2020年6月 のアーカイブ

多重債務問題等に関する懇談会で挨拶、自民党経済成長戦略本部、経済財政諮問会議に出席

2020年6月22日 月曜日


6月22日は、午後1時半から金融庁で開催された「多重債務問題及び消費者向け金融に関する懇談会」に出席し、冒頭に金融担当副大臣としてご挨拶を申し上げました。

本懇談会は、これまでの多重債務対策の成果を維持しつつ、新たな課題等への対策を含めた今後の取り組むべき施策を検討する場として、設置・運営されてきました。

本日は、関係省庁より多重債務問題への対応状況や、ギャンブル等依存症対策の状況のほか、被害等の相談が寄せられていた給与ファクタリングへの対応状況の報告が行われ、議論が行われました。


午後2時15分からは、党本部で開催された「経済成長戦略本部」に出席しました。

本日は、「令和2年度 経済成長戦略 提言(案)」について説明を受けました。

提言案は、官民のデジタルトランスフォーメーションを徹底的に進め、地域分散型のデジタル田園都市国家を実現すること、国民も産業も格差の少ない温かな経済社会と持続可能な資本主義を実現すること、「金融都市TOKYO」を実現、「環境先進国」として科学技術で世界をリードすること、国際社会の協調を導きつつ国益を守るための「経済安全保障」に万全を期すことなどを目指したものとなっています。

その後、多くの出席した議員から様々な角度から意見発表が行われました。


午後4時からは、オンライン会議形式で開催された「経済財政諮問会議」に、有識者議員である竹森俊平先生、柳川範之先生、神田憲次大臣政務官と共に、内閣府の会議室で出席しました。

会議では、「新たな日常」の構築に向けて(地方、社会保障)、及び骨太方針に向けて、について議論が行われました。

安倍総理は、本日の議論を踏まえ、

1.国・地方共に行政サービスをデジタル化し、そしてデジタル・ガバメントを国民目線で構築していくことは、もはや一刻の猶予もない。

2.医療・介護のデジタル化を進めていくことは、感染症の第2波の到来など、今後あり得べき危機に備えるためにも極めて重要。

3.本年の骨太方針は、今回の感染症の拡大で明らかになった我が国の課題に正面から向き合い、新たな日常を通じた質の高い経済社会の実現を目指すべく、それに向けた社会変革の方向性を盛り込んでいきたい。

との趣旨で発言をされ、担当大臣に指示が出されました。

発言の全文は、首相官邸のホームページでご参照いただけます。




多重債務問題及び消費者向け金融に関する懇談会の様子です。



懇談会の冒頭に私からご挨拶をしているところです。



経済成長戦略本部での林芳正座長のご挨拶です。



テレビ会議方式で行われた経済財政諮問会議の様子です。



安倍総理の発言を聞いているところです。

伊那市で朝の風景を撮影、下條村、阿南町、売木村を訪問

2020年6月21日 日曜日


6月21日は、ほぼ3か月ぶりに伊那谷各地を訪問しました。

朝は、伊那市内でいつも撮影するポイントから初夏の風景を撮影しました。

午前中には、下條村を訪問、金田憲治村長から、新型コロナウイルス感染症の村における影響と、対応策についてのお話を伺いました。

昼には、4月にリニューアルした阿南町の道の駅 信州新野千石平 「蔵」を訪問し、阿南町の勝野一成町長と、運営会社「蔵」の金田三千男社長にお話を伺いました。

4月のリニューアルオープンの際には、多くのお客様が来られたそうですが、新型コロナ対応で休業、5月中旬から徐々にお客様も増え、本日も多くの皆様で賑わっていました。

午後には、売木村を訪問し、清水秀樹村長から村の課題などについてお話を伺うとともに、私が成立に関わった「棚田地域振興法」に基づく「指定棚田地域」に売木村が指定されたことを受けて、売木村の4か所の棚田の一つ、岩倉棚田を訪問しました。

さらに、今月オープンした「TAKARAチーズ工房」を訪問し、可愛い子ヤギに会い、ヤギのチーズを買いました。

道の駅近くでは、日本で初めての試みである地上据え置きタンク方式のガソリンスタンドを見学しました。現在実証実験中とのことでしたが、地域のスタンドを低コストで存続させるための試みとして、注目したいと思います。




伊那市内で撮影した初夏の風景です。



下條村の金田憲治村長からお話を伺っているところです。



阿南町に向かう途中で撮影した風景です。



阿南町の道の駅 信州新野千石平 「蔵」で、阿南町の勝野町長、「蔵」の金田社長とお会いしました。



お店の中の三遠南信コーナーでの記念撮影です。この道の駅は、三遠南信地域全体の「ど真ん中」ということで、各地の名産品を集めて販売をされていました。



売木村の清水村長と、ご自宅近くの岩倉棚田を訪問しました。
棚田地域振興法を地域活性化につなげて頂ければ幸いです。



チーズ工房近くには、可愛い子ヤギが飼われています。



子ヤギたちは、仲良く草を食べていました。



TAKARAチーズ工房を経営する後藤宝さんと娘さんとともに、記念撮影をさせて頂きました。



道の駅の近くにある地上据え置きタンク方式のガソリンスタンドです。本日はお休みでしたが、シャッターの向こうに給油機があるそうです。

人工知能未来社会経済戦略本部、情報通信戦略調査会、がんゲノムWG、知的財産戦略調査会、国際政治経済懇談会に出席

2020年6月19日 金曜日


6月19日は、午前9時から「人工知能未来社会経済戦略本部」に出席しました。

本日は、「我が国における人口知能を駆使した未来社会の実現加速化に関する決議~感染症拡大や災害に負けない強靭な社会の構築にむけて~」(案)について説明をうけ、意見交換を行いました。

決議案は「人材育成」「人工知能研究開発ネットワーク等の強化」「社会実装の更なる加速化」「AIの研究開発・社会実装の基盤となる情報通信環境等の整備」「AIの信頼性、透明性の確保」「成果を確実なものとするための予算の確保」を柱としています。

私からは、感染症拡大や防災などにおけるAIの社会実装の具体的な姿を示すべきではないか、自動運転の実現などにおいて今後取り組むべき法制面の課題についても書き込むべきではないか、との意見を申し上げました。


正午からは「情報通信戦略調査会」に出席しました。

本日は、東京大学大学院法学政治学研究科の宍戸常寿教授から「匿名におけるSNS上での誹謗中傷対策にかかる法的論点」について、一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)の吉田奨専務理事から「匿名における誹謗中傷への対策」について、それぞれお話を伺い、質疑を行いました。

投稿者の情報開示に当たっては、匿名表現の自由と裁判を受ける権利の調整が重要であること、コンテンツプロバイダにおける利用規約での名誉棄損や侮辱などの投稿の禁止と周知強化、啓発コンテンツの充実と取組の透明性の向上が必要であることなどを学びました。


午後1時からは「データヘルス推進特命委員会 がんゲノム・AI等WG」に出席しました。

本日は、株式会社ヘルスケアイノベーションの宮田満代表取締役社長から「大規模ゲノム研究力が国際競争力と国民の安寧のインフラに~10万人ゲノム計画に対する期待」と題したご講演を頂き、質疑を行いました。

10万人ゲノム計画は、21世紀の医療・予防基盤を形成することを目的とすべきであり、ポスト自動車産業である医薬産業の国際競争力の鍵を握っている、との趣旨で明快なお話を伺うことが出来ました。


午後3時からは「科学技術・イノベーション戦略調査会 知的財産戦略調査会合同会議」に出席しました。

本日は、オンラインでご参加いただいた、東京大学未来ビジョン研究センターの渡辺俊也教授から「大学知財の価値実現と資金還元の方策」について、株式会社東京大学TLOの山本貴史代表取締役社長から「我が国における産学官連例活動の実態と課題」について、それぞれお話を伺い、質疑を行いました。

渡辺先生からは、「大学の知財価値を高めるためには、知財が帰属する大学がマネジメントを行うこと、ベンチャーとの産学連携に重点を置き、新株予約権の活用をすべき」などのご提言を頂きました。

山本社長からは「産学連携をイノベーションに結実させるためには、大学と産業界のギャップを埋めるファンドを充実させ、事業化のための研究支援をすることが重要」であり、「ベンチャー支援の質的向上、海外ライセンスの拡充、大学における産学連携人材の雇用形態やキャリアパスの開発、創薬支援の加速」などが必要であるとのご提言を頂きました。

東京大学TLOにおけるロイヤルティ総額が1300億円を超え、オックスフォード大学に並ぶ水準であるとのお話に驚くとともに、米国大学の特許出願が大学の単独出願で中小企業・ベンチャーに委ねられているのに対し、日本の大学の特許出願が大企業との共同出願が多いという点を改革する必要があることを感じました。


午後6時半からは、テレビ会議方式で開催された「国際政治経済懇談会」に出席しました。

本日は、アジア・パシフィック・イニシアティブの船橋洋一理事長から「地経学の時代:米中『新冷戦』と日本の戦略」について、東京大学の川島真先生から「新型肺炎問題と中国」について、それぞれお話を伺い、そのご出席メンバーの皆様との質疑応答が行われました。

米中関係や日本のとるべき戦略などを中心に、大変充実した懇談会となりました。




人工知能未来社会経済戦略本部での塩谷立本部長のご挨拶です。



情報通信戦略調査会での山口俊一会長のご挨拶です。



がんゲノム・AI等WGで講演をされた宮田満社長のご挨拶です。



知的財産戦略調査会の林芳正調査会長のご挨拶です。



オンラインでご出席くださった渡辺俊哉先生からお話を伺っているところです。



テレビ会議方式で開催された国際政治経済懇談会の様子です。写真右は西村康稔大臣です。

消費者問題調査会、中小印刷産業振興議員連盟総会、西村大臣と日本商工会議所との意見交換会、超党派「山の日」議員連盟総会、地方移住推進議員連盟総会、新型コロナウイルス感染症対策本部に出席

2020年6月18日 木曜日


6月18日は、午前8時から「消費者問題調査会」に出席しました。

本日は、「第4期消費者基本計画の工程表の策定」と「新型コロナウイルス感染症に関する消費者庁の対応」について、消費者庁より説明を受け、質疑を行いました。

私からは、エシカル消費(人や社会・環境に配慮して消費者が自ら考える賢い消費行動)の普及啓発のためには、商品やサービスなどの基準やガイドラインの明確化や認証などの仕組みの整備が必要であること、新型コロナウイルス感染症対策では、次亜塩素酸水の効能や使用法に関する評価や情報発信が遅く、混乱を招いたことを踏まえ、迅速な対応をすべき、との意見を申し上げました。


午前9時からは「中小印刷産業振興議員連総会」に出席しました。

本日は、中曽根弘文会長と伊藤達也幹事長のご挨拶に引き続き、新たに会長に就任された全日本印刷工業組合連合会の滝澤光正会長からご挨拶を頂きました。

引き続き、全日本印刷工業組合連合会の池尻淳一専務理事から、新型コロナウイルス感染症に対する中小印刷会社への影響等と要望内容についての説明を頂きました。

経済の回復を目指して行われるGo To Travelキャンペーンでも、全国各地の印刷業の皆様が活躍していただけるよう、応援をしていきたいと思います。


午前10時からは、「西村経済財政政策担当大臣と日本商工会議所との意見交換会」に出席しました。

始めに、日本商工会議所の三村明夫会頭から「新型コロナウイルスの中小企業経営等への影響」についてのご説明を含めたご挨拶を頂きました。

西村康稔大臣からは、新型コロナウイルス感染症の経緯と現状、明日からの社会経済活動の引上げ、我が国が抱える課題と前向きな動き、今後の経済財政運営についての考え方などに触れながらご挨拶がありました。

私からは、一昨日の「雇用対策に係る副大臣会合」開催に触れ、地域の商工会議所で仕事が減少した職種の皆様と農家をつなぐ取り組みをされていることに敬意を表し、さらにお力を頂くことをお願いしました。さらに、金融担当副大臣として、政府系金融機関と民間金融機関による資金繰り支援に引き続き努力していくことをお誓いしてご挨拶をしました。

神田憲次政務官からもご挨拶があり、引き続き、オンラインで参加された全国10か所の商工会議所会頭の皆様からご意見を頂き、西村大臣からお答えをしました。

約1時間半にわたる大変充実した意見交換会でした。


午後3時からは、超党派「山の日議員連盟」総会に出席しました。

本日は、衛藤征士郎会長のご挨拶に引き続き、一般社団法人 全国山の日協議会の梶正彦理事長と手塚友惠常務理事から「山の日全国大会の延期」などについてご説明を頂き、公益社団法人 日本山岳ガイド協会の武川俊二理事長と北アルプス山小屋友好会の山田直会長と槍ヶ岳観光株式会社の穂苅大輔さんから「山を巡る情勢と対応」についてのお話を頂きました。

私からは、感染症拡大防止策を取りながらの山小屋経営の課題について質問をするとともに、金融庁として、資金繰り支援などを全力で行うことをお誓いしました。


午後4時からは「地方居住推進議員連盟 第17回総会」に出席しました。

本日は、石田真敏会長のご挨拶に引き続き、テレワーク推進フォーラムの宇治則孝会長から「地方創生に資するテレワークの推進について」と題したご講演を頂きました。

コロナ感染防止対策は、社会全体の意識改革の絶好の機会であり、テレワーク活用による大都市一極集中の是正や地方居住をふまえた新しいまちづくりの原動力となる、とのお話を伺い、大変心強く感じました。


午後4時50分過ぎからは、「新型コロナウイルス感染症対策本部」に出席しました。

会議では、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。

安倍総理からは、本日の議論を踏まえ、次のような趣旨で発言がありました。

1.明日、社会経済活動のレベルをもう一段引上げ、都道府県をまたぐ移動について制限がなくなること、一定の人数や収容率の下で、コンサート等のイベントが開催可能となること、接待を伴う飲食業等についても、ガイドライン遵守を前提に休業要請を撤廃すること。

2.明日から、接触確認アプリを導入し、クラスター対策を強化すること。

3.国際的な人の往来を部分的・段階的に再開していくこと。

4.我が国の検査能力・体制の拡充を進めること。

コロナ時代の新たな日常に向かって、感染予防と両立しながら社会経済活動を回復させていく取組をしていかなければなりません。

安倍総理の発言の全文については、首相官邸のホームページをご参照ください。




消費者問題調査会での船田元調査会長のご挨拶です。



中小印刷産業振興議員連総会での伊藤達也幹事長のご挨拶です。



西村経済財政政策担当大臣と日本商工会議所との意見交換会での日本商工会議所の三村明夫会頭のご挨拶です。



内閣府副大臣として私からご挨拶をしているところです。



超党派「山の日議員連盟」総会での衛藤征士郎会長のご挨拶です。



地方居住推進議員連盟総会での石田真敏会長のご挨拶です。



首相官邸で開催された新型コロナウイルス感染症対策本部の様子です。



安倍総理が発言されているところです。