2014年3月12日 のアーカイブ

都市農業に関する勉強会、日本経済再生本部、国土交通部会、放射性廃棄物小委員会、清和研政策委員会、郵便局利活用推進議連に出席

2014年3月12日 水曜日

3月12日は、午前8時から「都市農業に関する勉強会」に出席しました。

本日は、JA都市農業対策委員会村野弘一委員長、神奈川県横浜市の農業者三澤元芳さん、愛知県名古屋市の農業者飯田実さん、JAうつのみや総合企画室の遠藤良一企画課長から、それぞれ都市農業の抱える課題等についてお話をお聞きしました。

市街化区域内の農地を生産緑地に指定しない場合には、固定資産税額が農業収入を上回る場合もあるなど、様々な課題が明確になりました。私も、市街化区域内の農地の相続時の課題について指摘しました。都市の農地をどのように守り活用していくか、引き続き勉強をしてまいります。


正午からは、「日本経済再生本部」に出席しました。

本日は、一橋大学経済研究所の祝迫徳夫教授を講師にお迎えし、「アベノミクス2年目の課題」と題したご講演を頂きました。

成長戦略と年金・医療費の抜本的改革の両方に取り組まなければ、財政問題の長期的リスクをクリアできないとのお話でした。お話を受けて、私からも財政破たんリスクについて質問をしてお考えをお聞きしました。


午後1時からは、「国土交通部会」に出席しました。

本日は、前回に引き続き「公共工事の品質確保の促進に関する法律の一部を改正する法律案について」質疑を行い、部会として了承をしました。

さらに、「新たな「国土のグランドデザイン」の骨子の方向性」の試案が国土交通省より示されました。この「デザイン」は、新しい国土の姿を多角的に考察したものとなっており、大変参考になりました。今後は、さらに有識者懇談会を経て6月頃にとりまとめが行われる予定とのことでした。


午後2時からは、「資源・エネルギー戦略調査会 放射性廃棄物処分に関する小委員会」に出席しました。

本日は、日本原燃株式会社の川井吉彦社長から「日本原燃の事業について」伺い、引き続き日本原子力研究開発機構(JAEA)の佐賀山豊理事長補佐より「フランスにおける高速炉(ASTRID)について」のお話をお聞きしました。

原子燃料リサイクル事業の現状や、フランスにおける長寿命放射性核種の分離・各変換研究の実態について学ぶことができました。日本における放射性物質の減容化や核種変換による半減期の短縮等について、きちんとした計画を立てて対応していくことの重要性を再認識しました。


午後4時からは、「清和研 政策委員会」に出席しました。

本日は、拓殖大学の渡辺利夫総長を講師にお迎えし、「日中・日韓関係について」のご講演を頂きました。

特に、中国における「華夷秩序」(中華を中心として同心円的に広がり、周縁に位置する人種や民族ほど文明が低いとみなす古来の価値概念」や、韓国の「小中華主義」(韓国を中華世界を構成する一部、もしくは中華世界の正統的後継者として認識する考え方)が現在も観念として生きており、その中で、両国とも日本を自らより下に見ている面があることをお話し下さいました。

特に韓国においては、こうした伝統的観念が国際法を上回るため、日韓基本条約で「両国間の財産、請求権一切の完全かつ最終的な解決の確認」をしたにも関わらず、元徴用工に対する賠償金支払いなどの判決がでる状況になっているとのことでした。

日中・日韓関係を考える上での重要な示唆を頂いた講演でした。


午後4時前には、「郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟」に出席しました。

日本郵政株式会社の西室泰三社長より「日本郵政グループ中期経営計画」の概要についてご説明を頂くとともに、全国郵便局長会の黒田敏博会長より、課題についてお話を頂きました。

特に、黒田会長からは
1.株式の上場・売却の後もネットワークが維持していけるか。
2.ユニバーサルサービスの予算の裏打ちをどう確保するか。
3.新規業務の早期認可が認められるか。
4.分社化にともない発生する手数料にかかる消費税の減免が実現するか。
が大きな課題であるとのご指摘がありました。

こうしたご意見も踏まえつつ、郵便局を拠点として国民の望むサービスが提供されるよう、改革の方向性についてしっかり勉強していきたいと思います。


(「都市農業に関する勉強会」での山田俊男座長からのご挨拶です。)


(「日本経済再生本部」での塩崎恭久本部長代行からのご挨拶です。)


(「国土交通部会」での審議風景です。)


(「清和研 政策委員会」で、渡辺利夫総長のご講演を聞いているところです。)


(「郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟」での全国郵便局長会黒田敏博会長からのご挨拶です。)