11月9日は、午前11時から「多様な働き方を支援する勉強会」の有志で谷垣幹事長を訪問し、勉強会での議論を通じてまとめた「これまでの労働に関する構造の改革への提言」をお渡ししました。
事務局長の穴見陽一先生から概要の説明をして頂き、意見交換を行いました。
「一億総活躍社会」実現のためにも重要な提言が多く含まれており、今後の政策取りまとめに生かされるよう、努力してまいります。
正午からは都内のホテルで開催された「自動車勉強会」に出席しました。
本日は、日本自動車工業会の皆様より、平成28年度税制改正の要望についてお話を伺い、意見交換を行いました。
私からは、GDP600兆円の達成のためにも、自動車分野の発展が重要であること、特に自動運転の実現により、地方における高齢ドライバーの移動をサポートすること、高速道路での渋滞緩和効果により物流コストを下げて生産性を上げること、ツアーバスの安全性向上により距離規制・時間規制を緩和して観光の振興を実現することが大切であるとの意見を申し上げました。
午後1時半からは、「農林水産戦略調査会・農林部会 合同会議」に出席しました。
本日は、TPP大筋合意について、意欲的な取り組みを実践してい担い手等の皆様からヒアリングを行いました。
お話を伺ったのは、
1.齋藤一志さん(水稲)・山形県
2.田邊貴紀さん(和牛繁殖)・宮崎県
3.菅谷 守るさん(養豚)・千葉県
4.田中芳秀さん(みかん)・長崎県
5.小林 修さん(ニンジン・食農教育)・栃木県
6.四位廣文さん(ほうれんそう、小松菜等)・宮崎県
7.平石 博さん(水稲・中山間)・新潟県
の7名の皆様です。
それぞれの皆様から、先進的な取り組みや、現状の農政の課題や改善策などにかんする提言等、前向きなお話を伺うことができ、大変勉強になりました。
午後4時からは、本日2回目の「農林水産戦略調査会・農林部会 合同会議」に出席しました。
今回は、TPP大筋合意について、関係団体、消費者、学識経験者の皆様からヒアリングを行いました。
ご意見を伺ったのは、
1.全国農業会議所 藤本和弘 副会長
2.全国土地改良事業団体連合会 髙貝久遠 副会長
3.大日本水産会 白須敏朗 代表理事会長
4.食品産業センター 村上秀德 理事長
5.日本畜産物輸出促進協議会 南波利昭 事務局長
6.全国地域婦人団体連絡協議会 柿沼トミ子 会長
7.日本農業法人協会 藤岡茂憲 会長
8.東京大学大学院農学生命科学研究会 中嶋康博 教授
の8名の皆様です。
私からは、北海道へのキャラバンのご報告を申し上げるとともに、TPPへの対策を打ち出す際には、食料自給力確保や食料安全保障の観点からも、全ての農地を生かしていく方針であることを明記すべきこと、TPPにより地方の中小企業の発展を実現し、兼業農家の働く場の確保や収入増加につなげることが大切であることを申し上げました。
これまでの農政は、条件不利地への対応と、収入減少への影響緩和を中心に行われてきた面がありますが、今後は、成長産業化を目指した政策展開がより重要になると考えます。
(谷垣禎一幹事長に、「これまでの労働に関する構造の改革への提言」をお渡ししました。)
(自動車勉強会で顧問の逢沢一郎先生からご挨拶を頂いているところです。)
(1回目の農林関係合同会議での西川公也調査会長からのご挨拶です。)
(2回目の農林関係合同会議での小泉進次郎農林部会長からのご挨拶です。)
(衆議院第2議員会館から撮影した国会議事堂です。10日と11日には衆参の予算委員会が開催されます。)
2015年11月 のアーカイブ
多様な働き方を支援する勉強会として谷垣幹事長に提言、自動車勉強会、農林水産戦略調査会でTPPに関するヒアリングに出席
2015年11月9日 月曜日農林水産戦略調査会 TPP地方キャラバン北海道視察2日目
2015年11月8日 日曜日
11月8日は、自由民主党農林水産戦略調査会TPP地方キャラバンの北海道視察の2日目で、本別町、北見市、美幌町を訪問しました。
午前7時半にホテルを出発し、午前8時半から北海道糖業本別製糖所を視察しました。途中、収穫されたビートを運び出す作業や、収穫機などを見学しました。
北見市への移動中、陸別町の道の駅で休憩しました。ここは、かつてはふるさと銀河線の駅でしたが、現在は観光鉄道として体験乗車などが行われています。
お昼前に北見市に到着し、昼食の後、午後12時半から野菜・果樹・畑作を中心とした「オホーツク農協組合長との意見交換会」に出席しました。
皆様からは、中長期的な経営の強化のための支援をお願いしたい、など、建設的なご提言を頂きました。
その後、午後3時過ぎから地域の6農協で組織された美幌地方農産加工農協連合会の運営するでん粉工場と工場排水の現場を視察しました。
約50年前に創業した工場の機械が、現役で稼働している現場を見学するとともに、工場排水の課題についてもお話を伺いました。
視察の後、女満別空港に移動し、午後6時半過ぎの飛行機で羽田に向いました。
農家戸数が減少する中でも、規模拡大を行うなど、様々な努力で発展してきた北海道農業の力強さを感じた視察でした。
(朝から雪が降り始め、圃場も白くなっていました。)
(製糖所に向かう途中、収穫された原料のビートをパワーショベルでトラックに積み込む作業を見学しました。)
(ビートを収穫するハーベスターです。後ろの風車のような部分が回転し、ビートは上方に運ばれて収納され、葉っぱの部分は土地にすきこむ仕組みだそうです。)
(トラックで運ばれたビートが、製糖所の敷地内に積まれているところです。)
(北海道糖業本別製糖所です。ここで多くの工程を経て砂糖がつくられます。)
(畑作小委員会事務局次長の中川郁子先生(左)、吉川貴盛団長とともに。後ろは、砂糖の袋を2台のアームロボットがパレットに積んでいるところです。)
(北海道糖業の皆様と意見交換をさせて頂きました。)
(移動中に立ち寄った陸別の道の駅にあったステンドグラスには、マイナス30度を示した温度計のデザインが。陸別は日本で一番寒い町として知られています。)
(この道の駅は、旧ふるさと銀河線の駅でもあります。現在は観光鉄道として体験乗車などが行われています。)
(網走線(池北線)から、ふるさと銀河線、ふるさと銀河線りくべつ鉄道への変遷の記事が掲示されていました。)
(北見市で開催された「オホーツク農協組合長との意見交換会」の様子です。)
(意見交換会の最後に、私からも御礼のご挨拶を申し上げました。)
(美幌地方農産加工農業協同組合連合会の皆様から、これまでの歴史や澱粉と蛋白生産の工程などについてお話を伺いました。)
(工場の中を見学させていただきました。規模の大きさを実感しました。)
(工場の排水は、配管とポンプで3kmほど離れた広大な湿地に運ばれて排出されています。さらなる排水の水質浄化が必要なことなど、課題についてお話を伺いました。)
(全ての行程を終え、女満別空港で同行された皆様と記念写真を撮影しました。)
農林水産戦略調査会 TPP地方キャラバン北海道視察1日目
2015年11月7日 土曜日
私は、自由民主党野菜・果樹・畑作物等対策小委員長の立場で参加しました。
朝は、午前7時45分発の飛行機で羽田から釧路空港に向いました。
午前9時半に釧路に到着後にバスで市内のホテルに移動し、午前10時過ぎから開催された「意見交換会」に出席しました。
ここでは、特に畜産・酪農関連を中心に、生産農家や関係者の皆様からご意見を伺いました。
「根釧酪農ビジョン」を策定され、将来に向かって努力する皆様の意欲に応えなければとの思いを強くしました
昼食の後、午後12時半にホテルを出発し、約167km離れた中札内村に向いました。
午後3時過ぎに中札内村に到着し、枝豆の選別・冷凍などを行う施設を見学した後、説明をお聞きしました。
枝豆を、圃場で収穫してから工場に受け入れ、選別して液体窒素で瞬間冷凍し、箱に入れてマイナス30度の冷凍室に保管するまで、わずか3時間で行うそうです。この結果、鮮度が保持され、世界各国への輸出も増えているとのことでした。
また、鞘から豆を向いた「むき枝豆」は全国36府県の学校給食に使われているそうです。
需要の伸びに対応するため、第二工場の建設も計画されているとのこと。前向きな取り組みを是非応援していきたいと思います。
午後4時からは、中札村文化創造センターにおいて、畑作物関連の生産農家や関係者の皆様からご意見を伺いました。
皆様からは、畜産・酪農に対する「畜産クラスター事業」のように、畑作物についても競争力強化を図る総合支援対策としての「畑作クラスター事業」を創設してほしい、などの前向きなご意見やご提言を頂きました。
ご意見をしっかりと受け止め、TPPへの対策に活かしていきたいと思います。
午後6時半過ぎからは、幕別町内のホテルで、夕食懇談会が開催され、ここにも多くの皆様がご参加くださいました。
意見交換会ではご発言いただけなかった皆様からも貴重なご意見を伺うことが出来、楽しく有意義な会でした。
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(釧路での意見交換会で、団長である吉川貴盛先生がご挨拶をされているところです。)
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(私は、司会進行をさせて頂きました。)
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(意見交換会終了後の記念写真です。左から、農林水産副大臣の伊東良孝先生、私、農林水産戦略調査会幹事長の吉川貴盛先生、畜産酪農対策小委員会事務局長の武部新先生です。)
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(中札内に向かう途中にバスから撮影しました。圃場の広さを改めて感じました。)
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(黄葉も綺麗でした。)
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(中札内の枝豆施設は、この姿で見学しました。衛生管理が徹底しています。)
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(ベルトコンベヤーで大量の枝豆が次々と処理されていました。)
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(むき枝豆は、一粒一粒が輝いて、とても綺麗でした。)
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(施設内で、枝豆の生産が農家の皆様の所得向上に結びついているとのお話を伺いました。)
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(中札内村での意見交換会には、さらに多くの皆様がご参加くださいました。)
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(中札内村の田中光義村長よりご挨拶を頂いているところです。)
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(意見交換会の最後に、私からも御礼を兼ねて発言をさせて頂きました。)
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(会場の席上には、枝豆と、枝豆を使った加工食品が置かれていました。どれもとても美味しかったです。)
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(地元のマスコミの皆様の取材に答える吉川団長です。)
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(夕食懇談会での、十勝地区農業協同組合長会の有塚利宣会長からのご挨拶の様子です。)
松本市で開催されたJA長野県大会とTPP緊急長野県集会に出席
2015年11月6日 金曜日
11月6日は、午前10時から松本市で開催された「第68回JA長野県大会」に出席しました。
JA長野中央会の大槻会長からは、農業者の所得増大と地域に貢献するJAとして取り組みを強化するとの趣旨でご挨拶がありました。
来賓あいさつでは、各界の代表が挨拶をされました。長野県の阿部知事に引き続き、自民党からは県連会長である後藤茂之先生から、JA改革やTPPの大筋合意の経緯、今後の対応等にも触れながら丁寧なご挨拶がありました。
JA功労者表彰では、JA共済連長野前本部長の田中敏道さんとJA長野厚生連長野松代総合病院統括院長の秋月章さんがそれぞれ紅色功労章を受章されました。
本大会の決議案については、JA長野県組合長会会長であるJAみなみ信州の矢澤輝海組合長から提案説明がありました。
意見発表の後、決議案審議の間には、伊那市出身のミュージシャンである湯澤かよこさんのミニコンサートがあり、素晴らしい歌声を聴かせて下さいました。
午後1時20分から開催された「TPPから食といのちとくらしを守る 緊急長野県集会」では、主催者挨拶に引き続き、長野県農業会議の望月雄内会長と長野県農業者農政協議会の有賀正喜会長からご挨拶がありました。
次に、東京大学大学院教授の鈴木宣弘先生から、「TPPが本県(農業)へ及ぼす影響について」と題したお話を頂き、TPPに関しての様々な課題や懸念のご指摘を頂きました。
代表要請では、TPP大筋合意の内容と国会決議等の整合性について十分な説明を行うこと、影響についての検証と説明を行い、万全の対策を講ずることなどを内容とする要請書を頂きました。
その後、出席した国会議員全員からそれぞれ挨拶を行いました。
私からは、食料安全保障の観点から、日本の農地を減らさず有効活用していくことが大方針であり、国会決議の重要5品目も、土地利用型農業であることから明記していること、世界全体では食料不足の深刻化が予想されることを踏まえ、人口減少が進む日本国内市場だけでなく、海外輸出の推進のためにも、努力する必要があること、これから少ない担い手で現在の農地を維持するとすれば、皆様のお力を頂きながら、経営形態の改革を行うことが必要であることを申し上げ、私自身も、農業を基盤とした地方創生の実現のために努力していくことをお誓いし、ご挨拶を申し上げました。
明日から明後日にかけては、果樹、野菜、甘味資源作物の支援策を取りまとめる「畑作小委員長」の立場で、北海道に出張し、現地視察を行うとともに、現場の皆様の声を伺ってまいります。
(JA長野県大会での大槻憲雄会長からのご挨拶の様子です。)
(伊那市観光大使でもある湯澤かよこさんの素晴らしい歌声を聴くことができました。)
(TPP緊急長野県集会で、私からご挨拶をしているところです。)