宮下一郎ブログ

農民の健康を創る会 山口県視察

2014年7月15日

7月15日は、議員連盟「農民の健康を創る会」の事務局長として、山口県を視察しました。

参加したのは、農民の健康を創る会の会長である宮腰光寛先生、幹事の小松裕先生、そして私です。なお、地元山口県選出の参議院議員 江島潔先生は、夕食懇談会に駆けつけて下さいました。

また、農林水産省、厚生労働省、JA全中、JA厚生連の皆様も同行して下さいました。

本日は、9時前の飛行機で羽田空港を出発し、10時半に岩国錦帯橋空港に到着しました。

まず、バスで錦帯橋に向かい、周辺を散策しました。錦帯橋は1673年の建設以来、3度の大洪水で流され、現在の橋は2004年(平成16年)に再建されたものだそうです。

当時の設計をもとに再現された橋はとても美しく、その技術力の高さを実感しました。

また、近くにある、天然記念物「岩国の白蛇」の展示館を訪問しました。

白蛇は青大将の変種として生まれたものが、約400年前から「幸福を呼ぶ家の守り神」として大切に保護され、数を増し、現在は約800匹が生息しているそうです。

今日は展示ケースの中の3匹の白蛇を見ることができました。ピンクの目と全身の白さがとても印象的でした。

昼食には、「岩国寿司」を頂きました。この寿司は、山代で水が確保できない岩国城での食料として、箱寿司を考案したのが起源だそうです。

枠から寿司を出すときに、寿司に落し蓋をのせ、足で抑えて両手で外枠を引き上げて外すのが特徴で、本日もお店のご主人が実演をして下さいました。

錦糸卵や椎茸などが載った、とてもおいしいお寿司でした。こうした食文化が受け継がれているのは、とても素敵なことだと思います。

午後1時半に、今回の視察先である山口県柳井市の「周東総合病院」に到着しました。

初めにJA山口厚生連の神尾会長と、周東総合病院の守田院長先生からご挨拶を頂きました、我々出席議員も自己紹介を行いました。

続いて、JA山口厚生連の花木理事長と周東総合病院の小林事務長から概況の説明を頂きました。

次に、病院内の視察をさせて頂きました。特に印象的だったのは、検診率を向上させる取り組みとして、様々な検診メニューを券売機で選び、検診を行い、カフェでお菓子と飲み物を頂きながら小一時間待って、結果を受け取って帰る(時間のかかる検査の結果は後日郵送)という「カフェ検診」という取り組みです。

また、地域医療福祉連携室では、ガン検診を呼びかけるピンクリボン運動と地元の名産の金魚ちょうちんを組み合わせ、地域の皆さんと「やない」市にちなんで871個のピンクの金魚ちょうちんをつくってガン検診推進の活動をされているとのお話を伺いました。

守田院長先生もボランティアで、ガン検診の大切さを訴える講演会の講師をつとめたり、病院として大きな金魚ちょうちんの山車をつくって地元のお祭りに参加されるなど、地域に根ざした素晴らしい活動をされています。

視察の後に、講堂に戻り、改めてJA山口厚生連から、医師確保対策、看護師確保対策、消費税率引き上げ影響の解消、地域医療存続のための財政支援、診療報酬における医薬品交渉未妥結減算の見直しの5点の要望を頂き、役所の皆様も含めたディスカッションを行いました。

条件不利地域の医療を支える厚生連病院の皆様の努力と課題について認識することができ、大変有意義な視察でした。




( 錦帯橋をバックに、全員で記念撮影しました。 )


(錦帯橋の入り口に建て替えの歴史が書かれていました。)


(これが天然記念物の岩国の白蛇です。ゆっくりですが、元気に動いており、繭のような形の卵もみることができました。)


(岩国寿司の枠を外すところを実演して下さいました。)


(これが岩国寿司です。とても美味しいお寿司でした。)


(周東総合病院では、最初にJA山口厚生連の神尾会長からご挨拶を頂きました。)


(私からも、自己紹介を申し上げました。)


(「カフェ検診」の券売機をみてビックリしました。)




(これが券売機です。セットメニューがお得ですね。)


(地域医療福祉連携室の前には、ピンクの金魚ちょうちんがツリーのように飾られていました。)


(病院のエントランスホールに飾られた金魚ちょうちんの山車です。かわいいですね。)


(院内の視察の後で、私が司会を行い、厚生連の皆様のご要請をもとに議論を行いました。)

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