宮下一郎ブログ

農水省枝元事務次官の伊那市現地調査に同行しました

2020年10月10日

10月10日は、農林水産省の枝元真徹事務次官、青山豊久総括審議官をはじめとする皆さんが伊那市における先進的農業の取組の視察に来られました。

私も視察に同行し、農事組合法人田原ではスマート農業実証の取組を、株式会社Wakka Agriでは、中山間地で栽培した無肥料・無農薬の高機能玄米を輸出する取り組みを視察しました。

Wakka Agriの出口友洋代表にお会いするのは、2年前に当時の農産物輸出促進対策委員長であった小泉進次郎先生と共に訪問して以来です。この2年間に圃場を4haから6haに拡大されたほか、様々な商品開発もされていました。

Wakka Agriの取組については、こちらのWebの記事もご参照ください。

視察の後には、高遠城址公園内の高遠閣で、そば打ち名人の原秀夫さんの打った十割のおそばを頂くことができました。

台風が日本に接近していたため、雨の中の視察となりましたが、お陰様で、自民党農林部会長に就任して最初の週末に、地元の先進的な取り組みを見ることが出来、とても有意義な一日となりました。


農事組合法人田原の事務所で私からご挨拶をしているところです。写真左から、農林水産省の青山豊久総括審議官、枝元真徹事務次官、私、伊那市の白鳥孝市長、農事組合法人田原の中村博組合長、酒井弘道事務局長、伊藤健二副組合長です。


農林水産省の枝元真徹事務次官からご挨拶を頂いているところです。この後、ビデオで、GPSを利用した田植え機、ドローンでの農薬散布、草刈りロボット、遠隔操作自動給水栓などによる農作業風景の映像を視聴して説明を受けました。


農水省の補助事業でつくられたコメの乾燥・選別施設で、ロボットトラクターと農薬散布用のドローンとともに記念撮影をしました。


長谷に向かう途中に、自動給水栓の横で記念撮影をしました。電力は、太陽光パネルで供給され、現在の水位、水温の把握や水位のコントロールがスマートフォンでできることから、大変便利だとのことでした。課題はコストですが、普及がすすめばコスト低減が期待できると思います。


伊那市長谷の中尾地区にあるWakka Agriの圃場の上まで登り、圃場全体を見下ろしながら説明を受けているところです。ここの高度は約1000メートルあります。


20年以上も耕作放棄地であった農地が見事な棚田によみがえりました。地元の80代の女性が、この地にお嫁に来た時の風景が戻ったと喜んだ、という話を伺い、感動しました。
耕作放棄地であったため、地中の化学肥料成分などが無くなり、海外市場で求められている無農薬・無肥料の有機栽培によるコメの生産が可能となったとのこと。また、他の農地から離れたところに圃場があるため、他の圃場から農薬が飛散してくる恐れもないことがメリットだそうです。
一般的に条件不利地といわれる中山間地の農地の価値を再発見した素晴らしい取り組みだと思います。


近くには、今後、棚田に戻す予定の耕作放棄地の藪が広がっていました。


左から、農水省の青山豊久総括審議官、私、枝元真徹事務次官、Wakka Agriの出口友洋代表、伊那市の白鳥孝市長、林俊宏副市長です。


近くの空き家になっている民家で詳しい説明を伺いました。


左が、Wakka Agriの出口友洋代表、右は、有機農法の研究で博士号を持つ細谷啓太さんです。細谷さんの研究成果を活かすことにより、無肥料での有機栽培が可能となったそうです。


袋に入ったものは、米を熱加工したもので、海外では、シリアルとしても好評だそうです。手前の稲穂は、輸出用米として栽培しているカミアカリという品種です。胚芽が大きく、外国の方々が好む食味とのこと。右は、地元の酪農家の皆さんがつくったブランド「おもてなし牛乳」です。


カミアカリを原料に伊那市の酒蔵でつくったあま酒を海外で販売したところ、好評ですぐ完売したそうです。ちなみに、この甘酒は、日本国内では販売されていないそうです。今日は特別に試飲させて頂きました。


高遠閣では、NPO法人信州そばアカデミーの理事・技術部長でもあるソバ名人の原秀夫さん(写真右の方)が、手打ちの十割そばを打ってくださいました。


辛味大根と焼きみそをたれに入れ、美味しく頂きました。

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