2014年3月26日 のアーカイブ

中小企業政策調査会、衆議院経済産業委員会、日本経済再生本部、国家戦略本部に出席

2014年3月26日 水曜日

3月26日は、午前8時から「中小企業・小規模事業者政策調査会」に出席しました。

本日は、講師に東京大学新領域創成科学研究科の戸堂康之教授を講師にお迎えし、「臥竜中小企業の海外展開 その障害と必要な政策」と題した講演を頂きました。

地域内のつながりと、海外のつながりをもつ企業がイノベーションを生み出すこと、企業が国際化すると、生産性が向上し、国内雇用は減らず、高度人材に対する需要が高まること、国際化・産学連携・M&Aに対する支援が経済成長を実現するために重要であることなどがよく理解できました。


午前8時50分からは、衆議院経済産業委員会理事会、午前9時からは、経済産業委員会が開催されました。

本日の議事は、貿易保険法の一部を改正する法律案です。私は、附帯決議を担当する理事として、附帯決議について党内幹部の了承を受ける作業を行いました。

各党の質疑の後、正午過ぎに採決が行われ、法律案、附帯決議がともに賛成多数で可決されました。


午後1時からは、「外国人労働者等特別委員会及び日本経済再生本部 合同会議」に出席しました。

本日は、私もメンバーとして参加した「日本経済再生本部 労働力強化・生産性グループ」で行った14回のヒアリングやこれまでの議論をふまえた「労働力強化に関する中間とりまとめ(案)」について、塩崎本部長代行から内容の説明を頂き、質疑を行いました。

この中間とりまとめでは、日本の生産年齢人口が今後減少の一途をたどることを踏まえ、外国人技能実習制度を見直し、期限延長や受入人数枠の拡大、ガバナンスの強化、生活者としての受け入れ態勢の整備、新たな就労制度の検討などを提言しています。

女性や高齢者の労働力の活用、生産性の向上に加えて、高い技能と知識を有した外国人材を積極的に活用する際の一つの指針となるものだと思います。


午後3時半からは、「国家戦略本部 「2030年の日本」検討・対策プロジェクト 第14回勉強会」に出席しました。

本日は、日経BP未来研究所アドバイザーの川口盛之助先生を講師にお迎えし、「2030年、産業界はこうなる。 日本企業は何で食っていくのか」と題した講演をお聞きしました。

川口先生からは、約1時間にわたり、日本の最も大きな課題が雇用の創出と外貨の獲得であること、そのための方策として、第一に、これまでのものづくりに加えて、消費者に届ける部分で付加価値をつけ、ヤクルトレディのようなグローバル展開を図ることと、観光の振興を図ること、第二に、楽天市場のようにオープンなプラットホームでマイクロ起業を多く生み出すことが必要であることについて、明快なお話を頂きました。

私からは、企業が人を育てる余裕を失っている現状をどう改革するか、世界遺産と無形文化遺産数で世界第5位の日本が、インバウンド観光客数では世界30位にとどまっている現状を打開するために何が必要か、質問をしました。

川口先生からは、日本の大学院に在籍する社会人の比率が諸外国にくらべ圧倒的に低い現状を改め、大学院が人材を育成する機能を強化すべきであること、インバウンド観光の障害になっているもっとも大きな要因は言葉の壁だが、ウェブページの多言語翻訳が実現すると大きな効果を生み出すことが期待できることなどについて回答を頂きました。

様々な分野での日本の成長の可能性を感じることができたすばらしい講演でした。


(「中小企業・小規模事業者政策調査会」で講演された戸堂康之教授です。)


(経済産業委員会の議事日程と、附帯決議の案文です。)


(「外国人労働者等特別委員会及び日本経済再生本部 合同会議」での塩崎本部長代理からのご挨拶です。)


(本日、午前中に参議院本会議で過疎法改正案が成立したことを受けて、議員会館をお訪ね下さった全国過疎地域自立促進連盟の役員の皆様から感謝の言葉を頂きました。)


(「国家戦略本部 「2030年の日本」検討・対策プロジェクト」での川口盛之助先生の講演の様子です。)