2020年7月 のアーカイブ

農林水産災害対策委員会合同会議、令和2年豪雨災害対策本部、経済財政諮問会議に出席

2020年7月31日 金曜日

7月31日は、午前9時から「農林・食料戦略調査会、農林部会、農林水産災害対策委員会 合同会議」に出席しました。

本日は、農林水産省より「令和2年7月豪雨における農林水産関係被害対策について」の説明を受け、質疑を行いました。

本対策は、昨年の台風被害対策をベースに、さらに支援を拡充したものとなっています。

午前10時半からは、「令和2年豪雨災害対策本部」に出席しました。

本日は、「令和2年7月豪雨の被害状況及び政府の対応状況」と「被災者の生活と生業(なりわい)の再建に向けた対策パッケージ」について説明を受け、質疑を行いました。

この対策パッケージは本年度予算の予備費を1017億円使用し、生活再建、生業の再建、災害応急復旧、災害救助にあてることとしています。

午後5時からは、首相官邸で開催された「経済財政諮問会議」に出席しました。

会議では、中長期の経済財政に関する試算について議論が行われました。

安倍総理は、本日の議論を踏まえ、次のように発言されました。

「本日は、中長期の経済財政試算について、議論を行いました。

今般の感染症拡大により経済活動や国民生活への影響が甚大かつ広範に及ぶ中で、まずは政府として、感染拡大の防止を徹底しながら、雇用の維持と事業の継続、また国民生活の下支えに力を尽くすとともに、経済の活性化を推進してまいります。

その上で、我が国が目指す将来の姿として、誰もが実感できる質の高い成長と、そして持続可能な財政を実現してまいります。

今回試算で示された、我が国の中長期の経済財政状況は、厳しいものではありますが、引き続き、経済再生なくして財政健全化なしの基本方針の下で、経済・財政一体改革の着実な推進に努めてまいりたいと思います。」

なお、本日の会議資料は、内閣府のホームページでご覧いただけます。


農林水産災害対策委員会の葉梨康弘委員長のご挨拶です。


農林水産業の支援の概要です。


令和2年豪雨災害対策本部で二階俊博本部長がご挨拶をされているところです。


被災者の生活と生業の再建に向けた対策パッケージの概要です。


経済財政諮問会議で安倍総理が発言されているところです。


神田憲次政務官と共に後方の席で安倍総理の発言を聞いているところです。

新国際秩序創造戦略本部、リニア特別委員会に出席、参議院国土交通委員会で答弁、未来投資会議、経済財政諮問会議に出席

2020年7月30日 木曜日

7月30日は、午前9時から「新国際秩序創造戦略本部」に出席しました。

本日は、多摩大学大学院教授の國分俊史先生から「経済インテリジェンス機能強化の必要性 〜政府と民間の双方に求められる経済インテリジェンス能力〜」と題したお話を伺いました。

経済スパイの脅威の実態とアメリカを始めとする諸外国の対応について学ぶとともに、日本における経済スパイの脅威分析に特化した新たな組織の設置などに関するご示唆を頂くことができました。

午前11時からは、「超伝導リニア鉄道に関する特別委員会」に出席しました。

本日は、JR東海の金子慎社長から中央新幹線工事の進捗状況や水資源に関する取り組みの経過などに関する説明を伺い、質疑が行われました。

私からは、7月豪雨災害による大鹿村のリニア工事現場までの道路崩壊の復旧に関してご協力をお願いするとともに、リニア工事の本格着工実現のために、関係市町村の皆様の理解が得られるような水資源対策を確立し、静岡県知事の了承が得られるよう、一層のご努力をお願いしました。

午前11時50分からは、「参議院国土交通委員会」に出席し、里見龍治議員のGo To キャンペーンにおける政府全体の取組に関する質問に答弁を行いました。

審議の様子は、参議院インターネット審議中継のページでご覧いただけます。

午後2時からは、首相官邸で開催された「未来投資会議」に出席しました。私は、神田憲次大臣政務官と共に、安倍総理とは別の会議室で音声で会議の様子を聞きました。

会議では、新型コロナウイルス感染症の時代、さらにはその先の新たな社会像の検討に向けた議論テーマについて議論が行われました。

安倍総理は、本日の議論を踏まえ、「新たな時代に向けて、次なる事態にも備えることのできる強靭性を持った社会構造を構築する。未来に向けた社会変革の契機としなければなりません。」との趣旨で発言をされました。

発言の全文は、首相官邸のホームページをご参照ください。

本日の配布資料についてはこちらをご参照ください。

午後5時からは、首相官邸で開催された「経済財政諮問会議」に出席しました。

会議では、金融政策、物価等に関する集中審議、及び内閣府年央試算ついて議論が行われました。

安部総理は、本日の議論を踏まえ、「新たな日常を早期に実現するため、骨太方針で掲げた実行計画の策定を、政府を挙げて年末までに行い、来年度予算を含めて実行に移してまいります。関係府省におかれては、実行計画に盛り込むべき内容の具体化の検討に直ちに着手していただきたいと思います。」との趣旨で発言されました。

発言の全文は、首相官邸のホームページをご参照ください。

本日の配布資料については、こちらをご参照ください。


新国際秩序創造戦略本部での甘利明座長のご挨拶です。


超伝導リニア鉄道に関する特別委員会での古屋圭司委員長のご挨拶です。


参議院国土交通委員会で答弁をしているところです。


首相官邸の別室で未来投資会議の内容を聞いているところです。


未来投資会議で発言する安倍総理です。


経済財政諮問会議で総理が発言されているところです。

日銀政策委員会新旧室長来訪、雇用対策に係る副大臣会合で司会

2020年7月29日 水曜日

7月29日は、午後3時半すぎに日本銀行政策委員会の松下顕 前室長(日本銀行金融研究所長)と中島健至 新室長がご挨拶にお見えになりました。

私からは、アフターコロナの社会に向けた大きな構造変化が起こることを踏まえ、お二人の今後益々のご活躍をお願い申し上げました。

午後4時からは、オンライン形式で行われた「第3回雇用対策に係る副大臣会合」に出席し、司会進行を行いました。

始めに、私からは、様々なマッチング支援の取組について進捗をフォローアップするとともに、成果を確認する場としたい、と申し上げるとともに、各種取組を集約した資料を作成したことを報告しました。

引き続き、稲津厚生労働副大臣、寺田総務副大臣、加藤農林水産副大臣、牧原経済産業副大臣、御法川国土交通副大臣、石原環境副大臣からご発言を頂き、これを受けて自由討議が行われ、最後に、私から締めくくりのご挨拶を申し上げました。

会議終了後には、私からマスコミの皆様へのご報告を申し上げました。

なお、この会議については、NHK NEWS WEBでも紹介されましたのでご参照ください。


左が日本銀行政策委員会の松下顕 前室長、右が中島健至 新室長です。


雇用対策に係る副大臣会合の冒頭に、私からご挨拶をしているところです。


会議終了後に、私からマスコミの皆様へご報告をしているところです。

金融人材受け入れPT、医療分野の研究小委員会、感染症対策ガバナンス小委員会に出席しました

2020年7月28日 火曜日

7月28日は、午前8時から「外国人労働者等特別委員会・金融人材等の高度人材受入れPT合同会議」に出席しました。

本日は、はじめに財務省から「アジア各国の税制(所得税の最高税率等)」についての説明を受けました。

次に、モルガン・スタンレー・ホールディングス株式会社の田村アルベルト社長と山下幹夫マネージングディレクター、JPモルガン証券株式会社の李家 輝 社長から「金融人材等の高度人材受入れ」をテーマにお話を頂き、質疑を行いました。

ビジネス環境整備として
「災害時に海外関連会社で業務継続できるルールの作成」
「関連法令諸規則の英訳」
「ファイアーウォール規制の緩和」
「日本企業の英文による企業内容開示」
「ライセンス申請の簡素化・期間短縮」
「各種報告書等のデジタル化と一元化」
「ジョブ型雇用に対応した労働法の改定」
「確定拠出年金等の非課税枠の増額」
「個人投資家の有価証券投資について、売買手数料制度から資産運用・管理報酬制度への転換」
「金融リテラシーの向上」
「東京の強みを生かしたマーケティング」
が必要であり、

居住環境整備として
「外国の高度金融人材の日本の就労を促すための所得税の見直し」
「インターナショナルスクールの設立促進」
「英語でコミュニケーションがとれる医療環境の整備」
「英語のできる保育士・ベビーシッターのための入国査証発給要件緩和等」
「金融の仕事の魅力をつたえるための官民協働プロジェクトの設立」
が必要であることなど、具体的なご示唆を頂くことが出来ました。

午後1時からは「科学技術・イノベーション戦略調査会 医療分野の研究に関する小委員会」に出席しました。

本日は、はじめに古川俊治委員長から「COVID-19と免疫」に関する最近の研究成果などについてのお話を伺いました。

つぎに、大阪大学名誉教授の宮坂昌之先生から、「新型コロナウイルスに対する免疫反応とは? 集団免疫はできるのか?」と題したご講演を頂きました。

免疫反応は、あらかじめ体内にある「食細胞」がウイルスを排除する『自然免疫』と、「ヘルパーT細胞」の指令により「Bリンパ球が作った抗体」と感染した細胞をウイルスごと殺す「キラーT細胞」から成る『獲得免疫』の総合力によるものであること、

人によっては抗体がつくられずにキラーT細胞によりウイルスを殺す場合があり、そのため、抗体の保有率と感染した割合は一致しないこと、

集団免疫を6割が獲得しないと流行が収まらないとするのは誤りであり、免疫力が強い人と弱い人がいること、対人距離を保つことにより感染しなくなることを考慮すると、2割程度しか感染しないと考えられること、

感染症やワクチンには持続的な免疫を付与するものとそうでないものがあり、新型コロナウイルス感染症は短い免疫しか付与できない可能性が高いことから、集団免疫は実現しない可能性が高いこと、

欧米人と日本人の間で自然免疫力に差はないが、日本の学齢期の子どもは何度もワクチン接種を受けているため、自然免疫が活性化されている可能性があること、

抗体には善玉、悪玉、役無しの3種類があり、ワクチン開発では善玉抗体ができるかが重要であること、

ワクチンは健常人に接種し、副反応にはきわめて重篤なものもあるため、数千人に投与して安全性と有効性を確認する第三相試験が重要であり、時間がかかること

など、明快なお話を伺うことが出来ました。

質疑の時間に、私から治療薬開発の見通しについてお聞きしたところ、善玉抗体をつくる遺伝子により抗体を大量に作る「人工抗体」の開発が進められており、これが実現すれば、ワクチンよりも早期に治療に役立てられる可能性がある、とのお答えを頂きました。

午後4時からは、「新型コロナウイルス関連肺炎対策本部 感染症対策ガバナンス小委員会」に出席しました。

本日は、高橋清隆 前内閣危機管理監と平井伸治 鳥取県知事から、「有事における指揮命令系統のあり方について」をテーマにお話を頂き、質疑を行いました。

高橋 前内閣危機管理監からは、政府の危機管理体制などについて、体系的にお話を頂きました。

平井知事からは、鳥取県における対応経過や体制、第一波の検証と今後の戦略などについて具体的なお話を伺うことが出来ました。

質疑を通じて、罰則や支援の在り方を盛り込んだ法改正を検討することの必要性についての意見が出されました。


外国人労働者等特別委員会での片山さつき委員長のご挨拶です。


医療分野の研究に関する小委員会での古川俊治委員長のご挨拶です。


リモートでご参加いただいた宮坂昌之先生がお話を頂いているところです。


感染症対策ガバナンス小委員会での武見敬三委員長のご挨拶です。


リモートでご参加いただいた平井伸治鳥取県知事からお話を伺っているところです。