2022年1月 のアーカイブ

孤独・孤立対策特命委員会に出席しました

2022年1月31日 月曜日

1月31日は、午後4時から「孤独・孤立対策特命委員会」に出席しました。

本日は、孤独・孤立対策の重点計画に関する有識者会議座長である早稲田大学法学学術院教授の菊池馨実先生から「孤独・孤立対策の課題」と題したお話を、内閣官房孤独・孤立対策担当室政策参与である認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの大西連理事長から「生活困窮者支援の現状 孤独・孤立対策のこれから」と題したお話をそれぞれ伺い、質疑を行いました。

お二人のお話を通じて、孤独・孤立の背景に「社会的孤立の問題」と「格差の拡大・固定化の問題」があること、特に、社会的孤立の問題は給付を行うだけでは解決せず、相談支援による関係性の保障が必要なこと、社会保障教育や地域における支援の拡充が重要であることなどを学びました。

私からは、困った状態になってから助けるのではなく、予防的に関りをもつことが重要なのではないか、そのためにはどのような体制が必要と考えるか、との趣旨で質問をしました。

お二人からの回答を通じ、地域によって状況が異なることを踏まえ、行政、民生委員、地域自治組織、NPOなど、様々な主体がその地域にあった支援を拡充することにより実現を図っていくことが必要であることを感じました。


孤独・孤立対策特命委員会での坂本哲志委員長のご挨拶です。


早稲田大学法学学術院教授の菊池馨実先生からお話を伺っているところです。右は、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの大西連理事長です。

デジタル社会推進本部、農業経営における資金調達のあり方検討PT、厚生労働部会に出席しました

2022年1月28日 金曜日

1月28日は、午前8時から「デジタル社会推進本部NFT政策検討PT」に出席しました。

本日は、オンラインで参加されたEY Strategy & Consultingの椎名茂アドバイザーから「ブロックチェーンの新たな世界 GameFi、NFT、メタバース、そしてEX・・・」と題したお話を伺い、質疑を行いました。

「代替不可能な証書」を意味するNFT (Non-Fungible Token)は、デジタルデータに鑑定書をつける機能をもつもので、ゲームキャラクターやアイテム、ファッションや音楽、会員権、不動産、担保ローンなど、様々な分野で活用が始まっています。

特に、これから多くの参加者が見込まれる仮想空間「メタバース」での取引の基盤となることが予想されます。

一方で、NFTをつける際のデジタルデータがオリジナルであることを検証する仕組みがないこと、デジタルデータの所有権の法的位置づけが確定していないことなど、その活用に向けて環境整備をしなければならない点も多くあります。

今後も、NFT活用の可能性やそのための体制整備などに向けて、検討をすすめてまいります。

午前9時からは「農業経営における資金調達のあり方検討PT」に出席しました。

本日は、農地所有定格法人の出資による資金調達の円滑化に関し、全国農業協同組合中央会の馬場利彦専務理事と全国農業会議所の柚木茂夫専務理事からご意見を伺い、質疑を行いました。

お話を通じて、課題や論点についての理解を深めることが出来ました。このPTでは、さらに関係する皆様からのご意見を伺った上で、対応を検討してまいります。

午後1時半からは「厚生労働部会」に担当の政調会長代理の立場で出席しました。

本日は、一昨日の部会での議論を踏まえて修正された「児童福祉法改正にあたっての取り決め(案)」について牧原部会長から説明を受け、質疑を行いました。

最終的に、本日出された意見を踏まえた修正について牧原部会長に一任することが了承されました。


デジタル社会推進本部NFT政策検討PTでの平井卓也本部長のご挨拶です。


本日の講師の椎名茂さんのプロフィールです。


農業経営における資金調達のあり方検討PTでの江藤拓総合農林政策調査会長のご挨拶です。


全国農業協同組合中央会の馬場利彦専務理事(左)と全国農業会議所の柚木茂夫専務理事からご意見を伺っているところです。


厚生労働部会での牧原秀樹部会長のご挨拶です。

選挙制度調査会、農林部会合同会議、清和研議員総会、社会的事業推進特別委員会に出席しました

2022年1月27日 木曜日

1月27日は、午前8時から「総務部会・選挙制度調査会」に出席しました。

本日は、「国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律及び公職選挙法の一部を改正する法律案」についての説明を受け、質疑が行われました。

私からは、法案に賛成した上で、政見放送のテレビでの視聴率が低い一方、政見放送のYouTubeでの動画配信が違法となっている現状を踏まえ、選挙管理委員会の公式ホームページなどで常時視聴できるようにすべきではないか、との意見を申し上げました。これに呼応して、出席議員からは、テレビの見逃し視聴アプリでの視聴を可能にすべき、との意見も出されました。総務省からは、現在も候補者自身のホームページでの配信は可能であること、さらなる変更にあたっては与野党の合意が必要、との回答を得ました。これからも、有権者が情報にアクセスしやすい選挙制度の実現に向けて努力したいと思います。

午前9時からは「総合農林政策調査会・農林部会合同会議」に出席しました。

本日は、「令和3年度『食料・農業・農村白書』 及び『森林・林業白書』構成案」と「土地改良法の一部を改正する法律案(条文)」について農水省から説明を受け、質疑が行われました。

午前10時からは「政調審議会」に出席しました。

本日は、10本の法律案の審議が行われ、いずれも了承されました。

正午からは「清和研議員総会」に出席しました。

安倍晋三会長は、会長挨拶の中で、予算委員会の質問者として清和研所属の先生方が活躍されていることを称えるとともに、総理大臣時代に各国に赴任する大使に対し、国益を守るための3つの使命として、「在留邦人の権利・安全を守ること」「トップセールスに全力を尽くすこと」「歴史戦はスルーせず戦うべきところは戦うこと」を伝えたというお話、さらに布製マスクの在庫7900万枚について、配布希望申請が2億8000万枚分に上ったことを紹介されました。

午後3時からは「社会的事業推進特別委員会」に出席しました。

本日は、橘慶一郎新委員長による初めての会議であり、冒頭に、当委員会の進め方についての説明を頂きました。

続いて、ヒアリンクが行われ、日本政策金融公庫の青野浩之国民生活事業本部創業支援部長から「日本政策金融公庫のソーシャルビジネス支援」と題したお話を伺い、引き続き、内閣府地方創生推進室より「地方創生に向けたSDGsの推進について」と題した説明を受け、質疑を行いました。

特に内閣府からは、地方創生SDGs官民連携事例として伊那市のドローン物流サービスなどの事例紹介がありました。

私からは、日本政策金融公庫と内閣府に対し、支援対象の社会的事業を選ぶ基準やプロセスについて質問し、回答を得ました。さらに、内閣府に対し、今後、地方自治体と民間企業のマッチングを通じた好事例が、全国展開につながるよう、さらなる取り組みをお願いしました。


総務部会・選挙制度調査会での逢沢一郎選挙制度調査会長のご挨拶です。


総合農林政策調査会・農林部会合同会議での江藤拓総合農林政策調査会長のご挨拶です。


政調審議会での高市早苗政調会長のご挨拶です。


政調審議会の審議案件一覧です。


清和研議員総会で挨拶される安倍晋三会長です。


社会的事業推進特別委員会での橘慶一郎委員長のご挨拶です。


伊那市の事例を含む官民連携事例を示した内閣府の資料です。

日本Well-being計画推進特命委員会、日本産酒類振興PT、物流調査会、厚生労働部会に出席しました

2022年1月26日 水曜日

1月26日は、午前8時から「日本Well-being計画推進特命委員会」に出席しました。

本日は、日本版Well-being Initiative 円卓会議の岡島悦子議長と篠田真貴子副議長から「産官学連携でWell-beingを高めるには」と題したお話を、日本青年会議所経済グループウェルビーイング経営委員会の小杉龍平委員長、中本泰一郎副委員長、藤木幸大副委員長から「ウェルビーイング経営の推進」と題したお話を伺い、質疑を行いました。

私からは、働く個人のWell-beingを高めるための3要素として掲げられた「働く楽しさ」「働く意義」「自己決定」を感じられる働き方の好事例を研究することが重要ではないか、さらに、企業にとってのステークホルダーである「顧客」「取引先」「株主」「社員」「地域」「将来世代」の内、特に重要なのが「取引先」との関係であり、取引先企業の発展も考えた取引を行う企業が評価される仕組みづくりを考えるべき、との意見を申し上げました。

午後1時からは「総合農林政策調査会・財務金融部会合同 日本産酒類振興PT」に出席しました。

本日は、国税庁と農林水産省から「日本産酒類振興のための関係省庁の予算及び取組み」について、文化庁から「日本酒、焼酎・泡盛等のユネスコ無形文遺産登録について」、それぞれ説明を受け、質疑を行いました。

午後3時からは「物流調査会」に出席しました。

本日は、公益社団法人日本ロジスティックシステム協会理事・JILS総合研究所所長の北條英先生から「物流の現状と課題について」と題したお話を伺い、経済産業省から「物流危機とフィジカルインターネット」についての説明を受け、質疑を行いました。

私からは、海外ではGDP増加と物流費の増加が相関しているのに対し、日本では乖離している状況にある原因について北條先生に質問し、回答を頂きました。

日本では物流業者がサービスで荷物の運び込みや検品をおこなったり、多くの荷待ちの時間があること、コロナ感染症による物流の減少から安値競争が発生していることなど、複数の要因から厳しい経営環境にあります。

ものづくり企業の取引に対する下請けGメンや公正取引委員会の調査を参考に、取引適正化の仕組みを構築することが必要ではないかと感じます。

午後4時からは「厚生労働部会」に、担当の政調会長代理の立場で出席しました。

本日は、厚生労働省から「子どもの一時保護の司法審査の運用上の論点について」と「子ども家庭福祉ソーシャルワーカー(仮称)の創設」についての説明を受けるとともに、牧原秀樹部会長から「児童福祉法改正にあたっての取り決め(案)」についての説明を頂き、これらを踏まえて意見交換が行われました。

私からは、司法審査の実効性について質問をするとともに、児童虐待の防止の観点から、新たな人材育成の過程で、実効性のあるファミリーサポートや虐待の加害者の更生などについての専門性を身に着けられるようにするべき、との意見を申し上げました。

本日は、主に、子ども家庭福祉ソーシャルワーカーの養成のあり方を中心に議論が行われ、本日出された議論を踏まえて「取り決め(案)」を修正し、金曜日に再び開催することとなりました。


日本Well-being計画推進特命委員会での下村博文顧問のご挨拶です。


リモートで参加された日本版Well-being Initiative 円卓会議の岡島悦子議長からお話を伺っているところです。


日本産酒類振興PTでの森山裕座長のご挨拶です。


物流調査会での今村雅弘会長のご挨拶です。


厚生労働部会での牧原秀樹部会長のご挨拶です。