2011年2月18日 のアーカイブ

箕輪町で「もちの会」、飯田市で経済講演会、伊那市で「睦心会」に出席

2011年2月18日 金曜日

本日(2/18)は、箕輪町後援会で長年ご支援を頂いている市川やゑ子さんを中心とする「もちの会」の皆様との昼食懇談会に出席しました。

「もちの会」の皆様は、毎年五平餅会を盛大に開催して頂いています。(昨年も6/5に開催していただきました。http://m-ichiro-blog.net/?p=1791)

今日は、混乱が続く国政の行方や統一地方選挙の情勢などについて意見交換させていただくとともに、皆様の近況をお聞きすることができました。

皆様からは、「もちの会に出席していただいてる皆様を核に、応援の輪を広げていきたい」というありがたいお話をいただきました。私も、そのお気持ちに応えられるよう、さらに頑張ってまいります。


(お忙しい中、井澤後援会長にもご出席を頂きました。皆様いつも本当にありがとうございます。)

 

夕方には、飯田市において開催された長野県中小企業団体中央会下伊那支部主催の「新春経済講演会・懇談会」に出席しました。

講師は経済ジャーナリストの須田慎一郎先生です。
「どうなる消費税とTPP!? ~2011年の日本経済を読む」と題して、示唆に富むお話をしてくださいました。

特に印象に残ったのは、

「足もとで長期金利が上昇しているのは、国債ディーラーが政治の混乱状況を見て、国債の買い控えや手持ち国債の売却を少しずつ進めているため」

「1991年3月のバブル崩壊前は、輸出産業の利益が社員や下請け企業にも及んでいたが、崩壊後は、給与総額が減り、部品単価も横ばいか引き下げになっている。」

「TPPへのアメリカの参加は、GDPを支える個人消費の減少を輸出でカバーする目的。」

「TPPで利益を売るのは自動車、電機、機械のメーカーだが、利益が社員給与や下請け企業の利益につながらない状態で、メーカーを生き残らせるために参加しても意味がない。利益配分を変えたり、新産業を育成するなど、10年後20年後に向けた産業構造の転換が重要。」

「アジアの成長を取り込むためにTPPをどう位置づけるのかを考えるべき。」

「成長率が上がれば消費税の上げ幅も少なくて済む。これらはすべて連動している。」

などの言葉でした。こうした大局観をしっかりと踏まえていかなければということを感じた講演会でした。


(須田先生のお話はわかりやすく、約1時間半の講演があっという間に感じました。)

 

その後、伊那市のかんてんパパガーデンで開催された「睦心会」に遅れて参加しました。

今日も、それぞれの出席者の皆様から、近況報告をまじえた素晴らしいスピーチをお聞きすることができました。

私からは、政局の動向などに加えて、TPP問題や食料安全保障についてもお話をさせていただきました。

それぞれの皆様からは、「これから10年後20年後の農業の姿を描いて、改革していかなければだめだ。これまでの農政はその場限り、現状維持の面が強すぎる。」「農業は農産物出荷額だけでは測れない価値がある。伊那谷のすばらしい景観は農業がきちんと行われているから。」など、さまざまなご意見が出され、大変充実した懇談会となりました。


(睦心会は塚越寛会長をはじめ、教養人であり論客の皆様ばかりです。いつもご指導を頂き、心から感謝申し上げます。)