域の皆様のご努力に心から敬意を表したいと思います。


(商工会の皆様も、元気いっぱいでした。私はうずら卵入りのカレーパン「ぴっカリー」を買いました。)

 


(実行委員会の皆様とともに。最終日まで、ご苦労様でした。)

飯田市橋北文化祭を訪問、椎名レディースクリニック100周年

2011年6月25日 土曜日

本日(6/25)は、飯田市の浜井場小学校体育館で開催されている「飯田市橋北文化祭」を訪問しました。

絵画や書道作品などの展示を拝見していると、まもなく子ども科学教室が始まるとのことで、子どもたちとともに参加しました。

今日はマイナス196度の液体窒素を使って、長い風船をしぼませたり、空気を液体にしたり、バラの花を凍らせてばらばらにしたり、ゴムボールを凍らせて木づちで割ったり、バナナを凍らせて金槌代わりにして釘を打ったり、液体窒素の中に手をいれる実験をしたりと、盛りだくさんな内容でした。

また、エジソンが考案した竹のフィラメントの電灯は、空気中ではすぐ燃え尽きてしまうけれど、窒素の煙の中や液体窒素の中では光り続けること、特殊な合金を冷やすと強力な磁石になることなども教えていただきました。

最後に、リニアモーターカーが浮き上がったり、前に進む仕組みを模型を使って説明していただきました。

久しぶりに小学生の気分で、科学の楽しさを感じたひと時でした。


(凍ったバナナで釘を打っているところです。凍って堅くなったバナナは、30秒ほどで再びやわらかくなります。)


(私も、液体窒素の中に手を入れさせてもらいました。手の表面の熱で液体窒素が気体に変わり、手を覆う膜のようになるため、一瞬であればちょっとスッとするだけで、凍傷にもなりません。おもしろいですね。)

 

夕方からは、飯田市内のホテルで開催された「椎名レディースクリニック100周年記念式典」と引き続いて行われた「祝賀会」に出席しました。

椎名レディースクリニックは、初代の椎名眞積先生、2代目の剛雄先生、現在の一雄先生と3代にわたり地域の医療、特に産婦人科を支えてきてくださった医院です。

この間、出産をめぐる環境は大きく変わり、特に近年は飯田下伊那でお産ができる医療機関が減り続け、30年前に13か所だったのが6年前には6か所となり、現在は飯田市立病院と椎名レディースクリニックの2か所のみとなっています。

現在、クリニックでは、飯伊全体の出生数の約1/4、約400人の赤ちゃんの出産をサポートされています。

椎名先生は、「民間医療機関の良さを発揮できるよう、これからもがんばっていきたい。」と述べられています。先生を先頭に、関係者の皆様の益々のご活躍を期待したいと思います。


(先代の剛雄先生、現在の一雄先生と、私も2代にわたりお世話になっております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。)


(最後に、ご家族の紹介がありました。長男と次女が医大生、長女が看護師をめざして勉強中、次男が中学3年生とのこと。将来の活躍が楽しみですね。)