8月26日は、朝食の後に、ホテル周辺を小一時間ほど歩きました。スタイリッシュな路面電車や連結バス、ケーブルカー、電動自転車や電動キックボードで通勤する人にも出会いました。旧市街を見下ろせる橋から、美しい街並みを写真に収めました。
午前10時には、欧州会計検査院を訪問し、トニー・マーフィー検査官から欧州会計検査院の業務について体系的な説明を受け、質疑を行いました。
欧州会計検査院では、EU諸国を横断的に検査を行っており、政策評価では、交通政策、農業政策、地球温暖化、移民問題、安全保障などのテーマについて扱ってきたとのお話でした。
会計検査院での会議の後、旧市街を見渡せる城壁を訪問しました。近代的なビジネスエリアと異なるルクセンブルクの歴史を感じる空間でした。
昼には、大使公邸において昼食を頂きながら、鈴木繁治特命全権大使から、ルクセンブルクについてのご説明を頂きました。
人口60万人の小国ながら、かつては鉄鋼に依存した産業構造を脱却し、投資信託規模で世界第2位を誇り金融業でGDPの約3割を生み出す金融立国を実現、近年はフィンテック、ICT、物流、宇宙資源開発などにも取り組んでいます。
また、義務教育課程でルクセンブルク語、ドイツ語、フランス語、英語を学び、多くの国民が多言語を話せるのも強みになっているとのことでした。
午後3時の便でルクセンブルク空港からフランクフルト空港に向かいました。
フランクフルト空港では、フランクフルト総領事館の角田剛隆首席領事から、ドイツの産業や食文化、移民政策など、様々なお話を伺うことが出来ました。
スウェーデン到着後にホテルに向かい、午後9時半過ぎから、明日以降の日程についての打ち合わせなどが行われました。
明日は、8カ所で面談や会食などが行われ、様々な分野の皆様にお会いする予定です。