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高遠城址秋祭り訪問、伊那中央病院開院十周年記念式典に出席

2013年11月4日 月曜日

11月4日は、午前11時半ごろに、家内とともに高遠城址秋祭りを訪問しました。

ちょうど、新そばまつりも行われており、早速「高遠そば」を頂きました。味噌と辛み大根をつゆに溶かして頂くおそばは格別でした。この「新そばまつり」は、11月10日まで、午前10時から午後2時まで行われています。皆様、是非お出かけください。

食事の後で、高遠城址公園内を歩きました。菊花展や物産展も行われており、多くの方々が来られていました。はじめは小雨の交じる天気でしたが、その後、日が差してくると、紅葉の色が鮮やかに変わり、本当にきれいでした。紅葉は、これからさらにきれいになってくるものと思います。


午後2時からは、「伊那中央病院開院10周年記念式典」に出席しました。

伊那中央病院は、伊那市、箕輪町、南箕輪村からなる伊那中央行政組合によって運営される病院として開院され、以来4度の増改築、高度医療機器の導入、新たな診療科の開設などを行い、地域の中核病院として大きく発展してきました。

本日の記念式典において、私からは、父が厚生大臣当時に、当時の小坂樫男伊那市長より、是非とも新病院建築をしたいとの要望があり、総務省との調整を行ったエピソードなどを紹介するとともに、上伊那地域の他の病院や医療関係機関と連携しながら、一層の発展をされることを期待して、お祝いのご挨拶を申し上げました。

第2部の記念講演会では、京都大学 物質─細胞統合システム拠点教授・設立拠点長の中辻憲夫先生より、「ヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の再生医療と創薬への応用 世界の現状と実用化に必要な技術開発」と題したご講演を頂きました。

先生から、安価で安定した新技術によってES細胞から心臓の筋肉細胞を創り、様々な研究機関などに供給する事業を、新たに起業した会社を通じておこなっておられるとのお話をお聞きし、今後の創薬を支えるプロジェクトのモデルであることを感じました。

また、先生からは、日本において、リスクをきちんと開示し、それを皆が理解した上でチャレンジできる環境を作り上げることが必要であるとのご指摘も頂きました。成長戦略の原動力となるイノベーションの実現に向けて、貴重なご提言だと思います。

第3部の祝賀会は、別の会場において立食パーティー形式で開催されました。

10年前の開院当時に院長先生であった小川秋實先生のご挨拶では、百数十人の旧病院の入院患者の皆さんを1日で新病人に移すのは大変だったこと、当時の救急センター担当医師の確保にご苦労されたこと、電子カルテシステム導入のために、数年をかけて準備したことなど、様々なエピソードをお聞きすることができました。

伊那中央病院が、多くの皆様の10年間のご苦労を踏まえ、一層の発展をされることを心から願っています。


(新そば祭りが開催されている「高遠閣」です。)


(地元の皆様が総出でおそばをゆでたり、盛り付けをされていました。)


(これが、新そばです。風味豊かで本当においしいおそばでした。)


(いつもご支援いただいている女性陣の皆様は、様々な物産販売で活躍されていました。)


(いま、高遠町で栽培に取り組んでいる「内藤とうがらし」の鉢が沢山ならんでいました。とうがらしの赤い色もとてもきれいでした。)


(菊花展では、さまざまな形に仕上げられた見事な菊の花を見ることができました。)


(公園内に立つ紅葉です。赤からオレンジのグラデーションがとてもきれいでした。)


(日が差してくると、赤い紅葉の葉がいっそう輝いて見えました。)


(伊那中央病院開院十周年記念式典でお祝いのご挨拶を申し上げているところです。)


(ご講演をお聞きした後で、中辻憲夫先生と記念撮影をさせて頂きました。)


(祝賀会では、開院当時に院長を務められた小川秋實先生から、当時の貴重なお話を伺うことができました。)