2013年11月9日 のアーカイブ

第31回伊那人形芝居公演を鑑賞、伊那市市政懇談会に出席

2013年11月9日 土曜日

11月9日は、午前10時から飯田市黒田人形浄瑠璃伝承館で開催された「第31回伊那人形芝居公演」を見に行きました。

本日は、伊那谷で人形芝居の保存・伝承に努める今田人形座(飯田市龍江)、黒田人形保存会(同市上郷黒田)、早稲田人形保存会(阿南町)、古田人形芝居保存会(上伊那郡箕輪町)の4座と、龍江小学校今田人形クラブ、箕輪西小学校古田人形クラブ、竜峡中学校今田人形座、阿南第一中学校早稲田人形クラブの皆さんが出演されました。

私は、開会式で「人形浄瑠璃は伊那谷の宝です。各地の保存会の皆様、小中学生のクラブの皆様を含め、人形浄瑠璃に取り組む全ての皆さんのご努力に敬意と感謝を申し上げます。」とご挨拶しました。

本日は、午前中に行われた四座の公演を鑑賞しました。

一番目の古田人形芝居保存会の皆様による「三番叟」は、華やかな人形の衣装と、軽やかな身のこなしが印象的でした。

二番目の龍江小学校今田人形クラブの「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」は、三歳の時に別れた母親を探して巡礼に出た八歳の娘と、再開を喜びつつも事情があって名乗ることが出来ない母親の切ない思いを演じるストーリーです。物語に引き込まれて、涙が出ました。

三番目の早稲田人形保存会の「鎌倉三代記 三浦別れの段」は、戦場で負傷した三浦の助が病気の母親を気にかけて戻るが、母親に戦場を離れたことを叱られ、戻ろうとするが、それを時姫が引き止めるというやり取りです。登場人物それぞれの思いが伝わる素晴らしい公演でした。

四番目の箕輪西小学校古田人形クラブも「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を上演しましたが、こちらは、語りを口語体に直して小学生の皆さんが行いました。また、前半と後半で人形遣いのメンバーが交代するなど、人形クラブ全員で創り上げた舞台でした。

改めて、人形浄瑠璃の楽しさや奥深さを感じることのできた公演でした。


午後4時からは、伊那市役所で開催された「伊那市市政懇談会」に参議院議員吉田ひろみ先生とともに出席しました。

白鳥孝伊那市長のごあいさつ、出席された伊那市のメンバーの皆様の紹介、私と吉田先生の挨拶に引き続き、白鳥市長から市の提案事項について説明を受けました。

リニア開業に向けた取組、人口増加対策、南アルプスに係る取組、農業や林業の振興、保健福祉の拡充、道路等のインフラ整備など、様々な課題について、具体的なご提言を頂きました。

引き続き、私と吉田ひろみ先生から、それぞれの課題についての考え方や対応についてお話を申し上げました。今後の伊那市、そして伊那谷の将来に向けた意見交換ができ、大変有意義な懇談会でした。


午後7時ごろには、JA上伊那の歴代役員の皆様の懇談会の席にお邪魔しました。久しぶりにお会いする皆様も多く、とてもうれしい会でした。皆様から、農業の振興にしっかり取り組むよう、激励を受けました。


(伊那人形芝居公演の開会式でお祝いのご挨拶を申し上げました。)


(古田人形芝居保存会の皆様による「三番叟」の演技です。)


(龍江小学校今田人形クラブの「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」は、母と子のお互いを思う気持ちが伝わる素晴らしい公演でした。)


(早稲田人形保存会の「鎌倉三代記 三浦別れの段」では、3人の登場人物が生き生きと演じられました。)


(箕輪西小学校古田人形クラブの語りの皆さんです。裃がかわいいです。)


(真剣な表情で人形を操る箕輪西小学校古田人形クラブの皆さんです。)


(公演の後に全員でのご挨拶がありました。多くのメンバーが人形浄瑠璃に取り組まれているのは、とてもうれしいことです。)


(伊那市市政懇談会の冒頭に、ご挨拶を申し上げているところです。)


(白鳥伊那市長から、各分野について、具体的な提案を頂きました。)


(JA上伊那歴代役員の皆様と、記念撮影をしました。)