2011年2月 のアーカイブ

党改革委員会に出席、自動車整備振興会伊那支部新年会に参加

2011年2月4日 金曜日

本日(2/4)は、朝8時から党本部で開催された党改革委員会に出席しました。

この委員会では、現職の国会議員、および支部長出席の下で、自民党改革の在り方について検討をしています。

本日の講師は、日本経済新聞社コラムニストの岡部直明氏でした。お話は、世界の中での日本の在り方やリーダー論など多岐にわたり、大変示唆に富むものでした。

特に印象的だった言葉は、

「ダボス会議に行ったが、菅総理のスピーチになると聴衆が減ってしまう。日本の存在感が下がっている。」

「菅政権の政策は理念なき経済政策・軸なき外交だが、自民党や鳩山政権の負の遺産を引き継いでいる面もある。」

「日本は戦後最大の危機にあるが、危機を危機と感じていない。これを打開しないと日本の未来はない。特に、財政危機は軽視できない。」

「与謝野氏の政策の基本は財務省の考え方。改革しないで税金を投入しようとしている。」

「もっとグローバルな視野で政治をやらないと、地盤沈下は止まらない。日本は井の中の政治、井の中のメディアになっている。民主党のアキレス腱は国際感覚の無さ。」

「党改革はリーダーをだれにするかで決まる。リーダーには、政策の判断能力、決断力、行動力、説得力、国際的信任を得られる人であることが求められる。」

「日本は国際協調のハブになるべき」

などです。

改めて、大局的な見地から、日本のあるべき姿をとらえ、国民みんなで危機感を共有して乗り切っていくことが必要であることを感じた会でした。


(中央が岡部講師。右は細田政治制度改革実行本部長、左は塩崎党改革委員長です。)

 

その後伊那にもどり、夜には長野県自動車整備振興会伊那支部の全役員新年会に出席しました。

私も顧問として毎年出席させて頂いていおり、今日も皆様から様々なお話を伺うことができました。

特に、「昨年2月にスタートした伊那車検場での軽自動車車検により、松本まで高速代やガソリン代を使って車をもっていかなくても良くなり、コストや時間が節約でき、大変助かっている。」という声を多く頂きました。(経緯については、2/16のブログhttp://m-ichiro-blog.net/?p=344をご参照ください。)

長年の懸案解決に少しでもお手伝いすることができ、大変うれしく思います。

自動車はこの地域にとっての無くてはならない交通手段です。整備振興会の皆様には、これからも、新たな技術に対応しながら、さらにご活躍を頂きたいと思います。


(私も、振興会の発展をお祈りし、お祝いを述べさせていただきました。)

飯田市内を訪問、飯田下伊那菓子組合新年会に出席

2011年2月3日 木曜日

本日(2/3)は、久しぶりに温かな日となりました。今日は、飯田市後援会の松尾支部長をお引き受けいただいている木下那寿さんにご同行頂き、松尾地区の皆様を訪問しました。

松尾地区には、以前よりご支援いただいている方も多く、多くの方から「次回は是非頑張って。」という励ましの言葉を頂きました。皆様の応援にこたえるためにも、がんばってまいります。


(木下支部長ご夫妻と記念撮影しました。木下支部長にはお忙しい中、本当にお世話になりました。)

 

夕方には、飯田下伊那菓子組合の新年会に出席しました。

和菓子や半生菓子など、お菓子は飯田下伊那地域を支える産業の柱の一つとなっています。

今後、リニアや三遠南信開通を控え、全国から多くの方々にこの地を訪れて頂けるよう、お菓子のメッカとして、当地域のブランド力を上げていくことが望ましいと考えます。組合の皆様には、本年もさらにご活躍頂きたいと思います。


(関係する諸団体や各種の企業の皆様も参加され、盛大な新年会でした。)

中小企業団体中央会新春経済懇談会、伊那異業種交流研究会に参加

2011年2月2日 水曜日

本日(2/2)は、長野県中小企業団体中央会上伊那支部主催の新春経済講演会と懇談会に出席しました。

講演会の講師は、福井県立大学経済学部特任教授で経済評論家の中沢孝夫先生です。「中小企業の活性化と地域経済」のテーマで、大変示唆に富むお話をお聞きすることができました。

特に印象に残った言葉は、

・企業の目的は顧客を創造することである。

・会社とは、付加価値をつくるところである。

・人間のみが付加価値をつくることができる。

・「人を大事にする」ということは、「成長意欲のある人に、頑張る目標、条件を用意すること。」

・海外展開している会社ほど国内もうまくいっている例が多い。ただし、日本で駄目だからと外国へいったところは皆ダメ。

・スマートフォンにおけるカメラや携帯、パソコンの融合のように境界の無い商品が多くなっている。この分野では技術よりも、組み合わせるアイデアや応用力、マネジメント能力が大切。

・イノベーションには、「主要な仕事をどう改革するのか」と「新しい仕事をどうやってつくるか」の両面がある。

・新たな付加価値は豊かなところで生まれる。新興国では従来技術の応用で対応できる。

・地域の概念を海外まで広げ、どんどん外を見に行った方がよい。

・個人商店は、地域に根をはった植物のようなもの。大型店と違い、移転はなかなかできない。その場合、周りの人口を増やす工夫が大切。

・「あの店にあるものは大丈夫」「あの会社の品質管理はきちんとしている」など、ブランド化していくことが大事。ブランドを意識的につくっていくことにより、地域も継続する。

などでした。

講演の後、私も、「政治に求められているのは、企業が地域に根差した活動やグローバルな業務を行うのに必要な法律・税制・規制緩和などの整備を行うとともに、将来ビジョンや方向性をしっかりと示すことではないか。」との趣旨でコメントをさせて頂きました。

懇親会では、多くの皆様から、「現在の政権には怒りを覚える。是非、まともな政治の実現のために頑張ってほしい」とのご意見を頂きました。ご期待に添えるよう、頑張ってまいる決意です。


(我が国が目指すべき社会像についても、お話をさせて頂きました。)

夜には、伊那異業種交流研究会第1グループの例会に出席しお二人の方の話をお聞きしました。

まず、メンバーの一人である東京海上日動火災保険株式会社の平澤宏基さんから、最近の損害保険における変化やこれから目指すべき方向などについてお話をお聞きしました。

特に、「これまでの保険は、事故で生じた損失の補償が中心だったが、これからは、事故を発生させない工夫や損害の極小化、早く原状復帰を図ることが求められる時代になる。」という話はたいへん興味深いものでした。

 

次に、天恵製菓株式会社の片桐義宣社長から、創業以来のあゆみ、経営理念などについて伺いました。

天恵製菓の半生菓子(最中やミニどら焼き、マシュマロ菓子など)は、全国のコンビニやスーパーに出荷され、年商は2000年ごろの約20億円から大きく増加し、現在は約40億円となっています。

私自身も、豊丘村の天恵製菓の工場には何度も伺い、工場見学などもさせて頂いています。また、天恵製菓の皆様には、会社を上げて応援を頂いており、感謝のほかありません。

伊那谷に根差し、全国で愛される商品を作り続ける天恵製菓のような企業が増えてくれることが、地域の中長期的な発展には欠かせません。こうした皆様のご意見をしっかりと受け止めて活動をしていきたいと思います。


(片桐社長は、公認会計士として活躍された経歴もお持ちです。2009年5月に社長に就任されました。)


(会の最後に全員で記念撮影。2列目の左端が損害保険のお話をして下さった平澤宏基さんです。)

認知症グループホームを訪問、上伊那左官組合、飯田精密機械工業会の新年会に出席

2011年2月1日 火曜日

本日(2/1)は、駒ヶ根市にサングリーン株式会社が開所した認知症グループホーム「たのしや駒ヶ根」を訪問しました。

この施設は、9室の個室をワンユニットとして2ユニット18人の方が入居予定の施設です。

建物は、断熱構造に加え、屋根に設置した太陽光真空集熱温水器を利用した給湯・床暖房システムなどを導入し、超・省エネルギー仕様となっているそうです。実際、ほとんど空調をしていないにもかかわらず、建物全体が温かく感じました。

また、感染症対策として、万一感染された方がでても、各部屋の空調設備により他の部屋に広がらないようになっているほか、弱酸性次亜塩素酸水の空中噴霧機やキッチンでの利用等によりウィルス対策をされています。

グループホームでは、看護師や介護福祉士スタッフの皆様のサポートで、食事もユニットごとにつくるなど、家庭的な環境で、共同生活を送ることにより、認知症の症状の改善にも効果があるそうです。

将来的には、高齢者専用の賃貸住宅と診療所を併設した施設を隣接した土地に開設することも検討されているそうです。こうした、一人暮らしの高齢者の方々をサポートする施設はこれから益々必要となります。「たのしや駒ヶ根」が地域の良いモデルとして発展されることを期待したいと思います。


(左が社長の井坪義文さん、右は介護事業支援室長の下平憲夫さんです。お話を聞かせて頂き、ありがとうございました。)

 

夕方には、上伊那左官事業共同組合の新年会に出席しました。

住宅建設の落ち込みなど、環境は厳しいとのことですが、近年、珪藻土や漆喰のもつ殺菌効果や調湿効果など、健康な住環境をつくる機能が注目されています。健康元気な長野県をさらに発展させるためにも、技術集団である左官組合の皆様の活躍をお願いしたいと思います。


(組合の皆様に活躍頂けるよう、政治も未来への明るい展望を示す責務があると思います。)

 

その後、飯田市で開催された飯田精密機械工業会の新年会に出席しました。

飯田下伊那には、素晴らしい技術力をもった企業がたくさんあります。今後の、三遠南信自動車道やリニア中央新幹線の開通を見据え、広域的なビジネス連携なども進め、是非地域の基幹産業分野としてさらに発展していただきたいと思います。


(懇談の中で、前向きに取り組む皆様のお話を伺うことができました。)