宮下一郎ブログ

飯田市橋北文化祭を訪問、椎名レディースクリニック100周年

2011年6月25日

本日(6/25)は、飯田市の浜井場小学校体育館で開催されている「飯田市橋北文化祭」を訪問しました。

絵画や書道作品などの展示を拝見していると、まもなく子ども科学教室が始まるとのことで、子どもたちとともに参加しました。

今日はマイナス196度の液体窒素を使って、長い風船をしぼませたり、空気を液体にしたり、バラの花を凍らせてばらばらにしたり、ゴムボールを凍らせて木づちで割ったり、バナナを凍らせて金槌代わりにして釘を打ったり、液体窒素の中に手をいれる実験をしたりと、盛りだくさんな内容でした。

また、エジソンが考案した竹のフィラメントの電灯は、空気中ではすぐ燃え尽きてしまうけれど、窒素の煙の中や液体窒素の中では光り続けること、特殊な合金を冷やすと強力な磁石になることなども教えていただきました。

最後に、リニアモーターカーが浮き上がったり、前に進む仕組みを模型を使って説明していただきました。

久しぶりに小学生の気分で、科学の楽しさを感じたひと時でした。


(凍ったバナナで釘を打っているところです。凍って堅くなったバナナは、30秒ほどで再びやわらかくなります。)


(私も、液体窒素の中に手を入れさせてもらいました。手の表面の熱で液体窒素が気体に変わり、手を覆う膜のようになるため、一瞬であればちょっとスッとするだけで、凍傷にもなりません。おもしろいですね。)

 

夕方からは、飯田市内のホテルで開催された「椎名レディースクリニック100周年記念式典」と引き続いて行われた「祝賀会」に出席しました。

椎名レディースクリニックは、初代の椎名眞積先生、2代目の剛雄先生、現在の一雄先生と3代にわたり地域の医療、特に産婦人科を支えてきてくださった医院です。

この間、出産をめぐる環境は大きく変わり、特に近年は飯田下伊那でお産ができる医療機関が減り続け、30年前に13か所だったのが6年前には6か所となり、現在は飯田市立病院と椎名レディースクリニックの2か所のみとなっています。

現在、クリニックでは、飯伊全体の出生数の約1/4、約400人の赤ちゃんの出産をサポートされています。

椎名先生は、「民間医療機関の良さを発揮できるよう、これからもがんばっていきたい。」と述べられています。先生を先頭に、関係者の皆様の益々のご活躍を期待したいと思います。


(先代の剛雄先生、現在の一雄先生と、私も2代にわたりお世話になっております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。)


(最後に、ご家族の紹介がありました。長男と次女が医大生、長女が看護師をめざして勉強中、次男が中学3年生とのこと。将来の活躍が楽しみですね。)

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