宮下一郎ブログ

中小企業政策調査会、衆議院経済産業委員会、原子力問題特別委員会、経済産業部会幹部会に出席、伊那市で伊那市長、農水事務次官と懇談

2013年4月19日

4月19日は、午前8時から「中小企業・小規模事業者政策調査会」に出席しました。

本日は、計測制御機器メーカーである株式会社メトロールの松橋卓司社長と精密板金加工を中心とする株式会社浜野製作所の浜野慶一社長から、「中小企業施策の普及、使い勝手の向上にむけたヒアリング」を行いました。

松橋社長からは、英語と中国語のホームページを立ち上げたことにより、海外との直接取引が始まったこと、トルコ、ソウル、バンガロールなど世界の展示場に出かけ、国際営業力を強化したとのお話を伺いました。

研究開発に対する補助金の問題点として、企業単独のプロジェクトで使えない、開発パートナーを途中で変えられない、申請時の提出資料が膨大・複雑であるなどの点についてご指摘を頂きました。

さらに、今後の補助金の在り方として、研究開発期間内の補助金の年別の割合を自由に変えられるようにすること、補助金の対象を開発段階までに限定せず、金型など量産試作までを対象とすることなどの提案がありました。

また、浜野社長からは、多くの中小企業が抱える課題として、そもそも助成金があることを知らない、助成金公募が年度替わり時期に集中しており申請できる数が限られる、公募条件が厳しすぎる、書類審査時に自らの課題・ニーズが明確でない企業が多い、文章化する能力・人材がないなどの点を指摘いただきました。

制度の改善や、サポート体制の整備により、こうした課題の克服を行うことが大切であることを実感しました。


午前9時から11時すぎまで、衆議院経済産業委員会が開催され、消費税転嫁対策特別措置法案の趣旨説明と与党議員による質疑が行われました。

また、午前9時から12時まで、衆議院原子力問題調査特別委員会が開催され、原子力規制委員会の田中俊一委員長、東京電力の広瀬直己社長に対して、各党所属の委員による質疑が行われました。


午後12時15分からは、党本部において経済産業部会幹部会が開催され、司会進行を行いました。

本日の議題は、参議院選挙公約についてです。経済産業分野に関わる政策について、昨年の衆議院選挙における公約をベースに、経済環境の好転や様々な法律の成立などを踏まえたものに加筆修正する作業を行いました。

それぞれの分野、項目について問題認識やこれからの方向性を明確に示す公約となるよう、取り組んでまいります。


その後、地元にもどり、午後6時半からは、伊那谷を訪問された農林水産省の皆川芳嗣事務次官、白鳥孝伊那市長と高遠城址公園で合流しました。

高遠町の桜は8割方散っていましたが、残っている花もあり、お花見の雰囲気を味わうことはできました。

公園内の高遠閣で打ち立ての高遠そばを頂きながら、懇談をさせて頂きました。

皆川次官は、本日は夕方から耕作放棄地対策事業や伊那市が日本一の生産量を誇る花である「アルストロメリア」の農家を訪問された他、DLD(薪ストーブ及び薪の会社)を視察されました。

明日は、新宿区によるカーボンオフセット事業の対象となっている鹿嶺高原や、農林水産省の山村振興事業で建設された伝統文化等保存伝習施設である「中尾歌舞伎座」、農家レストラン「こかげ」などを訪問される予定だそうです。

皆川次官は伊那谷を訪問するのは初めてとのことでしたが、頑張っている地域の現場を見て頂くのは、大変有意義なことだと感じました。


(「中小企業・小規模事業者政策調査会」で挨拶される伊藤達也調査会長です。)


(経済産業部会幹部会では、皆様から建設的なご意見やご提言を頂き、充実した会議となりました。)


(皆川次官(私の左)、白鳥伊那市長(その左)を始めとして、伊那市、長野県の担当者の皆様とともに懇談をしまた。)


(高遠城址公園の桜も、終わりに近づいていますが、まだ、あちらこちらの木で、かわいい花を見ることができました。)

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