宮下一郎ブログ

野菜・果樹・畑作物等対策委員会で北海道畑作現地視察(二日目)

2017年11月26日

11月25日は、自由民主党 野菜・果樹・畑作物等対策委員会としての北海道畑作現地視察の2日目。

午前8時半に温根湯温泉のホテルを出発し、バスで芽室町に向かいました。

午前11時過ぎに、JAめむろ食用馬鈴しょ選別施設を見学しました。ここから、野菜・果樹・畑作物等対策委員会事務局長の根本幸典先生と、前衆議院議員の中川郁子先生、北海道議会議員の大谷亨議長と喜多隆一先生もご参加下さいました。

この施設は平成15年度に作られ、毎年8月下旬から3月上旬にかけて、「とうや」「マチルダ」「メークイン」、「男爵薯」の4品種の馬鈴しょの選別を行っています。

馬鈴しょは、はじめに人による選別で腐れや変形、傷ついたものを取り除かれ、その後、カメラ画像や赤外線センサーなどで分類されて、各規格毎のラインに流れていき、人による最終確認を経て箱詰めされ、最後にロボットでパレットに積まれていきます。

「今はベテランの皆さんが支えてくださっているが、人手が足りなくなりつつあり、一層の機械化も検討している」とのお話でした。

その後、隣接する貯蔵庫も見せて頂きました。今後は、加工食品向けの低温保管施設も必要となってくるとのこと。日本の食を支える産地を、これからもしっかり支援していきたいと思います。


その後、幕別町に移動し、昼過ぎから幕別温泉のホテルで昼食をとり、引き続き午後1時過ぎから意見交換会が開催されました。

始めに、十勝地区農協農産対策委員会の辻 勇 委員長からご挨拶を頂き、私からもご挨拶を申し上げました。

出席者の紹介の後、辻 勇 委員長と笠井安弘副委員長から「十勝畑作農業の永続的発展に向けた要請書」に基づき、要請を頂きました。

この要請では、「馬鈴しょを中心とした合理的輪作体系の確立」「てん菜対策」「大雨等による被災農地支援」を柱として具体的なご提言を頂きました。

意見交換の際には、特に種子馬鈴しょ生産者の負担が大きく、支援が必要とのご意見が多く出されました。良い種子馬鈴しょの供給は、生産量のアップにもつながる重要な要素であり、持続的な経営が可能となるよう、様々な面からの対応が必要であることを感じました。

意見交換会終了後に、とかち帯広空港に移動し、羽田には午後6時前に到着しました。

てん菜と馬鈴しょを中心に、オホーツクと十勝の畑作農業の強みと課題を理解することが出来た、大変有意義な現地視察でした。ご協力いただいた全ての皆様に、委員長の立場で心から感謝を申し上げます。


(朝、芽室町に向かう途中、りくべつの道の駅で休憩しました。ここはマイナス30度にもなる「日本一寒い町」です。今日は、マイナス4度でした。)


(JAめむろ食用馬鈴しょ選別施設に到着、施設の前で記念撮影を行いました。)


(選別の最初に、腐れ、緑化、変形などがある馬鈴しょを取り除く作業をされているところです。)


(馬鈴しょが7本のラインを高速で流れていきます。)


(施設の中を見学させて頂いた後に、選別のラインを背景に、根本幸典先生、中川郁子先生と記念撮影をしました。)


(隣接する馬鈴しょの貯蔵庫です。籠には、生産者ごとにタグが付けられていました。)


(十勝地区農協農産対策委員会の皆様との意見交換会の冒頭に、辻 勇 委員長からご挨拶を頂いているところです。)


(私から、委員長としてのご挨拶を申し上げているところです。)


(羽田に向かう飛行機からみた夕焼けがとても綺麗でした。)

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