1月24日、午後9時からのNHKニュースウォッチ9の駐日ウクライナ大使へのインタビューのコーナーで、日本への期待として「地雷除去の支援」がある、との説明のなかで、日本が1992年に初めてのPKOをカンボジアに派遣し、地雷除去や道路インフラ整備などに当たった際の映像が流れました。
今は亡き父、宮下創平が防衛庁長官として、カンボジアのタケオで敬礼をする映像が流れた際には、私も防衛庁長官秘書官として同行し、その場にいただけに、とても懐かしく感じました。
以下は、ニュースウォッチ9で流れたナレーションです。
「今後の日本からの支援として期待されていることがあります。地雷の除去です。ウクライナでは、ロシアによる侵攻後、国土のおよそ30パーセントが地雷などで汚染されていて、全て除去するのに、少なくとも10年はかかるとされています。
長年、日本は、内戦のあったカンボジアで、地雷対策の支援を続けてきました。
先週、そのノウハウを基に、JICA(国際協力機構)がカンボジア政府とともに行ったのが、ウクライナ非常事態庁への研修です。担当者に地雷探知機の使い方などを伝えました。
今日は、地雷除去機を製造する山梨県の会社で機械の性能や使い方などの研修を行いました。
JICAなどは、今後、ウクライナの状況に合わせた地雷除去のマニュアルを作成するほか、専門家チームを隣国のポーランドに派遣することにしています。」
あのカンボジアでの地雷除去の取り組みが、ウクライナの支援に活かされることを知り、嬉しく感じました。
1992年、カンボジアのタケオで防衛庁長官として敬礼をする亡き父、宮下創平の姿が映像で流れました。
ウクライナの国土の30%が地雷などで汚染されているというのは衝撃的なことです。
ウクライナの領土を奪還しても、復興には長い年月がかかることを知りました。
カンボジアで、地雷除去にあたっている映像です。
当時の自衛官の皆さんが、こうした危険な任務をやり遂げて下さったことに心から敬意を表します。