2013年7月 のアーカイブ

上田市で丸子中央病院の竣工式、都内で日本地域紙協議会設立20周年記念パーティーに出席

2013年7月26日 金曜日

7月26日は、午前11時から上田市内で開催された「丸子中央病院竣工式」に出席しました。

本病院を運営されている医療法人丸山会の先代の丸山大司前理事長と現在の丸山和俊理事長には、父と私を20年以上にわたりご支援を頂き、大変お世話になっています。

丸山理事長によれば、平成21年に病院移転改築の計画を立ち上げ、以来4年間、様々な課題を乗り越えて本日の竣工式を迎えたとのことでした。

本日は、会場に早めに到着したため、20分ほど、院内の各階を歩きながら説明をお聞きしました。スタッフの皆様がとても親切に対応して下さいました。8月14日のオープンに向けて、8月12日から2日間で設備の引っ越しなどを行うとのことで、まだ医療機器やベッドなどはありませんでしたが、とても明るく気持ちの良い建物でした。

午前11時から玄関前で行われたテープカットに参加させていただき、引き続きエントランスホールで開催された竣工式に出席しました。

竣工式では、丸山理事長、そして勝山努院長先生ともに、公開健康講座や医療相談等、様々な催しを開催することで、健康な人も癒される場所、誰もが気軽に訪れることができる「開かれた病院」をめざすと話されていました。

また、地域とともに歩み、行動する存在でありたい、との理念も素晴らしいと思います。

私からも、そうした理念を大切に、病を得た人が癒され、さらに地域の皆様の健康にも貢献する医療・介護・福祉の新たな拠点として大きく発展されることを祈念し、お祝いの言葉を述べました。

引き続き9階の「人間ドック」のフロアで行われた祝賀パーティーでは、丸山理事長や勝山院長先生、さらに来賓としてお見えになった村井仁前長野県知事など、多くの皆様と懇談をすることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。改めて丸山理事長をはじめとする関係者の皆様に感謝申し上げます。


祝賀会終了後に、東京で開催される「日本地域紙協議会設立20周年・日本地域紙図書館設立10周年 キネンパーティー」に出席するため、新幹線で上京しました。

パーティーに先立ち、午後4時過ぎに、日本地域紙協議会の事務所のある日比谷公園内にある市政会館を訪問しました。この事務所が「日本地域紙図書館」を兼ねており、常時全国の約100紙の地方紙が読めるようになっています。

ちょうど午後5時からのパーティーを控え、協議会の幹事社の社長さん方がおみえになっていました。

この日本地域紙協議会は、私の地元の南信州新聞社の関谷邦彦社長が全国の地方紙の情報交換や連携を図ろうと呼び掛けて設立された会であり、設立以来関谷社長が会長を務めておられます。ふるさとの社長が全国団体の会長としてご活躍されていることは、我々の誇りです。

パーティーでは、「これから地域における前向きな取り組みが広がることが成長戦略にとって重要であり、そうした情報を発信して下さる地方紙に期待される役割は益々大きくなっています。この20周年を契機に、一層のご発展を期待申し上げます。」との趣旨でお祝いを述べました。

本日は、先般の参議院選挙で当選を果たされた吉田ひろみ先生や、長野2区選出の務台俊介先生もお祝いに見えました。関谷会長、そして松本市の市民タイムスの新保力社長、木下工業の木下長志会長とともに、長野県出身者で記念写真をとりました。長野県人パワーを感じた一時でした。


(新たに完成した丸子中央病院の外観です。)


(4つある手術室の一つです。まだ手術台や機械が設置されていないため、とても広く感じました。)


(私も、テープカットに参加させていただきました。)


(私の右が丸山和俊理事長です。誠におめでとうございました。)


(テープカットに引き続き、エントランスホールで竣工式が行われました。)


(ご指名により、私が国会議員を代表して、お祝いのご挨拶を申し上げました。)


(祝賀パーティーの最後に、丸山和俊理事長と記念撮影。右は、健康医療コーディネーターの砂子澤敏子先生です。)


(日本地域紙協議会の事務所がある市政会館の入り口です。)


(全国各地の地方紙がストックされている棚の前で、幹事社の社長の皆様と記念写真を撮らせていただきました。)


(日比谷公園内の松本楼で行われたパーティーでお祝いの言葉を申し上げました。)


(長野県出身者がせいぞろい。左から木下工業株式会社の木下長志会長、参議院議員吉田ひろみ先生、衆議院議員務台俊介先生、日本地域紙協議会の関谷邦彦会長、私、株式会社市民タイムスの新保力社長です。)

科学技術・イノベーション推進特別委員会で、沖縄科学技術大学院大学と普天間基地周辺を視察

2013年7月25日 木曜日

7月25日は、衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会で2日目の視察を行いました。


まず、午前9時にホテルを出発し、バスで「沖縄科学技術大学院大学(OIST)」に向かいました。

午前10時に現地に到着し、まず大学周辺の素晴らしい自然環境と、各建物が有機的で環境に調和していることに感心しました。

初めに、ロバート・バックマン副理事長からOISTの概要について説明を受け、引き続き、市川尚斉サイエンティックシニアマネージャーから、研究プロジェクトの説明を受けました

OISTは昨年9月に開学し、第1期生として18の国・地域から34名(うち29名が外国人)の学生を受け入れているとのこと。5年一貫制の博士課程のみで、学部の壁がなく単一の研究科・専攻となっています。

次に、校内を歩きながら、いくつかのラボを訪問し、研究内容などについて、各先生方から直接お話を伺うことが出来ました。

先生方は、学部の垣根がないため、例えば神経科学、分子・細胞・発生生物学、数学・計算科学、環境・生態学、物理化学などの研究者が連携しながら一つのテーマに取り組むことが出来ることを本学のメリットとして指摘されていました。

その後、近くのホテルで、委員会メンバーとOISTの先生方で昼食懇談会が開催されました。私は、パレスチナ出身のムックレス・ソーワン准教授と同じテーブルで、ここでの暮らしや研究環境の評価等、様々なお話を伺うことができました。


昼食後、先生方とお別れをし、バスで移動しました。午後2時に高台にある嘉数高台公園から、普天間基地を視察し、沖縄防衛局の担当者から説明を聞きました。

ちょうどオスプレイが着陸するのが見えましたが、離発着が少なく、騒音などはあまり感じられませんでした。しかしながら、周辺地図を見せて頂き、学校や医療機関が基地を取り巻くように多数存在することを確認しました。あらためて、早期の移設が望ましいことを実感しました。


次に那覇空港に向かいました。待ち時間に空港内のショップを見て歩き、午後5時前の飛行機で羽田に向かい、午後7時20分ごろ到着、全日程を終えました。

2日にわたる視察で、日本の最先端の研究や教育の現場を見ることができ、大変勉強になりました。これからの科学技術振興政策の議論に、今回の視察の体験を生かしていきたいと思います。


(「沖縄科学技術大学院大学(OIST)」の入り口付近の風景です。リゾートホテルみたいです。)


(エントランスを入ってすぐに、黒潮を活用した潮流発電の研究に使う発電機の縮小モデルが展示してありました。波の影響を受けない水深100メートルに沈めて発電するそうです。)


(左が概要説明をして下さったロバート・バックマン副理事長です。)


(ネズミの思考パターンの研究をロボット犬のプログラムに生かし、自分で目的達成の方法を学ぶロボットの研究をされている銅谷(どうや)賢治先生です。)


(左が、最新の電子顕微鏡とコンピュータによるデータ解析技術を組み合わせ、タンパク質の三次元分子構造解析をされているウルフ・スコグランド教授です。まもなく、ベンチャー企業を立ち上げるとのことでした。)


(これが、購入価格8億4千万円の最新鋭の電子顕微鏡です。建物も、この顕微鏡の設置を前提に設計されたとのことでした。)


(バックマン副理事長を囲んでキャンパスの中庭で記念撮影しました。)


(途中、校舎をつなぐ渡り廊下から撮影した講堂(左のまるい建物)と、学生の居住棟です。すぐ近くにサンゴ礁の海も見えます。)


(左が、がん治療などに役立つナノ粒子技術研究をされているパレスチナ人のムックレス・ソーワン教授です。研究生の皆さんは、それぞれが国籍と専門分野が違い、チームで研究をされています。)


(校舎全体の完成予想模型です。このうち、右上の建物は、これから建設される予定の校舎です。)


(高台にある嘉数高台公園から、普天間基地を見ているところです。)


(何機かのオスプレイも確認できました。近くまで民間の建物が迫っていることが分かります。)


(那覇空港のショップで見つけたシーサーたちです。とてもかわいいですね。)

科学技術・イノベーション推進特別委員会でiPS、スーパーコンピュータなどを視察

2013年7月24日 水曜日

7月24日は、科学技術・イノベーション推進特別委員会の委員派遣で2日間にわたる視察に出発しました。

まず、朝7時半出発の新幹線で京都に向かい、午前10時半から京都大学の「iPS細胞研究所」を訪問しました。

ノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥所長から、直接iPS細胞研究の進展状況についてご説明を頂いた後、研究所内をご案内頂きました。

最後に、質疑応答の中で、私からiPS研究を医薬品開発につなげる際の課題について質問したところ、山中先生からは、アメリカではベンチャー企業が資金調達をして研究開発を行い、成功したら大手が買い取る方式が多いが、日本でそうしたことが少ないので、リスクをとって投資や開発をする環境を整えることが必要だ、とのご示唆を頂きました。

また、「アメリカの研究開発予算は、1.NIH(アメリカ国立衛生研究所)、2.各州(地方政府)、3.民間(企業、個人)の3つの柱に支えられている。日本版NIHをつくる構想が進んでいるが、2番目と3番目の柱がほとんどないのが問題。」

「iPS研究は注目され、資金の支援も充実して頂いているが、それに続く様々な分野での研究を支援していくことが重要。」など、大変重要な指摘を頂きました。予算編成や税制改正、規制改革などの際の課題として、取り組んでいくことが重要だと思います。

また、一人のiPS細胞を培養するのに莫大な時間と資金が必要になるため、今後はHLA(細胞の血液型)約140種類に対応する「再生医療用iPS細胞ストック」をつくる計画とのお話も伺いました。多くの患者さんが再生医療の恩恵に浴することが出来るようにするために、大切な取り組みであると感じました。


次に、バスで神戸に向かい、昼食は車中でお弁当を頂きました。神戸では、まず午後1時半から、「独立行政法人理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター」を視察しました。

この研究所では、受精卵からどのようにして各器官や組織ができるのか、発生や再生のメカニズムを研究し、それをES細胞やiPS細胞を用いた試験管内再現につなげ、さらにヒトへの再生医療につなげる取組をすすめています。

具体的な事例として、プロジェクトリーダーの高橋政代先生は、加齢黄斑変性で失明する患者に、iPS細胞から作った網膜色素上皮シートを移植する、初の臨床研究に取り組んでおられます。

副センター長の笹井芳樹先生からは、iPS細胞から、立体網膜をつくる過程などについてお話を伺い、研究がここまで進んでいるのかとびっくりしました。

センター内の見学後の質疑応答では、先生方から、予算の削減が基礎科学研究の足かせになっていること、常に、次世代を見据えた基礎研究がなされないと、応用研究も実現していかないことについて、ご示唆を頂きました。


引き続き、午後3時半から「独立行政法人理化学研究所 計算科学研究機構」を訪問し、スーパーコンピュータ「京」についての説明を受けました。

「京」が、創薬や心臓の動きのシミュレーション、気象予測、地震波と津波の発生・伝播の計算、自動車風洞実験シミュレーションなど、様々な分野で活用され、成果を上げていることがよくわかりました。

今後は、2020年に「京」の100倍の計算能力のあるスーパーコンピュータを目標に、開発を進めるとのお話もお聞きしました。日本の成長戦略の基盤として、国としてもしっかりと支援していくことが重要であると考えます。


本日の視察を終え、午後4時40分発の飛行機で神戸空港から那覇空港に向かいました。

午後8時からは、夕食をとりながら、沖縄総合事務局の皆様と懇談をしました。

明日は「沖縄科学技術大学院大学」訪問とと展望台から「普天間基地」を視察する予定です。


(iPS細胞研究所で、はじめに概要説明をお聞きしました。)


(視察のあと、山中先生を囲んで、記念撮影をおこないました。)


(最後に、山中先生に御礼を申し上げ、益々のご活躍をお祈りしました。)


(発生・再生科学総合研究センター到着後に概要説明をお聞きしているところです。)


(副センター長の笹井先生から、iPS細胞による網膜組織の作成過程などの説明を受けました。)


(実際に、iPS細胞から作った眼の網膜の立体組織を見せていただきました。)


(世界初のiPS細胞を使った臨床研究をおこなう高橋政代先生から、施術の概要説明をお聞きしました。)


(計算科学研究機構到着後、エントランスホールで。全員で記念撮影を行いました。)


(初めに、平尾公彦機構長から、「京」の概要や成果についての説明をお聞きしました。)


(これが「京」です。広い室内に見渡す限り装置が置かれています。)


(ホールには、「京」の書コンクールで入賞した様々な書体の「京」の書が展示されていました。)

地元の皆様より、土地改良事業、新規就農者支援、道路整備などについての要望を受けました

2013年7月23日 火曜日

7月23日は、午後1時前から、議員会館において地元の皆様より農業や道路についての要望を受けました。

お見えになったのは、白鳥孝伊那市長、平澤豊満箕輪町長、飯澤誠辰野町産業振興課長、御子柴茂樹JA上伊那組合長、下村篤JA上伊那常務、福澤良一伊那西部土地改良区連合理事長と事務局の皆様です。

皆様が到着された頃に参議院議員吉田ひろみ先生が当選のご挨拶にお見えになり、一緒に要望をお聞きすることとなりました。吉田先生にとっては、3度目の当選後はじめて受けた要望です。

皆様からは、「伊那西部地域における土地改良施設の保全管理の推進と防災・減災対策の強化について」、「新規就農者の確保と持続可能な力強い農業の実現について」、「一般国道152号・153号の整備促進のための道路財源確保について」の3つの要望書を頂きました。

吉田ひろみ先生のお力も頂きながら、予算の確保や制度の改善について努力していくことをお約束しました。


(皆様から、土地改良事業の現状、農業後継者支援の必要性、道路整備予算の実態などについてお話を伺いました。)


(懇談の後の記念写真です。これからも、皆様のご提言をふまえ、地域の発展、産業振興に取り組んでまいります。)