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松川町の「なかひら農場」を訪問しました

2023年8月27日 日曜日

8月27日は、午前中に松川町の「株式会社なかひら農場」を訪問しました。

「なかひら農場」は、リンゴ園の経営、様々な果物・野菜飲料の生産・販売や、りんご狩り等の自然体験ができる観光事業などを展開されています。

本日は、中平義則社長から、伊那食品工業株式会社の協力を得て開発した凍霜害防止剤「芽守~めもり~」と植物活力剤「実守液~みもりえき~」についてのお話を伺いました。

凍霜害防止剤「芽守~めもり~」は、芽守粉(伊那食品工業の開発した寒天の粉)と芽守蜜(糖蜜)を水に溶かし、霜が予想される前日にスピードスプレーヤーで散布することにより、花芽をコーティングし、霜による低温被害を減少させるもので、既存の燃焼材より大幅にコストが安く、防霜ファンでは対応できないマイナス3度を下回る場合にも効果を発揮するとのことでした。

植物活力剤「実守液~みもりえき~」は、寒天の製造過程で生み出される海藻由来の溶液で、植物の育成を活発にさせる多様なアミノ酸とミネラル分を豊富に含有しており、植物の細胞壁を強くし、りんごでは保存期間の延長、米では収穫量増加などの効果があり、ネギやトマト、イチゴ、芝生の育成などでも効果を発揮しているとのことでした。

実証データについては、農業改良普及センターや信州大学、取引先業などと連携しながら分析をされているそうです。

地元の企業の皆様の連携で、新しい農業技術が生まれるのは、とても嬉しいことです。

ご興味のある方は、株式会社なかひら農場 (TEL 0265-36-5959)までお問い合わせください。


左から、株式会社なかひら農場の中平義則社長、中平孝雄会長、私と妻です。


左の箱が「芽守」のパッケージ、中央が、その中に入っている芽守蜜と芽守粉、右が「実守液」のパッケージです。


「芽守」の概要です。

「実守液」の概要です。