本日、清和政策研究会における政治資金問題に関する記者会見を行い、私自身の受けとめや今後の対応について、下記の通りコメントを出させて頂きました。
<受けとめと今後の対応について>
昨年末から、清和研が、政治資金規正法違反により検察の捜査を受けており、この度、清和研の会計責任者らが公判請求されるに至りました。
私が所属する政策集団の政治資金問題で、国民の皆様の政治不信を招く結果となりましたことを、深くお詫び申し上げます。
先週金曜日には、清和研の臨時議員総会が開催され、執行部よりこれまでの経緯の報告や今後の対応について説明を受け、参加議員からこれからのあり方などについて意見表明を行うとともに質疑を行い、最終的に、収支報告書の訂正など、必要な手続きを行った上で清和研を解散することが決定されました。
私自身、清和研では、安倍元総理をはじめ多くの先輩議員にご指導やご支援を頂くとともに、仲間と共に政策の勉強を行うなど、大変お世話になってまいりましたが、今回の事態を踏まえ、清和研が解散することになりましたことは、やむを得ないことと感じております。
私の政治資金収支報告書については、政治資金規正法に則り、報告を行ってまいりましたが、清和研事務局によれば、令和3年私の事務所に還付した「パーティー当日の売り上げ合計12万円」について、「寄附」として収支報告書を訂正するとのことでしたので、私の後援会である創風会による立て替え払いへの還付として処理してきたものを、清和研の訂正に合わせて、清和研からの寄付として訂正することといたしました。いずれにしても、未記載の政治資金はないことを申し添えます。
<これまでの経緯等について>
私の事務所では、例年、清和研パーティーについて、パーティー当日に現金でお支払いいただく分と、パーティー開催の前後で私の事務所の口座への振り込みを頂く分の合計で目標額ちょうどとなるようにパーティー券の販売を行っております。
令和3年については、コロナの影響もあり、清和研のパーティーが6月から7月、9月、12月と3回も延期され、実際には12月6日に開催されました。
通常であれば、12月のパーティー開催後に、目標額から当日現金入金分を差し引いた額を清和研に送金するところ、パーティー開催前にも関わらず、9月に清和研より、目標額全額を納めるよう要請があり、その時点では売り上げが目標額に達していませんでしたが、今後の販売やパーティー当日での現金入金があることを見越して、不足分を私の政治団体から一時的に立て替え払いをすることとし、目標額全額を送金しました。
パーティー当日に合計12万円の追加売り上げがあり、その部分が12月に還付金として清和研から戻ってきました。当時、事務所としては、一時的に立て替えた分の一部が戻ってきたという認識だったため、私の政治団体の収支報告書に収入として計上しました。
その時点で、振り込みによる購入額と現金による購入額12万円を加えた額は目標に達していませんでしたので、さらに、目標額となるまで、販売額を積み上げました。この追加販売額についても、私の政治団体に入金し、立て替え払いを解消しました。
この結果、令和3年においても、通常の年と同様に、私の事務所から清和研への送金額は、当日現金入金分を除いた金額となり、販売額も、現金分と振込分で目標額ちょうどとなりました。
今回、清和研において、令和3年にパーティー当日の売り上げ合計12万円についての還付を「寄附」として収支報告書を訂正するとのことでしたので、私の後援会である創風会においても、入金済みであった12万円を清和研からの寄付による収入とし、その分の創風会の収入を減額する訂正を行うこととしたものです。これによる全体の収支の合計には変化はありません。
なお、令和3年を含め、清和研のパーティー券について、目標額を上回る販売はしておりませんし、収支報告書に未記載の政治資金もないことを申し添えます。
<政治改革に向けた決意>
現在、自民党では、政治刷新本部において、派閥のあり方や政治資金規正法の改正などについて議論が行われております。今後、政治刷新本部や国会での議論を踏まえ、再発防止策の実現を図り、政治の信頼回復ができるよう、法改正を含む制度改正に取り組むことが重要であると考えております。私自身も、政治の信頼回復に向けてさらに努力してまいる決意です。
令和6年1月22日
衆議院議員 宮下一郎
記者会見にて、私自身の受けとめや今後の対応についてお話をさせて頂きました。
記者の皆様からの質問にお答えをしているところです。