2009年6月 のアーカイブ

国道建設の凍結解除を国交大臣に要請

2009年6月25日 木曜日

本日、「いのちの道」議員連盟の幹部メンバーで金子国土交通大臣を訪問しました。

3月31日に凍結となった全国18の道路については、各地で再検討が行われ、本日までに11路線の建設凍結解除が発表されていますが、残る7路線のうち、特に4つの路線については、従来の建設コストの節約などでは従来の費用対効率指標の基準を満たすことができず、凍結解除の見通しが立っていません。

そこで、議連としては、これまでの道路の直接的な便益に加え、産業の活性化や医療についての安心の確保などの必要性を正しく評価するとともに、地元の方々の声を踏まえて、大臣のリーダーシップで再開に向けて指導力を発揮していただきたい旨を申し入れました。(要請文は、金子大臣に対する緊急アピール.pdf (47.49 kb)をご参照ください。なお、この様子はインターネット上のTBSのニュースでも取り上げられました。)

私は、「疲弊している地方を元気づけるためにも、いのちの道の建設促進をお願いしたい。」と発言し、大臣からは、「単なる費用便益分析(いわゆるB/C)だけで道路建設の可否を判断しているのは日本だけだ。さらに様々な角度から道路の便益を評価し、総合的に可否を判断する仕組み作りに努力したい」旨のご発言をいただきました。



(要請の趣旨を説明)



(大臣との懇談の様子)

町村信孝先生をお迎えしてフォーラムを開催

2009年6月21日 日曜日

本日、前官房長官 町村信孝先生を地元にお迎えし、自民党フォーラムを開催させていただきました。飯田会場、伊那会場ともに大勢の支援者の皆さまにご参加を頂き、大いに盛り上がった会となりました。

特に、町村先生からは、当面の政策課題や政局について大変わかりやすいお話を頂き、おいでいただいた皆さまからも、「良い話が聞けてよかった」との声が多く聞かれました。また、町村先生からは、私の党や委員会などでの活動の様子もご紹介頂き、地元の皆さまの声が経済対策にも生かされていることをお話くださいました。

私からは、日本が今、経済危機や地球環境問題、食糧危機や少子高齢化の問題、北朝鮮などの安全保障問題など、さまざまな危機に直面していること、これらに私たちが一つ一つ現実的な政策で対応していること、さらに、今後2~3年が正念場であるので、「伊那谷から日本を元気に」というモットーを胸に、しっかり頑張りたいとの決意を表明させて頂きました。

いよいよ衆議院の任期切れも間近となってまいりましたが、来るべき戦いに向けて、多くの皆さまからパワーを頂くことができた一日でした。


(飯田会場の様子)


(町村先生のご講演の様子)


(私の決意を精一杯訴えました)

山形県の地滑り被災地を訪問

2009年6月17日 水曜日

本日、衆議院農林水産委員会のメンバーで山形県を訪問し、地すべりによる農業施設への被害および農業の実情を調査しました。

はじめに、山形市内の農業視察として、シクラメンなどの鉢物を栽培している大築園芸さんと、ばらの切り花を生産している大山ばら園さんを訪問しました。
それぞれ、大規模な施設整備を行い、最新の機器を駆使して経営しておられるのに感心しました。

次に、山形市でも最大規模で経営をされている「ふる里さくらんぼ園大曽根」を訪問し、さまざまな品種のサクランボを生産している現場を拝見しました。

引き続き、鶴岡市に移動し、七五三掛(しめかけ)地区の地すべり被害の現場を視察しました。本年2月25日に住宅敷地で亀裂が発見されて以来、地すべりが進行し、4月26日には、7戸ある住宅のうち5戸の皆さんが自主避難をされたそうです。被害範囲は幅400メートル、長さ700メートルの約28ヘクタールにおよび、現在も1日あたり最大10センチメートルも動いているとのことでした。現在国交省と農水省が地すべりの原因となる地下水などを排出するための工事を行っています。

現場を見た後、地域の住民の皆様や生産者の代表の皆さまとの意見交換会を開催しました。被災者の皆さまからは、「来年からは営農が再開できるよう、全力で地すべりの対策工事を進めてほしい。」「地盤が動いてしまい、もとの家には戻れない。住宅についても支援策を講じてほしい。」などの切実な声が寄せられました。遠藤委員長をはじめ参加議員は、「われわれとしても、全力で支援していく」と、決意を表明しました。

(地すべりにより陥没した道路)


(地すべりの頭の部分の亀裂。住宅の前が約2メートル陥没していました。)


(地すべりの対策のため、水抜きのための井戸を掘ったり、滑り止めの杭を打ち込んだりします。)


(被災者の皆様との意見交換会)

決算行政監視委員会で質問

2009年6月10日 水曜日

本日、衆議院決算行政監視委員会が開かれ、私は自由民主党を代表して、「行財政の適正・効率化」をテーマとして質問に立ちました。
(実際の映像は、衆議院インターネット審議中継で見ることができます。リンクをクリックして衆議院のページが開いたら、左側のカレンダーの6月10日をクリックし、決算行政監視委員会を選び、宮下一郎(自由民主党)をクリックしてください。)

主な質問内容は、
1.2006年以来の行財政改革の成果について
2.昨日示された基本方針2009の内容について
3.民主党が無駄だとする天下り団体向けの予算12.1兆円は本当に無駄か
4.民主党が212兆円の予算の中から20兆円以上の財源をねん出するといっているが、本当に可能か
5.民主党が主張する特別会計の積立金や剰余金から数兆円の財源を確保することは可能か
6.平成22年度予算は景気回復最優先で編成すべきと考えるが、政府の見解は
という6問でした。

それぞれ、与謝野大臣、竹下副大臣などから、丁寧な回答を頂きました。特に、民主党の主張する財源論は具体性に乏しく、実現可能性が低いことが明らかになりました。

改めて、安易な財源論に走ることなく、行財政改革を進めながら、成長戦略をしっかりと立てて税収を上げていくことが、持続的な発展のために重要であることを認識しました。

(本日のトップバッターで質問)


(真摯に回答してくださった与謝野大臣)