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障害者施策について、厚生労働省で懇談

2010年8月30日 月曜日

本日(8/30)は、社会福祉法人アンサンブル会の小椋年男理事長とともに厚生労働省の障害福祉課を訪ね、土生(はぶ)栄二障害福祉課長をはじめとする担当者の皆様と懇談をしました。

アンサンブル会は、知的障害のある方の保護者の皆様が中心となって設立された法人で、現在松川町と伊那市を中心に、通所授産や就労移行・就労継続のサービス、生活介護を実施するとともに、グループホームやケアハウスを併設し、生活の場と日中活動の場を一体的に運営して素晴らしい成果をあげています。

本日の懇談は、小椋理事長からこうした活動の実態を厚生労働省の担当者の皆様にお伝えするとともに、「自立のための取り組みをさらに後押しして頂きたいこと、また新体系への移行にともない、細かすぎる会計処理が全国の施設における過重な事務負担となることから、その改善を求めたいこと」などを中心にお話を頂き、その後、自立支援法の改正などの見通しや施設整備予算についての考え方などについての質疑応答が行われました。

アンサンブル会では、一人一月3万円以上の工賃を実現しており、これに障害年金を加えた収入の中から、グループホームの費用を負担し、障害者の皆さんが自立した生活ができるようなシステムを組み立てています。

こうしたシステムが全国各地で実現できれば、真のノーマライゼーションに向けて大きな改革になるのでないかと、改めて強く感じました。


(一番右が小椋理事長、左側の中央が土生障害福祉課長です。大変充実した懇談会でした。)