11月25日は、自由民主党 野菜・果樹・畑作物等対策委員会としての北海道畑作現地視察の2日目。
午前8時半に温根湯温泉のホテルを出発し、バスで芽室町に向かいました。
午前11時過ぎに、JAめむろ食用馬鈴しょ選別施設を見学しました。ここから、野菜・果樹・畑作物等対策委員会事務局長の根本幸典先生と、前衆議院議員の中川郁子先生、北海道議会議員の大谷亨議長と喜多隆一先生もご参加下さいました。
この施設は平成15年度に作られ、毎年8月下旬から3月上旬にかけて、「とうや」「マチルダ」「メークイン」、「男爵薯」の4品種の馬鈴しょの選別を行っています。
馬鈴しょは、はじめに人による選別で腐れや変形、傷ついたものを取り除かれ、その後、カメラ画像や赤外線センサーなどで分類されて、各規格毎のラインに流れていき、人による最終確認を経て箱詰めされ、最後にロボットでパレットに積まれていきます。
「今はベテランの皆さんが支えてくださっているが、人手が足りなくなりつつあり、一層の機械化も検討している」とのお話でした。
その後、隣接する貯蔵庫も見せて頂きました。今後は、加工食品向けの低温保管施設も必要となってくるとのこと。日本の食を支える産地を、これからもしっかり支援していきたいと思います。
その後、幕別町に移動し、昼過ぎから幕別温泉のホテルで昼食をとり、引き続き午後1時過ぎから意見交換会が開催されました。
始めに、十勝地区農協農産対策委員会の辻 勇 委員長からご挨拶を頂き、私からもご挨拶を申し上げました。
出席者の紹介の後、辻 勇 委員長と笠井安弘副委員長から「十勝畑作農業の永続的発展に向けた要請書」に基づき、要請を頂きました。
この要請では、「馬鈴しょを中心とした合理的輪作体系の確立」「てん菜対策」「大雨等による被災農地支援」を柱として具体的なご提言を頂きました。
意見交換の際には、特に種子馬鈴しょ生産者の負担が大きく、支援が必要とのご意見が多く出されました。良い種子馬鈴しょの供給は、生産量のアップにもつながる重要な要素であり、持続的な経営が可能となるよう、様々な面からの対応が必要であることを感じました。
意見交換会終了後に、とかち帯広空港に移動し、羽田には午後6時前に到着しました。
てん菜と馬鈴しょを中心に、オホーツクと十勝の畑作農業の強みと課題を理解することが出来た、大変有意義な現地視察でした。ご協力いただいた全ての皆様に、委員長の立場で心から感謝を申し上げます。
(朝、芽室町に向かう途中、りくべつの道の駅で休憩しました。ここはマイナス30度にもなる「日本一寒い町」です。今日は、マイナス4度でした。)
(JAめむろ食用馬鈴しょ選別施設に到着、施設の前で記念撮影を行いました。)
(選別の最初に、腐れ、緑化、変形などがある馬鈴しょを取り除く作業をされているところです。)
(馬鈴しょが7本のラインを高速で流れていきます。)
(施設の中を見学させて頂いた後に、選別のラインを背景に、根本幸典先生、中川郁子先生と記念撮影をしました。)
(隣接する馬鈴しょの貯蔵庫です。籠には、生産者ごとにタグが付けられていました。)
(十勝地区農協農産対策委員会の皆様との意見交換会の冒頭に、辻 勇 委員長からご挨拶を頂いているところです。)
(私から、委員長としてのご挨拶を申し上げているところです。)
(羽田に向かう飛行機からみた夕焼けがとても綺麗でした。)
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野菜・果樹・畑作物等対策委員会で北海道畑作現地視察(二日目)
2017年11月26日 日曜日野菜・果樹・畑作物等対策委員会で北海道畑作現地視察(一日目)
2017年11月25日 土曜日
午後3時過ぎには、北見市の「北海道糖業株式会社 北見製糖所」を訪問しました。鈴木貴子先生も駆けつけてくださり、貯蔵されたビートの山や、トラックで受け入れる様子、ビートの山を放水で崩しながら工場に送る様子、振動で石や土を払う工程などを見学させて頂きました。
会議室では、北海道糖業の嶋田一郎取締役をはじめとする皆様から、品質向上のための設備投資をされていることや、ビート農家の皆様を様々な面から支援されていること、収穫期のトラックの不足や繁忙期の人出の確保が課題であることなどについてお話を伺いました。
午後5時からは、温根湯温泉において意見交換会が開催されました。ここには、地元の武部新先生もご出席くださいました。
はじめに、オホーツク農協畑作青果対策委員会の渡邊勝美委員長からご挨拶を頂き、私と武部先生からもご挨拶を申し上げました。
引き続き、渡邊委員長から、「国際経済連携協定対策」「甘味資源作物対策」「作物共通対策」の3つを柱とする政策提言を頂き、これに基づき、意見交換が行われました。
特に、省力化や生産性向上を支援するための予算の確保や、道路・鉄道・船などの輸送のためのインフラ整備が重要であることを強く感じました。
明日は、芽室町でのばれいしょ関係施設の視察と幕別町での意見交換会開催の予定です。
(羽田から女満別に向かう途中、機上から撮影しました。)
(女満別空港から北見市に向かう途中にバスの車窓から撮影した風景です。圃場の圧倒的な広さを感じました。)
(北海道糖業北見製糖所のプラントです。昭和32年に建設され、順次設備投資が進められてきているとのことでした。)
(10月半ばから受け入れが始まったビートが貯蔵されている様子です。)
(ビートの山を放水で崩しながら、水路経由で工場に流しているところです。)
(工場に送られたビートに着いた土や混じった石を振動でふるい分けているところです。)
(トラックでビートを受け入れる場所で、視察に同行した皆様と記念撮影をしました。私の右が鈴木貴子先生です。)
(北海道糖業北見製糖所の会議室での意見交換会の冒頭に、北海道糖業の嶋田一郎取締役からご挨拶を頂いているところです。)
(温根湯温泉での意見交換会の冒頭に渡邊委員長からご挨拶を頂きました。)
(私からも御礼を兼ねたご挨拶を申し上げました。お陰様で、充実した意見交換ができました。)
農林役員会に出席、事業承継について総理に提言、農業基本政策検討委員会、科学技術イノベーション戦略調査会、自民党長野県議団との意見交換会に出席
2017年11月24日 金曜日
11月24日は、午前8時半過ぎから「農林役員会」に出席しました。卸売市場改革をテーマに意見交換を行いました。
午前10時には、「中小・小規模事業者の円滑な世代交代を後押しする議員連盟」の有志で首相官邸を訪問し、安倍総理に「事業承継に関する税制の抜本拡充を求める提言」をお渡ししました。
事業承継税制の改革により、次世代の経営者へのスムーズなバトンタッチと生産性革命につながる前向きな投資を促すことが出来ます。安倍総理からも前向きに取り組むとのお答えを頂くことが出来ました。
午前11時からは、「農業基本政策検討委員会」に出席しました。本日は、コメをめぐる状況について、議論のとりまとめにむけた質疑が行われました。
正午からは、「科学技術・イノベーション戦略調査会 医療分野の研究に関する小委員会」に出席しました。
本日は、理化学研究所の髙橋政代先生から「iPS細胞による再生医療とアイセンター」、京都大学の戸口田淳也先生から「iPS細胞による病気の再現と治療薬開発」と題したご講演を頂き、質疑を行いました。
iPS細胞を利用した治療や創薬の取組について具体的に学ぶことが出来、その可能性を感じたご講演でした。
午後1時半からは、自民党長野県議団の先生方との意見交換会に出席しました。
本日は、先生方から「平成30年度国の施策並びに予算に対する要望書」を頂き、10の要望事項について、ご説明を頂きました。
引き続き、後藤茂之県連会長はじめ出席した国会議員からコメントを申し上げ、その後、懇談を行いました。
今後も、地方創生実現のためにも、県議の先生方との連携を取りながら、頑張ってまいります。
(農林役員会での塩谷立農林・食料戦略調査会長からのご挨拶です。)
(中小・小規模事業者の円滑な世代交代を後押しする議員連盟としての提言を安倍総理にお渡しし、ご説明をしました。)
(農業基本政策検討委員会での宮腰光寛参与からのご挨拶です。)
(医療分野の研究に関する小委員会での古川俊治委員長からのご挨拶です。)
(自民党長野県議団の先生方との意見交換会で後藤茂之県連会長からご挨拶を頂いているところです。)