2018年8月 のアーカイブ

「衆議院東南アジア政治経済事情等調査議員団」視察4日目

2018年8月22日 水曜日

本日は、衆議院予算委員会海外視察の4日目。

午前7時45分から、ベトナムの首相府において、グエン・スアン・フック首相と河村建夫委員長が会談を行いました。

フック首相は、これまでも何度も日本を訪問して下さってる親日家です。河村委員長との間で、大変前向きな意見交換がされました。

午前10時半にハノイ空港を出発し、午後にシンガポールに到着しました。シンガポールを訪問するのは、4年前に衆議院経済産業委員会の理事メンバーで視察して以来のことです。

ホテルに向かう途中、有名なマリーナ・ベイ・サンズの建物も見えました。
夕方には、「高島屋」を訪問し、日本の商品などがどのように売られているのかを視察しました。

特に、果物が日本の数倍の価格で売られていて驚きました。一人当たりGDPが日本を上回るシンガポールでは、高額所得者も多く、高くても良いものは売れる、ということのようです。

夜には、大使公邸で篠田研次大使の主催による夕食会に出席させて頂きました。

篠田大使からは、シンガポールの強みや課題などについて多角的なお話を伺うことができました。


(グエン・スアン・フック首相と河村建夫委員長の会談の様子です。)


(時間を延長して、親密な雰囲気の中で会談が行われました。)


(会談終了後に、記念写真を撮りました。)


(離陸後に撮影したハノイ周辺の景色です。農地の中に道路網や住宅地などがあり、日本の地方にも似ていると感じました。)


(シンガポールでは、様々な近代的なデザインのビルがたくさん立っています。これは有名なIRのひとつであるマリーナ・ベイ・サンズの建物です。)


(高島屋の地下2階では、中秋をテーマにしたフェアで様々な物産が売られており、大にぎわいでした。)


(シャインマスカットは、高いものは一房180シンガポールドル(日本円で1万5千円弱)で売られていました。また、石川県産の「ルビーロマン」は一房438シンガポールドル(日本円で3万5千円)でした。びっくりです。)


(山梨県JAふえふきの「みさかの桃」は12個で328シンガポールドル(日本円で2万6千円強)で売られています。)


(夕食会の冒頭に篠田大使からご挨拶を頂きました。)


(夕食会の後に、大使を囲んで記念撮影をしました。)

「衆議院東南アジア政治経済事情等調査議員団」視察3日目

2018年8月21日 火曜日

本日は、衆議院予算委員会海外視察の3日目。

午前中にハノイ郊外の「商工短期大学(COIT)」を視察しました。

本校では、2013年からJICAの高専プロジェクトに参加し、2016年9月からは、日本の高専機構のサポートのもとで、旋盤学科と電気電子学科にKOSENコースを設置し、それぞれ高校卒業後に入学する3年間の短大コースと中学卒業後に入学する5年間の中卒コースをスタートさせています。

2018年3月末に開始されたベトナム商工省と高専機構のKOSEN model展開事業の4つのパイロット校のうち、北部地域の拠点校として活動しています。

日系企業が進出しているタンロン工業団地にも近く、トヨタ、ホンダ、キヤノンとも、インターンシップ派遣などの連携をしています。

ものづくりの基本である5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)を大切にしているとのお話を伺うとともに、実際に実習をしている学生の皆さんの真剣に取り組む姿を見ることができました。

人づくりを通じてベトナムの今後の発展に貢献する素晴らしい取り組みだと感じました。

お昼には、ベトナム日本商工会議所メンバーの皆様との昼食会が開催されました。

ご出席下さったのは、伊東浩治 会頭(三菱UFJ銀行)、新村稔 副会頭(キヤノンベトナム)、天川谷 茂 副会頭(日本航空)、三浦伸文 貿易部会長(豊田通称ベトナム)、石川忠彦 理事(イオンベトナム)、松本高之 会員(清水建設)の6名の皆様です。
ベトナムの持つポテンシャルや課題について、具体的なお話を伺うことができ、大変有意義な昼食会でした。

午後3時からは、国会議事堂の会議室において、ファム・ミン・チン越日友好議連会長にお会いしました。

河村建夫委員長は、日ベトナム友好議連の副会長でもあり、お二人の間で、両国の協力態勢や解決すべき課題などについて、充実した会談が行われました。

午後4時からは、別室の会議室で、ブイ・ダン・ズン国家財政予算委員会副委員長との意見交換会が行われました。

特に、ベトナムも財政再建を目指していることから、どのように歳入の増加を図るかについて、活発な質疑が行われました。

夜には、議員メンバーと同行スタッフの皆様との夕食会が行われました。これまでの視察日程を振り返り、様々な話題に花が咲きました。


(商工短大の校長先生からご挨拶を頂いているところです。)


(記念品の交換が行われました。)


(歓迎の横断幕が掲げられた玄関で、記念撮影を行いました。)


(実習が行われている校舎の壁には、5Sの標語が掲げられていました。)


(NC工作機の実習をされている学生の皆さんと記念撮影をしました。)


(ベトナム日本商工会議所の皆様との昼食会の様子です。)


(昼食会の後での、お店の前での記念写真です。)


(チン越日議連会長と河村予算委員長の会談の様子です。)


(ズン国会財政予算副委員長をはじめとする皆様との意見交換会の様子です。)


(意見交換会終了後の記念写真です。)


(夕食会終了後の記念写真です。)

「衆議院東南アジア政治経済事情等調査議員団」視察2日目

2018年8月20日 月曜日

本日は予算委員会理事メンバーによる視察の2日目です。

朝、ラオスのホテルで、朝食をとりながら引原 毅 大使から、本日の日程やラオスの現状などについてのお話を伺いました。

その後、フランスからの完全独立後1960年代に建設された「凱旋門」を視察しました。

建物の一番上まで階段で登り、ビエンチャン市内を一望しました。

次にタートルアン仏塔を視察しました。

1566年セタティラート王によって建立された塔で、毎年11月には国内最大のお祭りであるタートルアン祭が行われ、全国から1万人ものお坊さんがここに集結されるそうです。改めて、仏教を大切にするお国柄であることを実感しました。
次に、「Minnna no cafe(みんなのカフェ)」を視察しました。

ここは、日本のNGOであるADDP(アジアの障害者活動を支援する会)が設立した施設で、職業訓練の一環として障害者の皆さんが働いています。

本日は、参議院議員や衆議院議員として活躍された八代英太先生がお出迎えを下さいました。

八代先生は、この施設の設立や運営に長年関わり、ラオスには年間数回来られているとのことでした。

八代先生からご説明を頂きながら、美味しいアイスコーヒーと洋菓子を頂きました。

障害者の皆様のための教育施設を設立する構想についてもお話を伺いました。

ラオスの障害者の皆さんのために人生をかけて努力されている八代先生の姿に感銘を受けました。

次に、ハークケオ学園を視察しました。

日本人のご主人とラオス人の奥様が運営をされており、午前中はラオス語教育、午後は英語と日本語指導と特別活動を行っているそうです。
幼稚園、小学校、中学校があり、合計約470名が在籍されているそうです。

中学生の日本語の授業を見学させて頂きましたが、ラオスについて、わかりやすい日本語で発表して下さり、感心をしました。

次に、首相府で、トンルン・シースリット首相を表敬訪問しました。

トンルン首相は、大変親日的な方で、最近でも2015年、2017年、2018年とほぼ毎年、訪日してくださっています。
また、日本ラオス友好議員連盟の会長である河村委員長とも親しい間柄であり、お二人の会談を通じて、両国の信頼関係の厚さを再認識しました。

お昼過ぎには、大使公邸において、ラオス日本友好議連の先生方やラオスの要人の皆様との昼食会が開催されました。

ラオスの国会や政治体制を含め、さまざまなお話を伺うことができ、とても楽しく有意義な昼食会でした。

午後にビエンチャン空港で、京都市から贈られた中古の市バスを見学しました。

このバスをはじめとする34台のバスは、JICAが実施しているプロジェクト「バス公社能力改善プレジェクトフェーズ2」で活用され、バスの位置情報をスマホでリアルタイムで確認できるバスナビシステムによる利便性向上も図られるなど、ビエンチャン市内の交通渋滞緩和に効果をもたらすことが期待されています。

その後、ベトナム航空の飛行機でベトナムのハノイ空港に向かいました。

夜は、大使公邸で、梅田邦夫大使より、ベトナムの情勢や課題についてのお話を伺い、引き続き夕食会が開催されました。

特に、ベトナム側の悪徳な送り出し業者と日本側の悪徳受け入れ業者が日本に向かう技能実習生や留学生に多額の借金を負わせ、結果として、ベトナムの若者が夢を諦めたり、犯罪に走る例があることが大きな課題であることがわかりました。

こうした事態に対応するため、昨年11月には新たな技能実習法が施行されましたが、その実効性を高め、両国が連携しながら、悪質な業者を排除することが喫緊の課題であることを痛感しました。


(引原大使(写真左)から、説明を受けているところです。)


(凱旋門の近くで撮影したバイクを改造したタクシーです。)


(凱旋門の前で、大使を囲んで記念撮影しました。)


(凱旋門の天井には、見事な仏教画が描かれていました。)


(凱旋門の上からのビエンチャンの景色です。)


(ラオスの日本大使館に勤務する一等書記官の中島健太郎さんは、伊那市狐島のご出身とのこと。私の自宅のご近所です。)


(凱旋門の最上階まで階段で上がりました。)


(タートルアン仏塔の前での記念写真です。この仏塔の色は「僧」を象徴しているそうです。)


(Minna no cafeに到着した際には、八代英太先生や利用者の皆さんが迎えてくださり、河村委員長の花束を頂きました。)


(Minnna no cafe の前での記念写真です。)


(スライドや動画を見ながら、八代英太先生から、お話を伺いました。)


(聴覚障害者の皆さんとの記念写真です。)


(お別れに玄関前で皆さんと記念撮影をしました。)


(ハークケオ学園の玄関前には、歓迎の垂れ幕を掲げてくださっていました。)


(玄関では、小学生の皆さんが私たちを笑顔で迎えてくれました。)

(日本語の授業を教室の1番後ろで見学させて頂きました。)
(三人で分担しながら、流暢な日本語でラオスについての説明をして下さいました。)
(これは、西日本豪雨で被害にあった日本を応援するために作ったポスターを見せてくださっているところです。)
(首相府でのトンルン首相と河村委員長の懇談のようすです。)
(お二人の信頼関係の厚さを感じたひと時でした。)
(首相府の玄関ホールでの記念写真です。)
(日本大使公邸の庭の向こうに流れるメコン川をバックに、昼食会出席者の皆様と記念撮影をしました。)
(昼食会での河村建夫委員長からのご挨拶の様子です。)
(京都市から贈られた市バスには、「From Kyoto, Japan」のステッカーが貼られていました。)
(緑豊かなラオスを後に、ベトナムに向かいました。)
(ハノイのホテルから撮影した風景です。)
(日本大使公邸で、梅田邦夫大使からベトナムについての説明を伺っているところです。)
(夕食会終了後に、梅田大使と河村委員長を囲んで記念撮影をしました。)

「衆議院東南アジア政治経済事情等調査議員団」視察1日目

2018年8月19日 日曜日

本日8月19日から、24日まで、衆議院予算委員会の理事会メンバーの一員として、ラオス、ベトナム、シンガポールの視察に行ってまいります。

羽田から6時間強のフライトで、タイのバンコク空港に到着、1時間半ほどの待ち時間を過ごした後に、バンコク航空の飛行機でラオスのビエンチャン空港に到着しました。

空港では、前駐日ラオス大使で、現在はラオス日本友好議連の会長であるケントン・ヌワンタシン先生がお出迎えを下さいました。

河村建夫予算委員長は日本ラオス友好議員連盟の会長でもあり、ケントン会長とも旧知の間柄です。さまざまなお話を伺う中で、両国の友好の歴史を知ることができました。

夜には、ラオスで活躍されている日系企業の皆様との夕食会が開催されました。

ご出席下さったのは、

アジア・大洋州三井物産株式会社の古谷一樹 ビエンチャン事務所長(日本人商工会会頭)

ゴマ、小豆等の栽培・輸出をされているChanpheng Agriculture Promotion and Export の鈴木謙治社長

貨物輸送事業をされている ラオ日新SMTの木下義裕社長

水力発電事業をされている Nam Ngiep1 Power Company の高野登志裕社長

紳士服、婦人スーツの生産、輸出をされている株式会社サンテイの亀田正人 ラオス業務責任者

の5名の皆様です。

美味しいラオス料理を頂きながら、皆様からお話を伺い、ラオスの発展の可能性や課題について学ぶことができました。


(羽田空港の待合室での記念写真です。)


(タイのバンコク空港では、飛行機の機体のような構造の空間に出会いました。)


(ビエンチャン空港の控室での記念写真です。河村委員長の右が、ラオス日本友好議連のケントン・ヌワンタシン会長です。)


(在ラオス日系企業の皆様との夕食会で、河村委員長がご挨拶されているところです。)


(美味しいラオス料理の数々です。右手前の籠に入った黒いものは、もち米で、手で摘んで食べます。)


(夕食会終了後にレストランの看板の前で皆様と記念撮影しました。左から、高野さん、亀田さん、私、古谷さん、鈴木さん、木下さんです。)