本日は、衆議院決算行政監視等実情調査議員団での調査の4日目でした。
午前9時半からは、スウェーデン議会を見学しました。議会は1院政で、任期4年の自由名簿式比例代表制で、定数は349人です。昨年9月の総選挙の結果を踏まえて4ヶ月にわたる協議を経て、今年1月に4党で政策合意がなされ、少数与党で社民党のロヴェーン政権がスタートしたとのこと。
採決はボタン式で行われるなど、議場は近代的で機能的な印象を持ちました。
午前10時からは、財務委員会所属のインゲマル・ニルソン議員とオスカル・ショーステット議員、マティアス・カールソン議員から、決算審査の現状や課題についてのお話を伺いました。
午前11時過ぎには、国会近くの繁華街を歩き、最近、デパートの中に開店した無印良品の店舗を見学しました。この店舗の面積はヨーロッパの各店で一番広いそうです。
正午からは、ストックホルム市庁舎内のレストランで、オスカル・ショーステット議員とアリレザ・アクホンディ議員のお二人と昼食を取りながら、スウェーデンの抱える課題や、比例代表制度による選挙制度の実情など、様々なお話を伺うことが出来ました。
昼過ぎには、ノーベル博物館を訪問して、展示を見ました。本日は、「キング牧師」の特別展が開催されていました。日本人の受賞者では、天野浩先生の写真が掲げられていました。
午後3時には、国会の下に設けられた「国会・オンブズマン」の本部を訪問し、首席オンブズマンのエリザベート・リニングさんからお話を伺いました。
「オンブズマン」はスウェーデン語で、スウェーデンは制度発祥の地でもあります。現在、議会の任命を受けて4名のオンブズマンが活動しており、スタッフは75名とのこと。
午後6時半過ぎには、アーランダ空港からイギリスのヒースロー空港に向かいました。
明日と明後日は、イギリスの会計検査や下院の決算の状況、公文書管理のあり方などについてヒアリングを行う予定です。
(現在国会の建物として使われている旧スウェーデン銀行のホールです。)
(現在の政党の構成などについて説明を受けました。左上には、投票ボタンの写真があります。)
(私から、財政フレームの考え方について質問をしているところです。)
(広々とした無印良品の店舗で、看板とともに記念撮影をしました。)
(首席オンブズマンのエリザベート・リニングさんを囲んで記念撮影をしました。)