2021年9月 のアーカイブ

全農林労働組合中央執行委員長より要請書を頂きました

2021年9月13日 月曜日

9月13日は、議員会館に全農林労働組合の武藤公明中央執行委員長がお見えになり、2022年度の農林水産予算と定員の確保に関する要請書を頂きました。

引き続き、予算及び組織体制整備の必要性について、説明を伺い、「みどりの食料システム戦略」や5兆円目標の達成に向けた「輸出拡大実行戦略」、「人・農地プラン策定」「防災・減災・国土強靭化」「国内防疫及び水際検疫」など、新たな取り組みが増えているにも関わらず、農林水産省は他省庁に比べて大きな定員削減が行われている実態を知ることが出来ました。

武藤委員長には、必要な予算と定員の確保に向けて、努力することをお誓いしました。

Ina Farmars Cultureの会の皆様との農政懇談会が開催されました

2021年9月12日 日曜日

9月12日は、午後4時から伊那本部事務所において、「第5回 Ina Farmars Cultureの会主催農政懇談会」が開催されました。

始めに私から、「新型コロナウイルス感染症へのこれまでの対応」「農林水産業を取り巻く状況」「農政の方向性」「スマート農業をはじめとする個々の施策の方向性」「長野県農業の現状」「米をめぐる情勢と課題」などをテーマにお話をさせて頂き、皆様からご意見やご質問を頂きました。

「親元就農を含めた新規就農者への支援の拡充」「法人への支援と同様な支援を個人の農業者へ」「外国人労働者の確保と運用の改善」「圃場の水路の老朽化への対応」「市街化区域内の農業に対する地域住民の理解の重要性」「輸送費、梱包費が賄える農産物価格の確保」「麦・大豆への支援の拡充」「適正な米価の確保のための方策」「高収益作物への転換時の支援の拡充」「より使いやすい自動草刈り機の開発」「子どもたちや親世代の地域農業への理解を促進する政策の推進」
などについて貴重なご意見を頂き、私からも考え方をお答えしました。

地域農業の中核を担っている皆様のご意見を、政策に活かせるよう、頑張ってまいります。


農政懇談会の冒頭に私からご挨拶をしているところです。


皆様からのご意見を伺っているところです。


懇談会の終了後に、ご出席くださった皆様と記念撮影をしました。2時間50分にわたる長時間の懇談会に熱心にご参加くださった皆様に、心から感謝を申し上げます。

写真展「宮崎学 イマドキの野生動物」を鑑賞しました

2021年9月11日 土曜日

9月11日は、午前中に、東京都写真美術館で開催されている写真展「宮崎学 イマドキの野生動物」を鑑賞しました。本日は、午後に宮崎さんによる講演会も開催されたのですが、こちらは、日程の都合で断念しました。

宮崎学さんは、中川村生まれ駒ケ根市在住の写真家で、伊那谷の自然豊かな環境の中で生きる野生動物をはじめ、日本中の自然を観察されており、自然と人間をテーマに、「自然界の報道写真家」として活動されている方です。

展示は、
I ニホンカモシカ(1970-73)
II けもの道(1976-77)倒木のけもの道(2012-13)岩田の森 けもの道(2011-12)
III 鷲と鷹(1965-80)
IV フクロウ(1982-88)
V 死(1993)死を食べる(2012-16)
VI アニマル黙示録 イマドキの野生生物(1993-2021)
VII 新・アニマルアイズ(2018-21)君に見せたい空がある(2020-2021)
の7部構成になっており、宮崎さんの約50年間にわたる作品を見ることが出来ました。

特に、赤外線センサーとフラッシュを連動させた自作のロボットカメラによる作品の数々は、普段見ることのできない野生動物たちの姿を生き生きと写し出していました。

「死」のコーナーでは、ニホンジカが死んでから、他の野生動物の食料となり、鳥の巣の材料となり、やがて骨になり、自然に帰るまでの姿を2年にわたり膨大な定点写真で追った映像作品を見て、生命の循環というものを深く感じました。

また、森林を通る道に架けられた橋の定点観測では、昼間は様々な人が行きかい、夜はツキノワグマをはじめとする様々な野生動物が通る姿が写っており、人間と野生動物の生活圏がこんなに近いのだということを実感しました。

さらに、漂流物の台所洗剤のキャップを宿にしたヤドカリの写真や、福島の浪江町の空き家に出入りするテンやイノブタなど、社会問題を背景とした写真も多く展示され、様々なことを考えさせられました。

改めて、人間も自然の中で生かされている存在であることを感じるとともに、人間の営みが自然のバランスを変化させ、野生動物の数や暮らし方にも影響を与えていること知ることができた展覧会でした。

展覧会は、10月31日まで開催されています。

詳しくは、ホームページをご参照ください。代表的な写真作品もご覧いただけます。


展覧会を鑑賞した後で、入り口のパネルの前で記念撮影をしました。


展覧会のビラの表面です。


展覧会のビラの裏面です。

農業協同組合新聞にコロナ危機に対するアンケート回答が掲載されました

2021年9月10日 金曜日

9月10日、農業協同組合新聞のホームページの【緊急特集 全国会議員に聞く「どうするのかコロナ危機」】のコーナーに、私の回答が掲載されましたのでご紹介します。

○宮下一郎
○自由民主党
○衆議院議員
○選挙区:長野県5区
○出身地:長野県

【1】現在の政府のコロナ対策についての評価
(1)ワクチン接種の問題点と今後の課題
(2)医療体制の問題点と今後の課題
(3)国民生活や経済活動の規制(「外出自粛」「営業自粛」「リモート作業」等)への補償
(4)検査体制の拡充について
などについてのご意見

政府のこれまでのコロナ対策については、「ワクチンの供給が遅い」「病床の確保が不十分」等の指摘があり、感染症対策の面で準備不足であったことは否定できない。コロナ対応の確保病床を今冬の2倍程度の感染を念頭に増床するなど医療提供体制の確保に取り組んできたが、現在のデルタ株の爆発的な感染拡大により、適切な医療提供が出来ないという危機的な状況に陥っており、さらなる体制整備が必要。一方、海外と比べて感染者数・死亡者数が極めて低水準に抑えられていることは、国民の皆様のご努力と医療現場をはじめとする関係者の皆様のご尽力の賜物であり、心から感謝をしたい。農業者・中小企業の皆様への支援の充実にも努力してきたが、引き続き、コロナによる影響を踏まえた対策を講じていくことが必要。

【2】今後のコロナ対策についての提案
先ず何よりも国民の命を守るため、病床・医療人材の確保に取り組むとともに、酸素ステーションや臨時医療施設の設置を全国各地で進め、重症化の際に適切な医療が受けられる体制を早急に整備することが重要。また、ワクチンの速やかな接種を進め、10月~11月のできるだけ早い時期に、希望者全員への接種が完了できるように取り組む。さらに、治療薬の早期承認と確保、ワクチン・治療薬の国内生産体制の確立も必要である。社会経済活動の制限緩和に向けては、ワクチンパスポート・接種済証明書等、より具体的な取り組みをどのようなスケジュールで実施できるかの検討を進める必要がある。

【3】コロナ禍で見えてきた日本の政治のあり方について思うことがありますか?
感染症対策を進める際には、国民の理解が必要だが、都市部では緊急事態宣言が昨年来数次にわたり発動され、次第に外出抑制などについての協力が得られなくなってきている。国民に、行動の抑制などをお願いする際には、科学的根拠に基づいた対策を打ち出し、「どのような理由で」「何を」「いつまで」お願いするのか、目標を明示した説明を行う「リスクコミュニケーション」により納得を得ることが重要であることを強く感じている。