2018年7月15日 のアーカイブ

天龍村を訪問、ブッポウソウを観察、豪雨災害被害を視察、後援会主催国政報告会・懇親会に出席

2018年7月15日 日曜日

7月15日は、朝、新宿を出発して地元に戻り、午後2時すぎから天龍村を訪問しました。

始めに、天龍村役場のテレビモニターで、役場屋上の巣箱に入っているブッポウソウの4羽のヒナのかわいい姿を確認し、次に、近くのお寺「自慶院」の庭から、役場屋上のアンテナに止まったり、トンボを捕まえて巣箱のヒナに餌を与えるブッポウソウの姿を観察しました。

6月19日の信濃毎日新聞の報道によれば、県天然記念物のブッポウソウの飛来ルートを研究している山階鳥類研究所が3年前からGPS内臓の記録装置を取り付けて、日本から南方にわたるルートの研究を続けてきており、今年捕獲してその記録を解析したところ、昨年9月13日に天龍村を飛び立ったブッポウソウが10月23日にカンボジアに到達していたことが分かったそうです。昨年は電池切れでここまでのデータしか取れなかったそうですが、今年は、測定の回数を減らして越冬期までのデータをとる予定と書かれています。

また、ブッポウソウは、天龍村、飯田市南信濃、栄村、新潟県十日町市でも確認され、調査が行われているとの記述もあります。昨日、十日町市を訪問したばかりだったので、ブッポウソウでもつながるご縁を感じました。


次に、天龍村の永嶺 誠一村長と大平正長副議長にご案内を頂き、役場のマイクロバスで約40分走り、先般の7月豪雨の際に崩落した坂部地区の林道の被災個所を視察しました。

崩落個所で下を見ると、百数十メートルの崖になっており、復旧の方法についても検討が必要とのお話をお聞きしました。この道は、当地域から阿南町新野方面につながる路線です。町、県とも協力して復旧に努力してまいります。

帰り道では、ヤマユリの群生地や、野生のサルに出会ったり、サル捕獲用の大きなオリを見せて頂きました。また、天竜川と山々の美しい姿、対岸の「中井侍」駅を通る飯田線の様子などを撮影することができました。


午後4時半からは、天龍村後援会主催の国政報告会が開催されました。この会には、長野県議会議員の小池清先生も駆けつけて頂き、激励のご挨拶を頂きました。

私からは、近況報告を兼ねた国政報告を申し上げました。特に天龍村の魅力を磨き、関係人口増加やインバウンド観光に向けた準備を進めることが必要ではないかとのお話をしました。

質疑では、人口減少を踏まえた外国人労働者の受け入れや一票の格差問題と地方の国会議員定数の問題についてご質問を受けて、回答を申し上げました。

国政報告会の後に、地元のグループ「天竜村はぐるま会」の宇津恵万司女さんから、「県歌制定50年記念扇子」を頂きました。表面には、大平巌前村長の書かれた県歌「信濃の国」が書かれ、裏面には、県の花である「リンドウ」が描かれた素敵な扇子です。

後半の懇親会では、全員の皆様と親しくお話をすることが出来、とても楽しいひと時でした。ご参加頂いた皆様に、心から感謝を申し上げます。


(天竜村役場近くをとぶブッポウソウです。羽の白い模様が見えました。)


(役場屋上の巣箱にいるヒナに、トンボを与えているのが確認できました。)


(自慶院にも、巣箱の中の様子がわかるモニターが設置されており、4羽のかわいいヒナの姿を見ることが出来ました。)


(境内には、県外からも多くのカメラマンが来られて、望遠レンズで撮影をされていました。)


(境内には、山階鳥類研究所の研究成果を報じる新聞記事を拡大したものが掲示されていました。)


(天竜村坂部地区の林道「虫川新野峠線」の崩落個所です。)


(下を見ると、足がすくむような崖になっていました。)


(役場に戻る途中の道下には、数十のヤマユリの花がきれいに咲いていました。)


(5~6匹の猿があるいているところに出合いました。これは、残った一匹がこちらの様子を伺っているところです。)


(設置された大きなサル用のオリです。上から入ると、出られない仕組みになっています。)


(途中、美しい風景に出合いました。)


(急な斜面に広がる中井侍の集落です、写真下の方には、中井侍駅と、飯田線が写っています。)


(天竜村後援会主催による国政報告会の様子です。)


(天竜はぐるま会の宇津恵さんから、私と小池先生に、「県歌制定50年記念扇子」を頂きました。)


(懇親会に最後までご参加頂いた皆様との記念写真です。皆様、ありがとうございました。)