2013年6月 のアーカイブ

個別化医療についての勉強会に出席、衆議院経済産業委員会と原子力特別委員会で会期末処理、自動車産業小委員会開催、衆議院本会議、清和研出陣式に出席、南信濃の皆様と懇談、国道・治水の要望を受領

2013年6月26日 水曜日

6月26日は、午前8時から「介護福祉議員連盟 総会」に出席しました。

本日は、シカゴ大学医学部の中村祐輔教授を講師にお招きし、「高齢化と個別化医療・持続可能な医療保険制度への道」と題したご講演をお聞きしました。

介護が必要になる状況を回避するために、ゲノム(遺伝子)解析による予防医療であるオーダーメード(個別化)医療が大切であることなどについて、明快なお話を頂きました。

一方で、遺伝子解析機は外国製に頼らざるを得ないこと、この十数年、がんの治療薬を中心に急速に医薬品の輸入が増えていることなどを知りました。ご指摘を頂いた日本の研究開発における課題を克服していくことの重要性を強く感じました。


午前9時35分からは衆議院 経済産業委員会理事会と委員会、午前9時55分からは衆議院 原子力問題調査特別委員会が開催され、それぞれ会期末の処理が行われました。


午前10時過ぎからは、昨日上京された売木村の皆様が、林野庁林政部の飛山龍一木材産業課長をお招きして開いた勉強会に途中から参加しました。

これから日本の林業をどう振興していくか、国の施策を学ぶとともに、熱心な質疑が行われました。売木村の林業の活性化のためにも、意義のある勉強会でした。


午前11時からは、「経済産業部会・自動車産業小委員会」が開催されました。

自動車産業をめぐる現状について、経済産業省、日本自動車工業会、日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会から説明を聞き、質疑応答を行いました。

特に、自動車関係団体の皆様からは、消費税率の2段階の引き上げに対応した税の軽減措置がなければ、買い替えのサイクルが伸びて国内販売が百万台近く落ち込み、壊滅的な打撃となることをお聞きしました。

秋の税制改正議論において、きちんとした方向性が出せるよう、努力していきたいと思います。


午後12時45分から行われた代議士会の際に、参議院において総理に対する問責決議が可決され、参議院の各委員会の審議もすべてストップすることにより、本日可決成立する予定だった電気事業法改正案が廃案となることを聞きました。

昨日までは、民主党は問責決議案に同調せず、法案の成立の見通しと聞いていただけに、本当にショックでした。国にとっての必要な改革よりも、参議院選挙を前に対立をあおることを優先した対応にがっかりしました。

ねじれ国会を解消し、様々な課題を一つ一つ解決していくためにも、参議院選挙になんとしても勝利しなければとの思いを強くしました。


午後1時からは、衆議院本会議が開催され、「配偶者防止法・被害者保護法」と「ストーカー行為規制法」の採決が行われた他、会期末処理が行われました。


午後1時20分からは、党本部において清和政策研究会の今国会の打ち上げと参議院選挙に向けた出陣式が開催されました。

町村会長からは、今回引退される谷川秀善先生、松村龍二先生、鈴木政二先生に対してのねぎらいと、来るべき参議院選挙に出馬させる皆様への激励のご挨拶がありました。

18年間の議員生活を終えられる三人の先生方に、花束の贈呈が行われ、引き続き、参議院選挙候補予定者の皆様のご挨拶がありました。いよいよ真の政権奪還を実現する戦いのスタートです。私も頑張ります。


午後2時半には、飯田市から来られた「南信濃高齢者クラブ」の皆様と参議院の国会見学待機所でお会いしました。

皆様に、昨年の衆議院選挙でのご支援に御礼を申し上げるとともに、参議院選挙でもお力添えを頂けるよう、心からお願いを申しあげました。三遠南信自動車道の開通により、南信濃の大きな発展が期待されます。早期の実現にむけて、さらに努力してまいります。


午後4時すぎには、地元の町村の皆様が、「国道153号線改良期成同盟会」「天竜川上流治水期成同盟会」などの要望で会館をお訪ねくださいました。リニア新時代に向けて、伊那谷の発展のためにも、さらに頑張ることをお誓いしました。


(「介護福祉議員連盟総会」での野田毅会長からのご挨拶です。)


(中村先生の講演資料より。2004年ごろから医薬品における貿易赤字が急速に拡大しています。)


(林野庁の飛山龍一木材産業課長(中央左)から、体系的なお話を伺い、売木村の皆様と充実した質疑が行われました。)


(自動車産業小委員会で、日本自動車工業会から要望をお聞きしているところです。)


(衆議院本会議開催前に開かれた代議士会で、石破幹事長から会期末にあたってのご挨拶がありました。)


(清和研打ち上げ式で、左から鈴木政二先生、松村龍二先生、谷川秀全先生に花束の贈呈が行われました。)


(南信濃高齢者クラブの皆様とともに記念撮影。皆様、元気はつらつで、私も元気を頂きました。)


(議員会館をお訪ね下さった伊那谷の町村長をはじめとする皆様からご要望を頂きました。実現に向け、しっかり努力してまいります。)

農林水産業・地域の活力創造本部、児童の養護を考える議員連盟、農林水産貿易対策委員会、北海道総合振興特別委員会に出席、売木村の皆様と懇談、

2013年6月25日 火曜日

6月25日は、午前8時から「農林水産業・地域の活力推進本部」に出席しました。

まず、、政府において、地域の活力推進本部を全国ならびに各県で立ち上げ、関係者の皆様の意見を生かしていく方針であることが報告されました。引き続き、自民党農林水産生産パンフレットの紹介があり、続いてJA中央会、日本林業協会、全国漁業協同組合から、今後の活性化に向けた意見表明がありました。

私も、農山漁村の活性化に向けた政策の実現に向けて、努力していく決意を新たにしました。


午前10時からは、「児童の養護と未来を考える議員連盟 総会」に出席しました。

塩崎恭久会長のご挨拶に続いて、全国児童養護施設協議会、全国乳児福祉協議会、全国母子生活支援施設協議会からご挨拶があり、この中で、保育園に比べて、児童養護施設などで働く方の給与水準が低く、一人で10人を世話する等、過酷な環境にあることなどがわかりました。

続いて、NPO法人Living in Peace 代表の慎 泰俊(しん てじゅん)さんからご講演を頂きました。

慎さんは、投資ファンドに努める傍ら、ボランティアで児童養護施設に住み込んだ経験から、児童養護施設の建て替えのための資金調達をクラウドファンディングで行うなどの活動をされています。

子どもたちの7割が被虐待児で、親の愛情が得られないことがその後の人生のハンディキャップになっていること、5人に1人が高校中退で、大検のための奨学金制度もないため、再チャレンジがしにくいこと、児童指導員の方々の労働環境が苛酷なため、精神的徒労感による燃え尽きリスクがあることなどのお話をお聞きしました。

質疑の中で、私から「個々の親の問題などを別として、養護が必要な子どもたちを増やさないために何が必要でしょうか。」と質問したところ、慎さんからは、「ずっと国民の所得が減少している状況が問題を生んでいる面があるため、経済成長によって所得の増加を図っていくことは大切なことだと思います。」との回答を頂きました。経済産業部会長としても、さらに頑張らなければと感じました。


午前11時からは、「農林水産貿易対策委員会」に出席しました。

本日は、農林水産物の輸出の優良事例として、
全農 畜産総合対策部より、「牛肉輸出事業」について
根室市アジア圏輸出促進協議会から「根室産サンマ輸出プロジェクト」について
福岡農産物通商株式会社から「野菜、果物、お茶など全国の農産物の輸出の現状」について
それぞれお聞きしました。

様々な努力で輸出に取り組んでいる皆さんの努力を知るとともに、輸出制限のある国や品目など、外交交渉を通じて政治が解決しなければならない課題についても再認識しました。


正午からは「衆議院 経済産業委員会 理事懇談会」に出席しました。明日6月26日に委員会を開催し、閉会中審査などの手続きを進めることが決まりました。


午後12時20分から、「衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 理事会」、午後12時25分から、同委員会が開催され、閉会中審査などについての採決が行われました。


午後1時半からは、「北海道総合振興特別委員会 北海道観光振興特別措置法制定に関する小委員会」に出席しました。

佐田玄一郎委員長より、「北海道観光振興特別措置法案」の概要の説明があり、北海道の一層の観光振興を図るために、その成立を図ることを全会一致で確認しました。


午後2時20分頃には、売木村長を先頭に、議員の先生方や役場の職員の皆様が議員会館を訪ねてくださいました。

国道418号線のバイパス建設についての要望を頂くとともに、スポーツトレーニングのメッカとするための取り組みや、都会の皆さんの農業体験「うるぎ米育て隊」の活動、地域おこし協力隊の皆さんの活躍など、最近の村の状況についてお話をお聞きしました。

売木村が、山村振興のモデル地域として発展するよう、しっかり応援してまいります。


午後4時からは、「超党派 憲法96条改正を目指す議員連盟 総会」に出席しました。

本日は、日本大学教授の百地章先生を講師にお迎えし、「憲法を主権者国民の手に」と題したお話をお聞きしました。

96条改正後でも、「両院で総員の過半数の賛成で発議し、国民投票での過半数の賛成が必要」という要件は、フランス並みであり、決してハードルが低くはないこと、(法律の制定は3分の1の出席議員の過半数で成立するため、総議員の6分の1以上でよいが、96条を改正しても、改正の発議だけでも総議員の2分の1が必要)

日本では、両院で3分の2という高いハードルがあるため、一度も発議も改正も行われてこなかったが、アメリカは戦後だけでも6回、ドイツ憲法は57回改正されていること、

「憲法は権力をしばるもの」という主張は憲法の一面しか表わさず、「国民をしばるもの」でもあり、「国に権力を与えるもの」でもあり、さらに「国の姿・かたちを示すもの」でもあること

96条の改正は、改正の発議を現実的なものとし、日本国民の意思がそのまま反映される国民投票を実現すること、すなわち憲法を日本人自身の手に取り戻すためであること

などについてわかりやすいお話を頂きました。


午後4時半からは、「農林部会・総務部会・文部科学部会合同 農山漁村をこどもの声で満たすプロジェクト小委員会 準備会」に出席しました。

この小委員会は、平成13年から21年に党内に設置されていた「都市と農山漁村の共生・対流を進める調査会」の成果を引き継ぎ、発展させることにより、学童期の子どもたちの農山漁村体験教育を促進し、制度化するために、農林部会・総務部会・文部科学部会の下におかれたものです。

本日は、小委員会の委員長に上川陽子先生、事務局長に、この小委員会の立ち上げに努力された務台俊介先生が就任されることとなりました。

その後、出席者全員から意見発表を行いました。皆様のご意見を伺い、改めてこの事業の重要性を再認識しました。伊那谷でも、農業体験や山村留学の取り組みが盛んに行われています。私からは、「モデル事業を早く卒業し、全国の小学生が必ず体験ができる体制を早期に確立するべき。」との意見を申し上げました。


(「農林水産業・地域の活力推進本部」では、石破幹事長から、この本部の設置の意義などについてお話がありました。)


(本日の配布資料です。左下が、農林水産業に関する政策パンフレットです。)


(児童養護を考える議連の塩崎会長のご挨拶です。左はご講演を頂いた慎さん、右は事務局長のふくだ峰之先生です。)


(「農林水産貿易対策委員会」で全農 畜産総合対策部よりお話をうかがっているところです。)


(北海道観光振興特別措置法制定に関する小委員会の佐田委員長からのご挨拶です。)


(売木村の清水村長(私の左)、後藤議長(私の右)をはじめとする売木村の皆様です。)


(「超党派 憲法96条改正を目指す議員連盟 総会」でご講演された百地章先生です。)


(「農山漁村をこどもの声で満たすプロジェクト小委員会(仮称)」の委員長に就任された上川先生からのご挨拶です。)

TPP交渉における国益を守る会に出席、衆議院選挙区割り法案再可決、全国青色申告会パーティーに出席

2013年6月24日 月曜日

6月24日は、午前11時半から「TPP交渉における国益を守る会」に出席しました。

TPPを巡る国内外の動きについての説明を受けた後、意見交換を行いました。

会の最後に、
1.党の決議に基づき、国益を守り抜く基本方針を示すこと、
2.国会と国民に対し情報開示と意見聴取を十分に行うこと、
3.国益の確保ができないと判断した場合には交渉からの脱退も辞さないこと
を政府に求める決議を全員一致で採択しました。

午後1時からは、衆議院本会議が開催され、参議院が衆議院選挙区の区割り法案を60日間採決しなかったことを踏まえ、「区割り法案を否決したとみなすべし」との動議について採決が行われ、可決されました。

午後2時から、あらためて衆議院本会議が開かれ、「区割り法案をただちに再議決すべしとの動議」に対し、各党の討論が行われ、採決の結果、動議が可決されました。

引き続き、区割り法案の再議決が記名投票で行われました。投票の結果、賛成384、反対91で、総数475の2/3である317を賛成が上回り、可決されました。

次に、外務委員会の2法案が採決された後、安倍総理から「G8サミット帰朝報告」が行われ、これに対して7党の代表が質疑を行いました。サミットにおいて、アベノミクスが注目を浴び、安倍総理が経済問題などで議論をリードされたことがわかりました。


本会議終了後、「全国青色申告会連合会 一般社団法人設立会員総会懇親パーティー」に出席しました。

私も自由民主党小規模企業税制確立議員連盟の事務局次長、そして経済産業部会長の立場でお祝いにご挨拶を申し上げました。

これからも、個人事業主の皆様の声をしっかりと踏まえて、地域経済の活性化に取り組んでまいります。


(「TPP交渉における国益を守る会」の冒頭での森山会長からのご挨拶です。)


(採択された決議文です。クリックでpdfファイルがご覧になれます。)


(本日の本会議の議事日程です。)


(青色申告会の皆様には、地元でも大変温かいご支援を頂いています。地域経済活性化に向けて頑張ります。)


(塩崎恭久先生(私の左)、沖縄県の青色申告会の皆様との記念撮影です。)

伊那市ますみヶ丘の皆様、箕輪町遺族会の皆様と靖国神社参拝、福島県伊達市梁川町でふるさと対話集会に出席

2013年6月23日 日曜日

6月23日は、午前8時半に、靖国神社の参拝に来られた伊那市ますみヶ丘の有志の皆様をお迎えし、記念撮影の後、一緒に昇殿参拝をさせて頂きました。

外は暑いぐらいの天気でしたが、本殿での参拝の最中には涼しい風が吹き渡り、御霊が歓迎をして下さっているようにも感じました。


午前9時40分には、箕輪町遺族会の皆様が靖国神社に到着されました。一緒に記念撮影をさせて頂き、これからも遺族の皆様のお声を体して、処遇の問題などに取り組んで行くことをお誓いしました。


その後、亀岡偉民先生の地元である福島県伊達市梁川町の2カ所で行われる「ふるさと対話集会」に出席するため、東京駅から午前10時40分発の東北新幹線で福島に向かいました。


まず、午後1時から3時にかけて、「梁川町富野地区」の皆様との対話集会に出席しました。

始めに亀岡先生と私からご挨拶を申し上げ、次に亀岡先生から内閣府大臣政務官としての活動報告や福島県の復興の現状についてお話がありました。

対話集会では、
「TPPが農業に及ぼす影響について、どう考えるのか」
「風評被害で予定していた椎茸の原木の出荷ができなくなったが、実績がないため補償対象にならない」
「アベノミクスの効果が地方で実感できるのは何時になるのか」
「農家の跡継ぎがいないため、荒廃農地が増えている事態を、どうすれば良いか」
など、真剣なご意見やご質問を頂き、亀岡先生と私からそれぞれの考え方を申し上げました。


その後、亀岡先生の本家の旧亀岡家住宅が、福島県重要文化財として移築保存、展示されているところを見学させて頂きました。

外観は洋館、内部は一室を除き和室というユニークな建物であり、様々なところに見事な装飾が施されているところなどが、とても魅力的でした。


午後4時からは、「梁川町粟野地区」の皆様との対話集会が行われました。

「市町村によって除染の基準や方法が異なるのは問題ではないか」
「こうした集会を県議会議員や市議会議員も行うべきではないか」
「復興税の流用問題について対応を聞きたい」
「TPPによって日本の農業に壊滅的な影響が出るのではないか」
などの点について意見交換を行いました。

皆さんが熱心に発言され、最後は2時間を若干オーバーするほどでした。本音で熱く語る皆様の姿勢に感銘を受けました。

2カ所の集会は、私自身にとっても、とても勉強になりました。良い機会を与えて下さった亀岡先生に心から感謝申し上げるとともに、益々のご活躍をお祈りします。


(伊那市ますみヶ丘有志の皆様と、靖国神社昇殿参拝を行いました。)


(箕輪町遺族会の皆様ともお会いしてご挨拶を申し上げることができました。)


(福島県伊達市梁川町冨野地区でのふるさと対話集会で、ご挨拶を申し上げているところです。)


(集会終了後に皆様と記念撮影を行いました。貴重なご意見をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。)


(会場の外にあった除染された柿の木です。木の肌が強力な水圧で剥かれて白くなっています。)


(広々とした伊達市の農村風景です。空が広く感じました。)


(旧亀岡家住宅の全景です。明治30年ごろに建てられたそうです。)


(欄間や建具など、ひとつひとつが素晴らしい芸術品です。)


(欅のらせん階段は、右側の手すりが山なりに湾曲し、左側の手すりは逆に反っているというユニークなデザインです。)


(2か所目の対話集会は、福島県伊達市梁川町粟野地区で行われました。)


(多くの皆様が熱心にご参加くださいました。「もっと時間がほしかった。」との声も頂きました。)


(福島駅に向かう途中で、車中からきれいな日没の写真をとることができました。)