2013年5月 のアーカイブ

エネルギー白書について議論、飯田市立追手町小国会見学、領土に関する勉強会、情報通信戦略調査会、原子力政策小委員会に出席、平成25年度予算成立

2013年5月15日 水曜日

5月15日は、朝8時から開催された「経済産業部会 資源・エネルギー戦略調査会合同会議」に出席し、司会進行を行いました。

本日の議事は、「エネルギー白書(骨子案)について」です。資源エネルギー庁から、白書の構成や、記述方針などについて説明を受け、意見交換を行いました。

今回の白書は、「エネルギーをめぐる世界の過去事例からの考察」と「東日本大震災と我が国エネルギー政策のゼロベースからの見直し」を2つの大きな柱として構成される予定です。

私からは、日本の周辺海域における資源量や再生エネルギーのポテンシャルなどについて記述するとともに、東日本大震災の前後で大きく変わった状況について明確に描いてほしいと要望しました。

本日は骨子のみの議論であり、本文の案が出来上がった時点で、再度合同会議で審議を行う予定です。


午前10時過ぎには、昨日懇談をさせて頂いた「伊那市議会 道路・交通特別委員会」の先生方が議員会館を訪問してくださいました。

改めて、小平委員長より、「国道等事業促進に関する提言書」を頂き、意見交換をさせていただきました。リニア開通に向けて道路整備を前倒しで行うことが重要であること、同時に、中央東線や飯田線の利便性向上を図っていくことが大切であることを確認しました。


午前10時半過ぎには、飯田市立追手町小学校の41名の皆さんが国会見学に来てくださいました。参議院議員吉田博美先生とともに皆さんをお迎えし、ご挨拶をしました。皆さんには、国会の雰囲気をしっかり感じていってほしいと思います。


午前11時からは、衆議院経済産業委員会理事懇談会に出席しました。明日の連合審査会、明後日の委員会などについて日程を確認するとともに、「消費税転嫁法案」の修正案の取り扱いについても議論されました。


正午からは、「領土に関する特命委員会 勉強会」に出席しました。

本日の議事は、「竹島に関する歴史的経緯とわが国の立場について」です。初めに、金杉憲治外務省アジア大洋州局参事官と林 肇 内閣官房 領土・主権対策企画調整室長より説明を受け、意見交換を行いました。

竹島は、歴史的にも国際法上も明らかに我が国固有の領土ですが、1952年1月、サンフランシスコ講和条約発効の数か月前に李承晩韓国大統領が出した海洋主権宣言(李承晩ライン)以降、日本漁船の竹島周辺での拿捕が始まり、以降、実効支配を強めてきています。特に日本が民主党政権下にあった2011年には、いくつもの建設プロジェクトが実施されました。

私からは、「李承晩ライン宣言前後から日韓漁業協定成立により廃止されるまでの経緯を詳しく教えてほしい。さらに、本来、教育を通じて国民の共通理解を形成することが大切だと考えるが、日本の教育現場でどのように教えられてきたのか、経緯と現状を教えてほしい。」との質問をしました。改めて、次回の勉強会で役所から回答をもらうこととなりました。

竹島問題については、これまでに日韓共同で、民間レベルでの調査・研究もおこなわれてきています。今こそ、共通の認識の部分と、意見の異なる部分を明確にし、我が国の立場を国内外に広めていく努力が大切であると感じます。


午後3時からは、「情報通信戦略調査会」に出席しました。

本日の議題は、「ICTを活用した多様な就労形態(テレワーク)」についての有識者ヒアリングです。

株式会社テレワークマネジメント代表取締役の田澤由利さんと、日本テレワーク協会専務理事の井沢晃一さんからお話を伺い、質疑応答を行いました。

実際にテレワークマネジメントで使用している管理ツールを拝見し、全国各地に散らばっている社員の皆さんとタブレット端末を使って会話したり、勤務時間の管理をしたりできるなど、実用的なシステムが実現されているのに感心しました。

出産、子育て、怪我、病気、介護など、フルタイムで働けなくなっても、柔軟に働くことができる仕組みとして、様々な職場で導入を検討すべき働き方であることを感じました。


午後4時からは、「資源・エネルギー戦略調査会 原子力政策に関する小委員会」に出席しました。

本日の議事は、「もんじゅの保守管理の不備に関する件について」です。

この不備は、日本原子力開発機構のもんじゅにおいて、機器が計画通り点検されていない原子炉等規制法違反が確認されたものです。本日の原子力規制委員会で、これまでの確認結果が報告され、今後の対応が議論されました。

今後、弁明の機会を与えた上で、原子力規制庁として、「未点検機器の点検実施、点検計画の見直し、再発防止に係る仕組みや体制の再構築」、「これらの完了を原子力規制委員会が確認するまで、運転に向けた活動を停止させる」等の命令を発出する見通しです。

もんじゅによる研究を通じて、放射性廃棄物の減容や低減化を図ることは重要であるものの、日本原子力研究開発機構の組織については、抜本的な見直しが必要であることを強く感じました。

午後8時10分からは、平成25年度予算案の参議院での否決を受けて、衆議院本会議が開かれ、両院協議会協議員の議長による指名と、国土交通委員会の「道路法」「港湾法」「水防法及び河川法」の採決が行われました。


午後10時40分から、再度、衆議院議員本会議が開かれ、両院協議会議長から協議が整わなかった旨の報告を受け、憲法の規定により衆議院の議決が優先されることが宣言され、平成25年度予算が成立しました。

これにより、アベノミクスの第2の矢である「財政出動」の法的な裏付けが確保されたこととなります。経済立て直しに向け、速やかな執行が望まれます。


(合同会議で、経済産業部会長として開会のご挨拶を申し上げました。)


(「伊那市議会 道路・交通特別委員会」の小平委員長より、提言書を頂きました。)


(吉田博美先生とともに、飯田市大手町小学校の皆様をお迎えしました。)


(「領土に関する特命委員会」冒頭の額賀福士郎委員長からのご挨拶です。)


(「情報通信戦略調査会」での川崎二郎調査会長からのご挨拶です。)


(「原子力政策に関する小委員会」での山本拓小委員長のご挨拶です。)


(午後10時40分に開かれた本会議で配布された報告書です。両院協議会の成案を得なかったことを記しています。)

中小企業政策調査会、資源エネルギー戦略調査会、衆議院本会議に出席、平谷村の皆様と有害鳥獣対策について懇談、人口減少社会対策委員会に出席、伊那市議会の皆様と懇談

2013年5月14日 火曜日

5月14日は、午前8時から「中小企業・小規模事業者政策調査会」に出席しました。

本日の議事は、まず、「個人保証に依存しない融資のあり方について」、金融庁から考え方の説明を受け、質疑応答を行いました。

金融庁として、個人保証の弊害を減らしていくために、ABL(在庫や売掛金などを活用する資金調達)の活用や、適切な保証金額の設定、事業承継の場合に保証の必要性を再検討することなどを打ち出しています。

私からは、「既存の債権についても、見直しを行い、可能な限り個人保証の解除や金額の減額などに対応するよう指導してほしい。」との意見を金融庁に申し上げました。

第2の議題は、「中小企業・小規模事業者成長プラン提言骨子案」についてです。伊藤達也調査会長の下で、これまでのヒアリングや議論を踏まえた提言案がまとめられ、これに対する意見交換を行いました。

提言は、
1.政府の成長戦略の重要な柱として中小企業政策を位置づける
2.地方企業の声を反映する仕組みを制度化する
3.支援策のあり方を企業の現場目線で見直す
4.中小企業の成長戦略の抜本的な強化
の4つを柱としています。

私は、「支援策としての補助金の使途が限定されすぎていて使いにくいという声に応えるべきであること、日本政策金融公庫が、かつて国民生活金融公庫が果たしてきたきめ細やかな創業支援機能を果たすことが重要であること、金融機関は、産業構造の転換をスムーズに進めるため、廃業支援についても丁寧に対応すべきこと。」などについて意見を申し上げました。


午前11時からは、「資源・エネルギー戦略調査会、資源戦略に関する小委員会」に出席しました。

本日の議事は、「鉱物資源確保政策におけるリサイクルについて」です。

都市鉱山とも言われる使用済みのパソコンや携帯電話、家電製品から、金やレアアースを回収する方策について、経済産業省から説明を聞き、意見交換を行いました。

今後は、様々な家電製品などについて、金属や部品の回収、リサイクルまで考えて、分解などがしやすい設計をすること、回収コストについて、自動車の場合のように、商品価格の中に含めて確保していくことなどが大切ではないかと感じました。


午後12時半からは、衆議院本会議が開催され、環境委員会の「特定フロン回収法」が全会一致で可決され、引き続き、消費者庁の「食品表示法」について趣旨説明と質疑が行われました。


午後1時半からは、「衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会」の理事懇談会に出席しました。次回委員会の日程や、最新科学技術の視察について協議が行われました。


午後2時半には、地元から平谷村長ならびに平谷村議会の先生方が議員会館を訪問くださいました。

会館内の議員会議室で、農林水産省の鳥獣災害対策室の森澤室長、春日井企画係長から「鳥獣被害対策の現状と課題」についてお話を聞いた後、質疑応答を行いました。

自民党政権時代、平成19年に、私も関わって鳥獣被害防止特措法が成立し、以来、民主党時代に一時予算が減ったものの、現在では毎年100億円弱の予算が計上されるとともに、政権奪還後の平成24年度補正予算では129億円の予算が確保され、被害防止計画が採択をされた場合には、交付税措置も含め、国が約90%を負担する仕組みになっています。

平谷村では、サル、シカ、イノシシなどの被害が多く、1頭当たり3万円の報奨金を出して駆除を進めているとのことでした。これからも、現場の様々な課題や要望についてお聞きしながら、鳥獣被害対策について、しっかりと対応をしてまいります。


午後4時からは、「人口減少社会対策特別委員会」に出席しました。

本日の議事は、「こども・子育て支援新制度について」です。全国認定こども園協会と、全国認定こども園連絡協議会からそれぞれご意見や要望をお聞きし、意見交換を行いました。

幼稚園と保育園の機能を融合した「認定こども園」は、様々な子育てのニーズにこたえるひとつの形ですが、文部科学省と厚生労働省の所管する事業が混在していることから、窓口の一本化に向けた制度の構築が行われようとしています。

私からは、幼児教育の無料化や、スタッフの配置基準の見直し、1年の子育ての後の保育園入園が難しい問題などについて、両団体の皆様に質問をしました。

子育て支援の充実に向けて、今後とも現場の皆様のご意見やご提言を大切にしながら、取り組んでまいります。


午後6時からは、「伊那市議会 道路・交通対策特別委員会」の皆様との懇談会に出席しました。

委員会の先生方は、本日は中部地方整備局、明日は国土交通省本省、明後日は関東地方整備局を訪問し、地元の道路整備について要望活動をされるとのこと。

本日は、伊駒アルプスロードや152号線、361号線やスマートインター整備について、ご要望を頂きました。リニア新時代に向けた道路交通網整備は、地域の成長戦略にとっても大変重要なインフラです。その推進に向けて、しっかり取り組んでいくことをお約束しました。


(「中小企業・小規模事業者政策調査会」での伊藤達也調査会長からのご挨拶です。)


(「資源戦略に関する小委員会」冒頭の渡辺博道小委員長からのご挨拶です。)


(平谷村の皆様をお迎えし、私から歓迎のご挨拶を申し上げました。)


(議員会館の私の部屋を見ていただき、記念撮影。国道418号線の整備促進についてもご要望を頂きました。)


(「人口減少社会対策特別委員会」での猪口邦子委員長からのご挨拶です。)


(「伊那市議会 道路・交通対策特別委員会」の先生方と、本音の意見交換ができました。)

超党派「憲法96条改正を目指す議員連盟」総会、「清和政策研究会との懇親の集い」に出席

2013年5月13日 月曜日

5月13日は、午後から議員会館の事務所で役所などとの打ち合わせを行い、午後4時半からは超党派「憲法96条改正を目指す議員連盟」総会に出席しました。

呼びかけ人代表で、本日の総会で会長に就任された古屋圭司先生からは、「この議連が平成23年に設立された時の賛同者は230名でしたが、現時点で350名を超えています。現行の96条では、国民から国民投票に参加する機会を奪っている状況にあります。インドの初代首相ネルーは、憲法を固定的なものにしてしまえば、国家の成長も人々の成長をも止めてしまうと述べています。」との趣旨でご挨拶がありました。

憲法は国家の基本です。自民党は憲法改正草案を示していますが、憲法改正の内容についての国民的な議論を深めるとともに、その手続きの進め方についても多くの理解が得られるよう、運動していかなければならないと思います。


午後6時からは、「清和政策研究会との懇親の集い」が開催されました。昨年の集いを上回る多くの皆様のご参加をえて、盛大な会となりました。

7月に予定されている参議院選挙に出馬予定の皆さんも壇上に集合し、若林けんた先生、たかがい恵美子先生の発声で必勝コールを行いました。

遅れて安倍晋三総裁もかけつけ、ご挨拶を頂きました。参加された皆様の心が一つになった集いでした。


(会長に就任された古谷圭司先生です。右は、来賓講演をされた櫻井よしこさんです。残念ながら、私は日程の都合上お話を聞くことはできませんでした。)


(若林、たかがい両先生の音頭で、参議院選挙候補予定者の皆様とともに、必勝コールを行いました。)


(安倍総裁からも、力強いご挨拶を頂きました。安倍内閣を安定させ、日本を発展させていくためにも、参議院選挙の必勝を期すことが大切です。)

神職・氏子総代会総会に出席、豊丘アイリス園訪問、飯島町後援会七久保支部総会開催

2013年5月12日 日曜日

5月12日は、家内とともに高遠町で昼食をとり、その後下伊那に向かいました。途中、新緑や山々の美しさを満喫しました。


午後2時からは、「長野県神社庁飯伊支部 北部・竜東連合部会神職・氏子総代会総会」に出席しました。

私からは、「現在経済産業部会長の立場で経済の再生に取り組んでいますが、真の再生のためには、倫理観を伴った経済の発展が必要と考えます。地域における指導的立場にある皆様の一層のご活躍をお願い申し上げます。」との趣旨でお祝いの言葉を述べさせていただきました。

午後3時からの講演会では、株式会社河合楽器製作所体育事業部健康増進推進室長の青木倫先生から、「スポーツリンパ健康法について」と題したお話をお聞きしました。実際に体を動かしながら、リンパの流れを良くする方法や、必要な筋力を鍛える方法などについて伺いました。大変ためになる講演でした。

午後4時からの懇親会の時間には、地元喬木村のフラメンコサークルの皆様による見事な踊りの披露がありました。息の合った美しい踊りに、参加者の皆様から大きな拍手が送られていました。


午後5時前には、豊丘村の「豊丘アイリス園」を訪問しました。約30アールのアイリス園では、青や黄色のアイリスが咲き始めています。現在、アイリスが230種類以上、バラが50種類以上、シャクヤクも50種類以上あるそうです。

田戸ヒデ子さんが、おひとりで育てられているとのことで、びっくりしました。ご主人の田戸宣宏さんも、植物用のアーチを手作りするなど、協力されているとのことでした。

5月20頃には、満開になるだろうとのことでした。皆様、是非お出かけください。


午後6時からは、飲島町後援会七久保支部総会に家内とともに出席しました。

本日は、来賓として飯島町長さんや、高坂後援会長、七久保区長さんにもご出席を頂きました。

総会では、25年度、26年度の新たな役員体制も決まり、竹沢支部長の下、後援会活動や夏の参議院選挙に向けた活動を充実させていくこととなりました。

私からは、皆様に対する御礼とともに、国政報告として、アベノミクスと財政再建、TPPの動向、道州制についての考え方、憲法改正と96条、9条改正問題などについてお話をしました。

その後の懇親会では、「今日は様々な話が聞けてよかった。もっと多くの人に聞いてもらいたいと思った。」との言葉を頂きました。これからも、多くの皆様との意見交換を大切にしていきたいと思います。


(新緑と山の青さのコントラストがとてもきれいでした。)


(田圃の水に映る山や木もきれいですね。)


(神職・氏子総代会総会でのお祝いのご挨拶です。)


(青木先生から、実践的なお話をお聞きすることができました。できることから実践したいと思います。)


(連合部会の片桐道則部会長(私の左)をはじめとする役員の皆様と、小池県議、高橋県議とともに記念撮影。)


(息の合った素晴らしいフラメンコでした。)


(「豊丘アイリス園」の田戸宣宏さん、ヒデ子さんご夫妻です。いろいろとお話をお聞かせくださいました。)


(色とりどりの花が咲き始めています。まさにこれから見ごろを迎えます。)


(飯島町後援会七久保支部総会での国政報告の様子です。皆様熱心に聞いてくださいました。)