2015年4月 のアーカイブ

外交・経済連携本部、中古住宅市場活性化小委員会、衆議院本会議に出席

2015年4月16日 木曜日

4月16日は、午前8時から「外交部会・財務金融部会・外交・経済連携本部 合同会議」に出席しました。

本日は、AIIB構想についてのヒアリングの第2回目として、拓殖大学総長の渡辺利夫先生を講師にお迎えし、お話をお聞きしました。

「中国の成長パターンは通常の市場経済国家と異なり、GDPの48%を固定資本形成(投資)が占めている。(アメリカは16%、日本は22%)」

「中国の市場経済化、改革開放は2001年のWTO加盟で終わり、その後は国家資本主義に変質した。」

「中央政府が管轄する独占的企業群(央企)112社が資源、エネルギー、通信、鉄道、金融を握っており、傘下に2万2000社の企業を抱えている。そして、地方政府がもう一つの主体で、多くの企業を傘下に抱えている。」

「所得分配が不平等なため家計支出が低い。したがってGDPに占める家計消費の割合が36%と低い。(アメリカは69%、日本は59%)」

「過剰投資、過剰生産により投資効率は下がっており、このままでは持続的発展は望めないため、4兆ドルの外貨準備を原資に、AIIBやシルクロード計画を打ち出し、アジアの巨大インフラ需要に応え、中国の影響圏を拡大しようとしている。」

など、中国の現状や戦略について分かりやすい解説を頂きました。


午前9時からは、「住宅土地・都市政策調査会 中古住宅市場活性化小委員会」に出席しました。

本日は、中古住宅市場の活性化に向けた論点整理と主な課題・提言事項(案)について、国土交通省より説明を受け、意見交換を行いました。

私からは、地方創生の観点からも、地方自治体と連携し、Iターン・Uターン・Jターンをサポートできるような空き家情報のデータベースを作るべきであること、高齢者の老後の生活を支えるリバースモーゲージで土地だけでなく家屋も資産評価され、金融機関からより多くの資金が借りられるようにするために、長期的な視点からの家屋の資産価値評価が出来るようにすべきであること、の2点について意見を申し上げました。

出席された多くの先生方からも様々なご意見が出され、最終の提言のとりまとめについては委員長に一任することが了承されました。


午後1時からは、約2時間にわたり、「衆議院本会議」が開催されました。

本日は、「都市農業振興基本法」の採決が行われ可決された他、「電気事業法等改正案」の趣旨説明が経済産業大臣から行われ、引き続き、各党の代表による質疑が行われました。

「電気事業法等改正案」は、電力システム改革の第3弾である発送電の法的分離を定めるとともに、ガスシステム改革、熱供給システム改革も含めた法案となっています。

日本のエネルギー供給の在り方を大きく変える重要な法案であり、充実した審議と早期の成立が望まれます。


(外交・経済連携本部長の衛藤征士郎先生からのご挨拶です。衛藤先生の左が渡辺利夫先生です。)


(「住宅土地・都市政策調査会 中古住宅市場活性化小委員会」の様子です。)

「健政会 朝食会セミナー」で講演、リニア特別委員会、G空間特別委員会、音声翻訳展示会、さくら祭り中央大会、地中熱エネルギー議連に出席

2015年4月15日 水曜日

4月15日は、午前8時から、参議院議員若林けんた先生の主催する「健政会 朝食会セミナー」において、「地方創生と予算」という題で、約30分、講演をさせて頂きました。

引き続き、若林先生から国政報告がありました。若林先生には、参議院自民党国会対策副委員長や、参議院財政金融委員会の与党筆頭理事などの立場で、大変お世話になっています。今後ともよろしくお願い致します。


午前10時半からは、「超電導リニア鉄道に関する特別委員会」に出席しました。

本日は、元NTTドコモ社長、元宇宙研究開発機構(JAXA)理事長の立川敬二先生を講師にお迎えして、「リニア新幹線を支える技術」と題したご講演を頂きました。

超電導技術の開発の歴史などについて、体系的なお話をお聞きすることができました。質疑の時間に、私から、これからの日本が重視すべき分野は何かを質問させて頂いたところ、航空機産業、医療分野、農産物に取り組むべき、とのご示唆を頂きました。


正午からは、「G空間情報活用推進特別委員会」に出席しました。

G空間情報とは、準天頂衛星を利用した高精度測位に基づく情報のことです。本日は、地理空間情報活用推進会議事務局、内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省などから、それぞれ現在の関係プロジェクトの進捗状況などについて説明を受け、質疑を行いました。

会の最後に、特別委員会の提案した社会実証実験の取組の推進や、地方創生、国土強靭化との連携、産学官連携での取組などを提言する政府に対しての要望書が採択されました。

午後1時からは、「多言語音声翻訳システム デモンストレーション展示会」に出席しました。

展示会には谷垣幹事長も出席され、スマートフォンの多言語音声翻訳アプリによるデモ、ペンダント型端末での翻訳デモ、病院受付・診察用翻訳システム、ホテル等受付端末デモなどを見学しました。

2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、ほぼ実用的な水準であることが確認できました。さらなるブラッシュアップを期待したいと思います。


午後2時からは、憲政記念館において「第50回さくら祭り中央大会式典」に「さくら振興議員連盟」の会員として出席しました。

本日は、記念すべき50回大会ということもあり、秋篠宮同妃両殿下がご臨席になり、おことばを賜りました。

さらに、来賓祝辞、さくら振興議員連盟議員紹介、さくらの女王紹介、「さくら功労者」表彰・感謝状贈呈、日本宝くじ協会からの「宝くじ桜」の贈呈などが行われ、閉会となりました。

引き続き、憲政記念館前庭で、「咲耶姫(サクヤヒメ)」という桜の苗木の記念植樹が行われ、私もスコップを持ち、参加させていただきました。素晴らしい天候と、満開の八重桜に恵まれ、とても気持ちの良いひと時でした。

懇親会では、地元からお見えになった大鹿村の村長、議長をはじめとする皆様、第10代大鹿さくらの女王の松尾南帆さんと懇談をさせて頂きました。


午後4時からは、「地中熱エネルギー利用促進議員連盟」に出席しました。

本日は、関係団体・企業の皆様からのヒアリングとして、「NPO法人 地中熱利用促進協会」、「株式会社ジオパワーシステム」、「ゼネラルヒートポンプ工業株式会社」、「ミサワ環境技術株式会社」、「三菱マテリアルテクノ株式会社」の皆様からお話を伺い、意見交換をしました。

地中熱利用の技術は、地下5メートルから7メートルの地中の温度が年間を通して安定していることを利用して、住宅やビルの冷房や暖房に活用するもので、初期投資は多少かかるものの、CO2の排出削減やエネルギーコスト削減に大きく役立つ技術です。さらなる広報と普及が必要であることを強く感じました。


(「健政会 朝食会セミナー」で講演をしているところです。)


(「超電導リニア鉄道に関する特別委員会」での竹本直一委員長のご挨拶です。左は本日の講師の立川敬二先生です。)


(「G空間情報活用推進特別委員会」での新藤義孝委員長からのご挨拶です。)


(ペンダント型端末を使った多言語音声翻訳システムのデモを見学する谷垣幹事長をはじめとする先生方の様子です。)


(さくら祭り式典の後に行われた記念植樹の前に、出席されたさくらの女王の皆さんの記念撮影が行われました。)


(憲政記念館の前庭は、満開の八重桜や咲き始めたツツジでとてもきれいでした。)


(満開のピンクの八重桜です。)


(地元から出席された大鹿さくらの女王の松尾南帆(みなほ)さんとの記念写真です。)


(懇親会での大鹿村の皆様との記念撮影です。女王の右は柳島村長さん、その右は、式典の講演会に「語り部」として出演された元NHKアナウンサーの平野啓子さんです。)


(「地中熱エネルギー利用促進議員連盟」での小池百合子会長からのご挨拶です。)

農業基本政策検討PT、多様な働き方を支援する勉強化、4月28日を主権回復記念日にする議連、衆議院本会議、普及事業推進議員懇談会に出席しました

2015年4月14日 火曜日

4月14日は、午前8時から「農業基本政策検討PT」に出席しました。

本日は、農林省より、「26年産米の価格下落への対応」と「米の安定取引研究報告書」について説明を受け、引き続き、JA全中とJA全農より「27年産米概算金に関するJAグループの検討状況、飼料用米の取り組状況」についてのお話をお聞きし、質疑が行われました。

概算金の水準については、過去の価格水準を参考に大口需要家との交渉なども踏まえて決定していくこと、全国で飼料用米の目標である60万トンの生産を確保すること、気象条件により生産余剰が出た場合に、基金事業を活用して市場隔離を行うことなどの方針が確認されました。

昨年のような米価水準の大幅下落を招かないよう、関係者が一致協力していかなければならないことを強く感じました。


午前10時半からは、「多様な働き方を支援する勉強会」に出席しました。

本日は、株式会社ニッチモの海老原嗣生代表取締役を講師にお迎えし、「欧米との比較で考える日本型雇用の特質 ~4つの問題はなぜ生まれたか~」と題したご講演を頂きました。

「欧米は、エリートとノンエリートがはっきり分かれた社会であり、ノンエリートの高齢者は安い賃金の熟練者として働き続け、結果として若者の雇用を圧迫している。」

「日本は、誰もがトップへを目指す構造であり、高齢者は給料が高く、実務能力が低くなり、定年で退職する。若者は低い給料で養成が可能なため、企業は未経験の新卒を一括採用し、若年者の失業率は低い。」

「日本型雇用が生み出す4つの問題は、若年者を幹部候補という名で長時間労働させること、出産女子が出世の階段から外れること、働かないのに高給な管理職の存在、階段から一度外れると、一生非正規雇用で低給与となること」

「欧米で男女共同参画が可能なのは、エリート同士の結婚では超高給のため家事・育児をアウトソーシングすることができるためであり、多数のノンエリート層は、休んでも昇進差が生まれず、同職・同給での復職が可能であり、男性も女性も育休取得が可能なためである」

など、示唆に富むお話を伺いました。日本型雇用の良さを失わずに、欧米型の良さをどう取り入れていくか、検討していく必要性を感じました。


正午からは、「4月28日を主権回復記念日にする議員連盟 総会」に出席しました。

1952年4月28日は、サンフランシスコ講和条約が発効し、日本が主権を回復、国際社会に復帰した、まさに日本の独立記念日とすべき日です。

本日は、「戦後の占領政策や憲法制定の経緯、サンフランシスコ講和条約の意義などについて、中学・高校の教科書にきちんとした記載をすべきである」、「祝日とすべきか否かについての国民的議論を通じて、4月28日の意味を広く考える機会とするべきである」など、様々な観点から意見が出されました。

午後1時から午後3時10分過ぎまでは「衆議院本会議」が開催されました。

本日は、参議院で修正された「在外公館法」についての同意が決定され、引き続き、「独法改革推進法」、「商工中金法・中小企業信用保険法」、「緑の気候基金拠出措置法」、「日本政策投資銀行法」についての採決が行われました。

さらに、「国民健康保険法」の趣旨説明と各党議員による質疑が行われました。


午後4時からは、「普及事業推進議員懇談会総会」に出席し、事務局長として司会進行を行いました。

本日は、先の衆議院総選挙の際に前会長の宮路和明先生が御勇退されたことを踏まえ、事務局として宮越光寛先生を新会長に、野村哲郎先生を新幹事長とする新たな役員体制を提案し、承認をされました。

引き続き、新会長の宮越光寛先生、前会長の宮路和明先生からご挨拶を頂き、議事に入りました。

本日は、農林水産省から平成27年度の共同農業普及事業と林業普及指導事業の状況を報告頂くとともに、団体の皆様から農業普及指導関係団体と林業普及指導関係団体の活動状況についてお聞きし、意見交換を行いました。

普及事業は、農林業の収益構造の改善による所得増加の原動力であり、地方創生の観点からも普及員の皆様の益々の活躍が必要です。これからも議員連盟としてしっかり応援をしてまいります。


(農業基本政策検討PT座長の宮越光寛先生からのご挨拶です。)


(「多様な働き方を支援する勉強会」の様子です。左端が本日の講師の海老原嗣生代表取締役です。)


(「4月28日を主権回復記念日にする議員連盟総会」での野田毅会長からのご挨拶です。)


(衆議院本会議の議事日程です。)


(普及事業推進議員懇談会の新会長に就任された宮越光寛先生のご挨拶です。左は、前会長の宮路和明先生です。)

参議院決算委員会に出席しました

2015年4月13日 月曜日

4月13日は、午後1時から午後6時過ぎまで、「参議院決算委員会」に出席しました。

本日は、平成25年度決算他2件を議題として、国会、会計検査院、財務省、厚生労働省、株式会社日本政策金融公庫、株式会社国際協力銀行に関する質疑が行われました。

特に、年金や生活保護など、厚生労働分野の課題を中心に、充実した質疑が行われました。

私も、財務副大臣として、年金の国庫負担に関する質問に答弁を行いました。

(質疑の様子は、参議院インターネット審議中継で、ご覧いただけます。)


(参議院決算委員会で、自民党の磯崎仁先生の質問にお答えをしているところです。)