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徳島県で地方創生の取り組みを視察

2015年9月29日

9月29日は、地方創生の取り組みについて学ぶため、徳島県を訪問しました。

午前9時前に羽田空港を出発し、10時半前に徳島県を阿波おどり空港に到着し、車で神山町に向いました。

11時20分からは、神山町の農村環境改善センターで、NPO法人グリーンバレーの大南信也理事長と河野公雄事務局長からお話を伺いました。

IT企業等を誘致する「サテライトオフィス」の取り組み、ビストロ、靴屋、総菜屋など町に必要な店を誘致する「ワークインレジデンス」のプロジェクト、求職者支援訓練をおこなう「神山塾」の実施などを通じて、多くのIターンの人材を呼び込み、大きな成果をあげておられることを学びました。

神山プロジェクトの概要については、こちらをご参照ください。

午後12時15分からは、「カフェオニヴァ」で昼食を頂きながら懇談をしました。オーナーの齊藤郁子さんは、IT企業出身。神山町の古民家を購入、改修してレストランをはじめられたそうです。お料理もおいしく、とてもおしゃれで素敵なお店でした。

(インターネットで公式フェイスブックページ紹介記事を見つけました。ご参照ください。)

午後1時には、「えんがわオフィス」を訪問しました。

ここは、縁側のある古民家を改修してオフィスにしたところで、現在、株式会社プラットイーズという4Kの映像コンテンツの作成・編集などを手掛ける会社が入っており、約20名の方が働いておられます。

本社は恵比寿にあり、そこと同じ業務を行っていますが、それを可能にしているのは、テレビが地上デジタルに移行する際に難聴取地域解消のために徳島県が約10年かけて整備した高速インターネット網だそうです。

蔵を改装した大規模サーバーの建物もあり、本社のデータのバックアップ拠点になっているとのことでした。しっかりしたネットワークインフラがあれば、中山間地でもIT企業の立地が可能となることを示す好例だと感じました。

その後、商店街にIターンでこられた皆さんが出したお店を訪問しました。

靴屋さん「リヒトリヒト神山」の金澤光記さんは、障害者の方の靴をつくってきた技術を生かして、オーダーメードの革靴をつくられています。各地からお客さんが見え、通常約1カ月で納品のところ、現在は注文が多いため約半年待ちだそうです。

総菜屋さん「535(ごみさんく)」の五味綾子さんは、インターネットで神山塾の存在を知って参加、この地でお店を開くことを決めたそうです。お店と住居が一緒で、賃料が月1万円。お店の改修は、地元の鎌田名臣さんが手伝ってくれたそうです。おいしいお弁当とお惣菜が好評で、リピーターが多いとのことでした。

午後1時45分には、「サテライトオフィス・コンプレックス」を訪問しました。

ここには、10の会社や組織がオフィスのスペースを借りて様々な研究開発などを行っています。

本日は「Terada 3D Works」の3Dクリエーター、寺田天志さんにお話を伺いました。映画やCMの車のCGモデリングなどを手掛けている他、3Dプリンターの活用法についての研究などもされているとのこと。ご自身の住む古民家の改修の際には、出来あがりの3Dイメージをつくり、大工さんに説明したそうです。

このサテライトオフィスの近くには、地域の方が毎日交代で料理をつくる「地野の食堂」と、1週間程度泊まれる宿泊施設もつくられています。地方での働き方の新しいモデルとなる取り組みだと感じました。

その後徳島市に移動し、午後3時10分から「石原金属株式会社」を訪問しました。

ここでは、徳島大学 四国産学官連携イノベーション共同推進機構の坂井貴行教授と、阿波銀行の方が石原金属株式会社の石原譲社長から、粉塵が出ないステンレス研磨の方法について相談を受け、徳島大学大学員の溝渕啓博士を紹介、共同研究によって砥石と水を使う湿式の研磨法を開発した経緯について、お話を伺いました。

徳島大学と阿波銀行では、石原金属以外にも、地域の多くの中小企業をまわり、ニーズをくみ上げ、研究開発やビジネスプランニング、事業化をサポートされてます。地方経済活性化と地方創生の原動力となる素晴らしい取り組みだと感じました。

(詳細は、徳島大学坂井教授の資料阿波銀行の資料をご参照ください。)


午後4時10分には、徳島大学産学官連携プラザの会議室で、「株式会社 言語理解研究所」の代表取締役をされている徳島大学大学院教授の青江順一博士から、お話を伺いました。

本日は、会話を分析して感情を認識するシステムを応用し、コンピューター画面の男の子とお年寄りが会話をするプログラムの実演を頂くとともに、ロボットを活用した見守りシステムなどについてビデオでの説明を頂きました。

様々な分野での応用の可能性のある素晴らしい研究であると感じました。


午後5時半過ぎに阿波おどり空港を出発し、羽田に戻りました。地方創生につながる様々な最先端の取り組みを見ることが出来、大変有意義な1日でした。


(徳島阿波おどり空港に到着、阿波踊りの像の前で、四国財務局の梶原広彦局長(左)、徳島県商工観光労働観光部の吉田英一郎部長(財務省より出向)のお二人と記念撮影しました。)


(NPO法人グリーンバレーの大南信也理事長(左手前)から概要の説明を頂いているところです。)


(概要説明の後、グリーンバレーのオフィスが入っている神山町農村環境改善センターの前で、大南理事長と記念撮影しました。)


(お忙しい所、ご挨拶に駆けつけて下さった神山町の後藤正和町長と「えんがわオフィス」の建物の前で記念撮影しました。)


(「カフェオニヴァ」の2階で昼食を頂きました。)


(食事の後、「カフェオニヴァ」の齊藤郁子さん(右)をはじめとするスタッフの皆様と。)


(「えんがわオフィス」に入っている株式会社プラットイーズの社員の皆様からお話を伺いました。左端は、詳しいご説明を頂いた広報担当の谷脇研児さんです。お忙しい中、ありがとうございました。)


(靴工房「リヒトリヒト神山」の金澤光記さんは30歳。若い皆さんが頑張っていることを感じました。)


(総菜屋さん「535(ごみさんく)」の五味綾子さん(中央)と、地元の鎌田名臣さんから、開店の経緯などについてお話を伺いました。)


(昔の縫製工場を改修したサテライトオフィスの様子です。とても都会的な雰囲気です。)


(「Terada 3D Works」の3Dクリエーター寺田天志さんからお話を伺いました。)


(サテライトオフィスの近くにある「地野の食堂」(左)と宿泊棟(右)です。)


(宿泊棟の向こうには、こんな素晴らしい風景が広がっていました。)


(皆で「地野の食堂」の縁側にすわって、記念撮影しました。)


(石原金属株式会社で、ステンレス研磨の様子を見学させて頂きました。左がもとのステンレス、右が研磨したものです。免震装置のベースや、食品用タンクに加工されて使用されるそうです。)


(これが、新しく開発された砥石と水による湿式の研磨装置です。)


(右から、徳島大学の坂井貴行教授、徳島大学大学院の溝渕啓博士、私、石原金属の石原譲社長、阿波銀行の山下真弘経営統括部長、里正彦営業推進部経営役です。)


(徳島大学産学官連携プラザの会議室で、人工知能の男の子との対話を体験しているところです。)


(見守りなどに活躍するロボットの前で。中央が徳島大学大学院教授の青江順一博士、左が徳島大学の吉田和文副学長です。)


(徳島空港では、徳島県が企画した「マチ★アソビ」というイベントの一環で、GOD EATERというアニメの巨大な怪獣が展示されていました。コスプレイベントなども行われているとのことでした。)

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