7月27日は、午後3時から飯島町議会議員の吉川順平先生のリンゴ園で開催された「ドローンによる農薬散布のデモンストレーション」を見学しました。
本日のデモは、飯島町の「七久保果樹研究会」の皆様の主催で行われ、「飯島果樹同志会」の皆様も参加されました。
実際のドローンの操作は、飯島町議会議員の片桐剛先生が経営されている株式会社waveの皆様が行ってくださいました。
まず小型ドローンで園地を測量し、得られたデータをもとに、パソコン上で飛行経路を決定、大型ドローンに飛行経路データを送って、自動で農薬散布を行うという手順でした。
なお、ドローン散布用の農薬は通常のものよりも濃度が濃いものを少量散布する方式のため、改めて農薬の登録が必要です。現在、みかん用の農薬は登録があるそうですが、リンゴ用はまだ無いため、本日は、水を散布する形でデモが行われました。
通常、リンゴの栽培では、乗車型のスピードスプレイヤー(SS)で年間20回以上の農薬散布を行うとのことで、これが短時間のドローン散布に置き換われば、労働時間の短縮につながるとのこと。
本日は、果樹の上からの散布でしたが、果樹の間を飛行して、両側の木にむけて散布する方法も併せて行った方がよいのではないか、との意見も聞かれました。
私からは、ドローン用のリンゴの農薬の登録の促進に向けて努力することを申し上げました。
また、本日は、役場の皆さんがもってきてくださった、開発中のロボットスーツのデモも行われました。
重いものを持ち上げたり、坂を上ったりする際に、ロボットが負担を減らしてくれるとのこと。まだ、開発中で価格が高いものの、普及すれば価格も下がり、便利につかえるのではないか、とのことでした。
農業者が減少する中で、農地を活用していくためにも、スマート農業の推進は必須です。私も、普及に向けた制度作りに努力してまいります。
吉川順平先生のリンゴの圃場は、とてもきれいに整備されていました。
大型ドローンで水を散布しているところです。木の高さに応じて、高度を変えながら散布が行われていました。