2014年7月 のアーカイブ

南アルプスジオパークの旅に参加しました

2014年7月27日 日曜日

7月27日は、長野県が新たに決めた「信州山の日」です。本日は、「南アルプスジオパークガイドの会」の企画・後援による「展望を楽しむ 南アルプスジオパークの旅」に家内とともに参加しました。

午前8時半にバスで伊那市役所を出発し、ジオパークガイドの皆様の解説を聞きながら、初めに杖突峠に向かいました。

諏訪湖周辺を広く見渡せる「杖突峠展望台」では、中央構造線と糸魚川-静岡構造線が諏訪湖で交差し、複雑な地形ができていることを学びました。

次に、南に移動し、「中央構造線板山展望台」から、北の杖突峠方面を見ました。西側(左側)の固い花崗岩でできた急峻な山と、東側(右側)の崩れやすい片岩で出来たなだらかな山が中央構造線で向かい合っていることがよくわかりました。

引き続き、近くにある「中央構造線板山露頭」を見学しました。西側の内帯(領家変成帯)と、東側の外帯(三波川変成帯)の色の違いと、中間部分に粘土層があるのが確認できます。

説明によれば、この中央構造線は1億年以上前にアジア大陸で出来、その後1500万年前ころ、中央構造線を含むアジア大陸の一部が分裂して太平洋方向へ移動し、日本列島の骨組みができたとのこと。

そしておよそ300万年前に南アルプスが隆起して3000メートル級の山脈になったのだそうです。壮大な地球の歴史に思いをはせたひと時でした。


次に、鹿嶺高原に移動し、「雷鳥荘」でお弁当を頂きました。昼食後に、約1時間周辺を散策しました。標高約1800メートルの鹿嶺高原は、とても涼しく、霧も出てきましたが、高原に咲く様々な花や、あちこちに露出している片岩などを見ながら楽しいひと時を過ごすことができました。

最後に鹿嶺高原のキャンプ場で参加者の皆様、ガイドの皆様と記念撮影をしました。

今回の特別企画ツアーは、9月27日から30日にかけて伊那市をメイン会場に開催される「日本ジオパーク南アルプス大会」の際に行われる「ジオツアー」の予行演習を兼ねたものでもあるそうです。大会には、是非全国から多くの皆様においで頂きたいと思います。


(本日のツアーの案内ビラです。)


(中央構造線が関東から九州までつながる断層であることが分かります。)


(ピンクの線が中央構造線、黄色の線が糸魚川・静岡構造線です。2つの構造線が諏訪湖で交差し、中央構造線は大きく東西にずれていることがわかります。)


(諏訪湖を見下ろす「杖突峠展望台」での記念写真です。)


(「中央構造線板山展望台」から、北の杖突峠方面を見た風景です。急峻な左側の山と、なだらかな右側の山が中央構造線を境に向かい合っていることがよくわかります。)


(「中央構造線板山露頭」の現場です。左右の地質の違いがよくわかります。)


(露頭の近くで、周辺整備の作業をされていた高遠町長藤地区の皆様にお会いしました。皆様のご貢献に心から感謝申し上げます。)


(鹿嶺高原の「雷鳥荘」で昼食のお弁当を頂きました。)


(昼食後、霧の中、周辺を歩きました。)


(きれいでかわいい様々な花たちに出会うことができました。)


(あちこちに様々な色の片岩を見ることができました。これは、青色片岩(ブルーシスト)です。通常は上の写真の色で、水にぬれると、下の写真のように鮮やかな青い色に変わります。)


(ツアーの最後に、鹿嶺高原のキャンプ場で記念撮影をしました。このころには、すっかり良い天気となりました。)

神稲建設事業センター竣工式、みのわ祭り、伊那市日影区民納涼祭訪問、宮田村後援会役員会開催

2014年7月26日 土曜日

7月26日は、午前11時から、高森町に完成した神稲(くましろ)建設の新業務センターの竣工式に出席しました。

午後3時からは、「みのわ祭り祝賀会」、午後5時からは、伊那市日影区主催の「ふれあい納涼祭」の開会式に出席しました。

午後7時からは、「宮田村後援会役員会」に出席し、活動報告を申し上げるとともに、安全保障政策についてご説明をしました。懇親会では、役員の皆様と本音の意見交換をすることができました。

大変暑い日でしたが、多くの皆様とお会いすることができ、とても充実した一日でした。


(新しく高森町に完成した神稲建設の新事業センターの外観です。)


(祝賀会開始前に、神稲建設の福澤社長と、第6代の社長を務められた森田眞社長の胸像の前で記念撮影をしました。)


(竣工祝賀会では、当社がこれからの当地域の発展に大きくご貢献頂くことを祈念してお祝いの言葉を申し上げました。)


(みのわ祭りの祝賀会において、農・商・工のバランスのとれた箕輪町が、元気な町としてさらに発展されることをお祈りし、お祝いを申し上げました。)


(伊那市日影区ふれあい納涼祭開会式でのご挨拶です。)


(神輿をかついだ消防団の皆様との記念写真です。)


(流しそうめん、獅子舞、射的、ダンス等の楽しいイベントが盛りだくさんの納涼祭でした。)


(納涼祭で売っていたきゅうりです。切ってみるときれいな「ハート」と「星」の形をしています。かわいいですね。)


(宮田村後援会役員会で、地域活性化への取り組みや、安全保障政策についてお話をしました。)

長野県測量設計業協会南信支部経営者研究会で講演しました

2014年7月25日 金曜日

7月25日は、午後5時から伊那市で開催された「長野県測量設計業協会南信支部 夏期経営者研修会」で講演をしました。

今年の通常国会で成立した「公共工事の品質確保の促進に関する法律の一部を改正する法律」と「建設業法等の一部を改正する法律」の考え方と内容についてお話するとともに、伊那谷を発展させ、測量設計業協会の皆様にさらにご活躍頂けるよう、頑張っていく決意を申し上げました。

また、安全保障問題についても過去の経緯を含めたお話をしました。

研修会の後の懇親会では、皆様と充実した意見交換が出来ました。皆様のご意見やご提言を生かせるよう、さらに努力してまいります。


(研究会での講演の様子です。皆様真剣に耳を傾けてくださいました。)


(本日配付した資料です。クリックで裏面もふくめPDFファイルをご覧いただけます。)

リニア特別委員会打ち合わせ、産業総合研究所視察、阿部守一候補出陣式に出席

2014年7月24日 木曜日

7月24日は、午前8時から党本部において「超電導リニア鉄道に関する特別委員会 財務問題ワーキンググループ」が開催され、民間資金を活用した新たな資金調達の可能性について、勉強をしました。


その後、党本部から車でつくば市に向かい、午前10時半に「産業総合研究所 中央第二事業所」を訪問しました。現地で、経済産業部会長の山際大志郎先生と合流しました。

はじめに、ナノスピントロニクス研究センターのセンター長である湯浅新治先生から、電気と磁気の両方を利用する「磁気抵抗効果」の応用により、世界で作られるハードディスクの記憶密度を5倍、消費電力を5分の1にする実績を上げていること、今後、次世代の不揮発性メモリ(STT-MRAM)の実用化などにより無充電で長期間使用できるエコIT機器の実現を目指していることなどについてお話を伺いました。

次に、産業技術総合研究所の中鉢良治理事長、経済産業省の片瀬裕文産業技術環境局長をはじめとする皆様から産業技術総合研究所の概要や民間企業と連携状況につい て説明を受けるとともに、今後の新産業育成や中小企業支援の面で、どのような機能強化が必要かという点について議論を行いました。

午前11時半過ぎからは、ナノエレクトロニクス研究部門ファブシステム研究会代表の原史朗先生をはじめとするミニマルファブ技術研究組合メンバーの皆様から「ミニマルファブ」について説明を受けるとともに、実際に開発中のシステムを見学しました。

ミニマルファブは、5000億円の投資額が必要な従来型の巨大半導体工場に対し、約1000分の5億円で構築でき、製造期間をこれまでの1~6カ月から、1~3日に短縮できる画期的な構想です。

そのため、半導体をつくるウェハーのサイズを12インチ(約30センチ)から0.5インチ(約1.2センチ)にし、工場全体ではなく、幅29.4センチ、高さ144センチのミニマル装置の中だけをクリーンルーム化し、そのユニットを350台並べる形でLSIを作るという計画だそうです。これにより、従来型では200メートル四方必要だった工場が、20メートル四方の部屋で生産が可能となります。

本日は、実際に完成している露光装置や洗浄装置など、いくつかのユニットの動作を拝見しました。

このシステムの最も大きなメリットは、小規模多品種の半導体を低コストで開発、生産できることです。医療をはじめ、様々な分野での新たな製品開発の基礎となる素晴らしい取り組みだと感じました。


その後地元に戻り、午後7時から飯田市で開催された阿部守一長野県知事候補の出陣式に出席しました。

7月24日告示、8月10日投開票の日程でいよいよ長野県知事選挙がスタートしました。

私からは、自民党を代表して阿部候補を推薦した経緯や、一丸となって阿部知事を誕生させることが地域発展にとって必要であることを訴えました。

阿部守一候補からは「人材教育県づくり」「いきがい健康県づくり」「環境・経済県づくり」「人口定着県づくり」「グメーバル・観光県づくり」の5つの県づくりを目指して頑張るとの強い決意表明がありました。


(ナノスピントロニクス研究センターのセンター長である湯浅新治先生から、これまでの研究成果や、究極のエコ家電実現など、今後の見通しについてのお話を伺いました。)


(新たなデバイスを産総研が生みだし、民間の製造装置メーカーと生産技術を開発、電機メーカーが製品開発を行うという連携が新しい製品を生み出しています。)


(現在、世界中のメーカーがハードディスクのヘッド部分の生産や研究開発に使用している製造装置は、2005年に産総研と製造装置メーカーであるキヤノンアネルバの共同開発により、この研究室から生まれました。)


(産業技術総合研究所の中鉢良治理事長をはじめとする皆様と、新技術の開発をどのように新産業や新製品の開発につなげていくべきかについて議論を行いました。)


(産総研はこれまで炭素繊維の開発をはじめとする大きな成果を上げてきていますが、さらに様々な分野での貢献が期待されています。)


(産総研の中鉢理事長(私の右)をはじめとする皆様には、貴重な議論の機会を与えて頂き、心から感謝申し上げます。)


(ファブシステム研究会代表の原史朗先生から、ミニマルファブ構想について説明を受けているところです。)


(左が従来型の半導体製造工場、右が投資額1000分の1、クリーンルームのいらないミニマルファブです。)


(同じ形ですが、それぞれ違った機能をもつミニマル装置が整然と並んでいます。それぞれが小さなクリーンルームであり、生産工場であると言えます。)


(ミニマル装置を囲んで記念撮影しました。日本のものづくりを再活性化させる基盤となるシステムであると感じました。)


(私からは、自民党を代表して、推薦の経緯をお話するとともに阿部知事再選の重要性を訴えました。)


(阿部守一候補からは、「5つの県づくり」をめざすこと、さらに、リニアや三遠南信を生かした当地域の発展を目指すとの力強い決意表明がありました。)