2013年11月 のアーカイブ

外交・国防部会、資源エネルギー戦略調査会に出席、長土連中原会長と懇談、経済産業部会、農業農村整備の集い、税制調査会小委員会、合併町村支援議連、全国青色申告会懇親会、衆議院本会議に出席

2013年11月26日 火曜日

11月26日は、午前8時から「外交・国防合同部会」に出席し、中国による防空識別圏の設定について現状の報告を聞き、議論を行いました。今回の中国の一方的な措置は、東アジア全体の緊張を高める暴挙であり、認められないとの意見が相次ぎました。


午前8時からは、「資源・エネルギー戦略調査会及び経済産業部会、環境部会 合同会議」に出席し、議員立法である「東電福島第一原子力発電所における放射性汚染水の制御に関する特別措置法案」について意見交換を行いました。

私からは、資源・エネルギー調査会の政府における提言が政府が前面にでることを定めた基本方針に生かされていることを指摘するとともに、福島第一原発における汚染水などの作業は相互に連関していること、国(経済産業省)が補完しなければならないのは、特殊な場合に限られるのではないか、との観点から意見を申し上げました。そのほかにも、復興加速化本部提言との調整の必要性を指摘する意見なども出され、さらに内容について調整・検討を行うこととなりました。


午前10時前には、議員会館に長野県土地改良事業団体連合会の中原正純会長(前駒ヶ根市長)がお見えになり、中間管理機構などの新たな農業政策における土地改良区の役割の重要性、中山間地の農地の整備・活用などについてご意見を伺いました。貴重なご提言をこれからの農政にしっかりと生かしてまいります。


正午には、「経済産業部会」が開催され、顧問として参加しました。本日午後2時から開かれる税制調査会にむけて、税制の勉強を行いました。


午後1時半からは、「全国土地改良事業団体連合会・都道府県土地改良事業団体連合会 農業農村整備の集い」に出席し、長野県から出席した町村長の皆様にお会いしました。日本の農地をフル活用するためにも、土地改良事業の重要性が増しています。必要な事業の推進に向けて頑張ってまいります。


午後2時からは、「税制調査会小委員会」が開催され、復興法人特別税、法人税関係、地方法人課税の偏在是正、国際課税について役所より論点の説明を受け、意見発表が行われました。

私からは、来年4月の消費税率引き上げにともなう経済の失速を少なくするためにも、復興法人特別税の1年前倒しの廃止を実施すること、その財源を賃金の引き上げや、取引先との条件見直しによる下請け企業の経営改善などにつなげるよう、政府として経済界に働きかけていくことが重要であることを訴えました。


午後4時からは、「合併算定替終了後の新たな財政支援措置を実現する議員連盟 総会」に出席しました。

市町村合併後10年間は、合併しなかった場合と同額の交付税措置が得られる措置がありますが、その後5年をかけてその措置が削減される仕組みとなっています。しかしながら、現実には、合併市町村には、旧市町村単位での支所の維持や広域サービス充実のためのコストがかかり、引き続き財政支援がなければ運営が成り立たない現状にあります。こうしたことを踏まえ、本議連では、新たな支援の枠組みづくりをめざして活動していくこととなりました。


午後6時半前には、「全国青色申告会 全国代表者会議懇親会」に出席し、小規模企業基本法の成立に向けて努力することなどを表明し、ご挨拶を申し上げました。


午後6時45分からは、「衆議院本会議」が開催され、「防災減災国土強靭化基本法」と「特定秘密保護法」の討論と採決が行われ、いずれも賛成多数で可決されました。

特に、特定秘密保護法については、43時間の審議を踏まえ、自民、公明、みんな、維新の4党による12項目に及ぶ修正案がつくられ、この中には民主党の対案の考え方も生かされています。

我が国と国民を守るために、従来の秘密のうち特に安全保障や外交、テロなどに関連した情報を限定的に保護するものであり、これにより、海外の政府などとも安全保障などに関わる重要な情報を共有することができることとなります。

参議院での一層の充実した審議を経て、今国会での成立を期待したいと思います。


(「外交・国防合同部会」での中国の防空識別圏設定についての審議の様子です。)


(「資源・エネルギー戦略調査会及び経済産業部会、環境部会 合同会議」で意見を述べているところです。)


(長野県土地改良事業団体連合会の中原会長から、貴重なご意見を頂きました。)


(「経済産業部会」で、税制調査会に向けた勉強と意見交換が行われました。)


(「農業農村整備の集い」の出席者紹介で、元気にご挨拶をしているところです。)


(「税制調査会小委員会」に出席し、法人税減税などについて意見を述べました。)


(「合併算定替終了後の新たな財政支援措置を実現する議員連盟」での衛藤征士郎会長のご挨拶です。)


(「全国青色申告会 全国代表者会議懇親会」で、小規模企業や個人事業主の皆様の発展のために頑張る決意を込めてご挨拶を申し上げました。)

原子力特別委員会で福島第一原発を視察しました

2013年11月25日 月曜日

11月25日は、衆議院原子力問題調査特別委員会で、東京電力福島第一原子力発電所を視察しました。

参加したのは、森英介委員長をはじめとする11名です。

午前7時20分に国会議事堂を出発し、バスで福島に向かいました。

午前11時にJヴィレッジに到着し、はじめにホールボディーカウンターという視察前の体内放射線量の測定を行い、次に昼食をとりながら、東京電力より視察の概要について説明を受けました。

カメラや携帯電話等を含め、手荷物はここに預け、12時すぎに東電のバスで発電所に向かいました。

発電所到着後、入域管理センターで放射線のカウンターを身につけ、構内移動用のバスに乗りかえ免震重要棟に向かいました。

免震重要棟では、まず緊急時対策本部を訪問し、森委員長から激励を兼ねたご挨拶がありました。

次に、くつ下を2重、手袋は綿1枚、ゴム2枚の3重、カウンターをいれるポケットのついたベストを着て、白いツナギの防護服を着用、青いヘアーキャップをかぶり、フルフェイスのマスクとヘルメットという完全防備を整えてから、バスに乗って発電所内の各施設を視察しました。

特に、ちょうど4号機の使用済燃料プール内の燃料取り出し作業が始まったことを踏まえ、取り出した燃料を保管する共用プールと、4号機の取り出し作業の現場を見ることが出来ました。

これまでに、使用済み燃料プール内の未使用燃料をキャスクと呼ばれる運搬用容器に移し、トレーラーで近くにある共用プール施設に運搬、プールに保管する第一回目の作業を終え、明日から使用済み燃料を運ぶ2回目の作業を行うとのことで、本日は、4号機において、キャスクに防水のシールドをかぶせる作業を行っていました。作業には1年以上かかるとのことですが、廃炉に向けた第一歩の作業が始まったことは大きな意味をもつものです。着実な作業をお願いしたいと思います。

視察を終え、免震重要棟でマスクなどをとり、Jヴィレッジで若干の質疑応答を行った後、再びホールボディーカウンターを受け、内部被ばくのないことを確認しました。

また、身に付けた線量計によれば本日の視察でベータ線は未検出、ガンマ線は30マイクロシーベルトでした。これは、胸部レントゲンの50マイクロシーベルトよりも少ない値です。

全体日程を予定よりも50分程度早く終え、バスで一路東京へ向かいました。午後8時40分過ぎに議員会館に到着しました。汚染水問題等に取り組みながら、廃炉に向けた作業を行うことは、大変なことですが、着実に前進をさせなければならない、との思いを強くした視察でした。


(Jビレッジ到着後、はじめに東京電力の相澤副社長よりご挨拶を頂きました。)

伊藤勝朗氏 瑞宝双光章受賞祝賀会、売木村山村留学 30周年記念式典に出席しました

2013年11月23日 土曜日

11月23日は、正午から伊那市高遠町で開催された「伊藤勝朗氏 瑞宝双光章受賞祝賀会」に出席しました。

伊藤さんは、昭和38年に駒ヶ根郵便局に勤務されて以来、44年余りに亘って郵便事業の発展に貢献されました。素晴らしいお人柄で、皆様の信頼を集め、南信北連絡会会長や、信越特定局業務推進連絡会副会長、全国特定郵便局長会監事などを歴任されました。

その間、父と私と2代にわたりお世話になってきましただけに、今回の受賞をとても嬉しく感じています。

初めに郵便局長になられたのが、私たちの本籍地である現在の伊那市長谷の市野瀬郵便局だったことをお聞きし、改めてご縁を感じました。

奥様と共にお元気でお過ごしいただき、今後ともご指導を頂きたいと思います。


お祝いの挨拶の後、下伊那に向かい、午後2時半前に、「売木村山村留学 30周年記念式典に遅れて出席しました。

20周年以降に山村留学した皆さんや保護者の皆さん、売木村の皆さんが一同に会した盛大な会でした。

私からは、これまで30年に亘って関わって来られた全ての皆様のご努力に敬意を表し 、私自身、山村留学や農山漁村での体験を応援していきたい、との思いをこめてお祝いのご挨拶を申し上げました。

その後の「収穫発表会」では、現在山村留学している6名の皆さんによる農事発表と個人体験発表がありました。にわとり小屋作り、サバイバル生活体験、こんにゃく作り、カカシ作り、オリジナル木の実スイーツ作り、太鼓作りと、それぞれ写真と語りの素晴らしい発表でした。特に、農事発表では、収穫した野菜で作った漬物やサラダの試食、個人発表でもこんにゃくやスイーツの試食があり、大変美味しく頂きました。

全体発表では、皆で作詞した詩に曲をつけた山村留学のテーマソング「道」の発表がありました。特に歌詞が素晴らしかったので、ご紹介します。

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自分で決めた道  心配だった  不安だった
だけど逃げ出さなかった
同じ思いを抱いた  仲間ができた

あの山を越えて  届ける想い
仲間は家族へとかわり
少しずついろんなことができるようになる

みんなで歩んだ道  つらかった楽しかった
気づけばあっと言う間
お互いの道を歩む
けれどまだ旅は終わらない

この空の向こう届ける願い
気持ちは軽くなり
少しずついろんなことが
見えるようになる

売木(ふるさと)へ届ける思い
ここに来て良かった
そして広がっていく
たくさんの「ありがとう」
振り返れば大きくなる足跡
今も確かに感じてる
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その後、太鼓の演奏があり、6人そろって2曲、そして卒園生の皆さんも加わって1曲の披露がありました。皆の心が一つになった素晴らしい演奏でした。

山村留学を通じて生徒の皆さんが素晴らしいパワーを身に付けたことを実感した祝賀会でした。


(祝賀会の前に、伊藤勝朗さんと奥さまとともに記念撮影をしました。)


(受章祝賀会で、伊藤さんの長年のご活躍を称え、心からのお祝いのご挨拶を申し上げました。)


(売木村山村留学30周年記念式典に遅れて到着し、お祝いのご挨拶を申し上げました。)


(現在の山村留学生6名の皆さんによる農業体験の発表の様子です。)


(左上は、皆で育てた作物の一覧、右上は、皆で作ったポテトサラダと野沢菜、左下は、遼大君手作りの2色のこんにゃく、右下は理彩さん手作りの柿いりのチョコスイーツです。)


(佑君のにわとり小屋作りの発表の様子です。数か月かけて、2階建ての素晴らしい小屋ができました。)


(健司君のサバイバル生活チャレンジの発表。竹とわらのテントの写真です。)


(由加さんの作った家族(両親と本人)のかかしです。家族の温かさが感じられる作品でした。)


(亮君による太鼓づくりの発表の様子です。プロに指導してもらいながら、素晴らしい太鼓の胴ができました。)


(現役の31期生6人による山村留学のテーマソング「道」の合唱の様子です。)


(6人が気持ちを合わせた太鼓の演奏も素晴らしいものでした。)

農林部会林政小委員会、農林役員会に出席、北海道の町村長の皆様より要望、地方財政の確立について官房長官に申し入れ、建築板金業振興議員連盟幹部会と総会に出席、健康保険組合長野県連合会より要望

2013年11月22日 金曜日

11月22日は、午前8時から「農林水産戦略調査会・農林部会林政小委員会合同会議」に出席しました。

木材利用ポイント事業の状況について報告を受けるとともに、森林環境税の創設・温暖化対策税の活用について関係省庁よりヒアリングを行い、意見交換をしました。

私からは、特に、森林環境税が全国の33県で徴収されている一方、東京や大阪など大都市での実施がない状況を踏まえ、国税として薄く広く集め、森林保全に使用する新税の創設が必要であることを訴えました。


午前9時からは、農林役員会に出席しました。米政策を中心とした農業政策の改革について、財政当局との折衝状況などの報告を農林省より受け、質疑を行いました。個別の政策の単価などについては週末に詰め、来週改めて全体像を示すということになりました。


11時前には、北海道の音威子府村、ニセコ町、日高町の町村長の皆様から、過疎債の対象事業を拡大し、町村立高校の施設整備などを加えるご要望を頂きました。地域で活躍する若者を育てる努力をされている町村の皆様の声を踏まえて、過疎対策特別委員会の事務局長としてしっかり検討することをお約束しました。


午前11時15分からは、国会議事堂内の大臣室(閣議前に閣僚の懇談が行われる部屋)において、議員連盟「真の地方財政の確立と地方の活性化をはかる会」として、「地方財政の確立と地域活性化に向けた提言」を菅官房長官にお渡しし、懇談をしました。私も議員連盟の事務局次長として参加しました。

この提言は、
1.地方一般財源総額を確保するとともに、地方法人二税等の偏在を是正すること
2.東京オリンピックの効果を全国に波及させるため、政府は総力を上げて様々な施策を講じること
3.地域に雇用を生み、定住が促進される施策を講じること
4.円安による影響を緩和するために燃料費対策等を講じること
を柱として、それぞれ4~9項目の具体的な施策を提案しています。個別の施策実現のため、私達自身も頑張ってまいります。


正午からは衆議院本会議が開催され、「国家公務員法改正案」についての趣旨説明と各党による代表質問が行われました。


午後1時からは、「農林水産戦略調査会・農林部会・農業基本政策検討PT合同会議」に出席しました。多くの出席議員から、具体的な全体像を示すことが必要であるとの意見が出されました。


午後1時半からは、「建築板金業振興議員連盟」主催による国に対する要請集会が開催され、私は新たに就任した事務局次長の立場で参加しました。

本会合には、全国各県の建築板金業の代表者の皆様と、議員連盟役員が出席しました。議員連盟会長である石破茂会長からのご挨拶の後、日本建築板金協会の石本惣治会長から、国道交通省 土地・建設産業局 建設市場整備課の屋敷次郎課長に対し、「板金業技能労働者への適切な賃金水準の確保について」と題した要望書が手渡されました。屋敷課長からも、要望をしっかりと受け止め、努力していきたいとのご挨拶がありました。


午後3時には、健康保険組合連合会長野県連合会の代表の皆様がお見えになり、平成25年度健康保険組合全国大会で決定された決議を頂きました。

健康保険組合の現状等について伺ったお話の中では、特に65歳から74歳までの前期高齢者医療の財政調整による「納付金」負担が、組合員の中に一人でも高額医療を必要とする方が出ると、突然跳ね上がる仕組みとなっており、組合財政の不安定化を招いている現状についてお聞きしました。後期高齢者医療制度を参考にしながら、安定的に支える制度に改革することが必要であることを痛感しました。


午後4時からは、「建築板金業振興議員連盟総会」に出席しました。石破会長のご挨拶に引き続き、議員連盟所属議員が出身県の理事長とともに登壇し、挨拶をしました。

私も、長野県板金工業組合の太田吉雄理事長とともにご挨拶をしました。太田理事長によれば、アベノミクス効果もあり、仕事は増えているが、なかなか利益が上がる価格での受発注が行われていないこと、若手の入職者が少なく、人手不足が続いてるとのことでした。入札制度改革や人材育成に対する支援の充実などに頑張ってまいります。


(「農林水産戦略調査会・農林部会林政小委員会合同会議」での中谷調査会長からのご挨拶です。)


(北海道の音威子府村、ニセコ町、日高町の町村長の皆様から、改めて過疎債事業での町立高校への支援について要請を受けました。)


(「真の地方財政の確立と地方の活性化をはかる会」の役員から菅官房長官に対し提言の説明を行い、懇談をしました。)


(「建築板金業振興議員連盟」主催の要請集会で新たな事務局次長として紹介を受けました。)


(健康保険組合連合会長野県連合会の代表の皆様から、持続可能な医療保険制度の確立に向けたご提言を頂きました。)


(「建築板金業振興議員連盟総会」で、長野県板金工業組合の太田吉雄理事長とのツーショットです。)