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映画「大鹿村騒動記」を見ました

2011年8月16日 火曜日

本日(8/16)は、飯田市内の映画館で上映中の「大鹿村騒動記」を家内とともに見に行きました。

映画館には、日頃ご支援を頂いている皆様も見に来られていました。席もずいぶん埋まっており、「大鹿村騒動記」の人気ぶりを感じました。

ご承知のように、この「大鹿村騒動記」は、大鹿村を舞台に、様々な人間模様が繰り広げられる喜劇であり、主演の原田芳雄さんの遺作となった映画でもあります。

プログラムを読んでみると、そもそも、原田さんが2007年にNHKのドラマ「おシャシャのシャン」に出演した際に大鹿歌舞伎の存在を知り、2008年の5月3日に公演を見に行って衝撃を受けたのが発端だったとのこと。

原田さんの方から、阪本順治監督に「大鹿歌舞伎をモチーフに何か物語ができないだろうか」と提案し、脚本作りが始まったのだそうです。

映画は、美しい大鹿村の風景の下、原田さんが演じる中年オヤジをはじめとする魅力的な登場人物が繰り広げる心温まる話でした。

また、義太夫の片桐登さんの大活躍はもちろんのこと、柳島村長さんや後援会でお世話になっている皆様も多く出演されており、いろいろな方の姿を見つけるのも楽しみな映画でした。

原田芳雄さんは、今年の五月の大鹿歌舞伎定期公演に、監督や出演者の皆様と来られ、私もその姿をまじかに拝見していただけに、7月19日に亡くなられたことは大変残念でなりません。

原田さんの大鹿歌舞伎に対する熱い思いが感じられるこの映画を是非多くの方に見ていただきたいと思います。


(映画館入口にあった「大鹿村騒動記」のポスターです。)