2023年10月 のアーカイブ

岸田総理大臣の林業関係視察に同行しました

2023年10月7日 土曜日

10月7日は、午前7時過ぎにマレーシア出張から成田空港に到着し、その後、 岸田文雄総理大臣による茨城県林業関係視察に同行をしました。

正午前に、茨城県常陸大宮市にある美和地域センターに到着し、岸田文雄総理大臣及び小里泰弘総理大臣補佐官、茨城県選出の梶山弘志衆議院議員、上月良祐参議院議員、地元市長の鈴木定幸常陸大宮市長、宮田達夫常陸太田市長との昼食懇談に参加しました。

午後1時前には、常陸大宮市の山林にて、木材の伐採・造材作業の視察を行いました。

現地にて、美和木材協同組合の川西正則理事長から事業の概要や現地の木材事情について説明を受けた後、実際にチェーンソーや伐採用林業機械を使った伐採作業や、林業機械による造材作業を体感させて頂きました。

午後2時過ぎには、同市の宮の郷木材事業協同組合にて、製材工場の視察を行いました。

現地では、宮の郷木材事業協同組合の堀川保彦理事長から事業概要や工場の施設・操業内容について説明を聴取し、実際に伐採した木を加工する大規模な工場を視察させて頂きました。

その後、報道各社による岸田総理大臣のぶら下がり取材が行われました。

今回の現場視察で得られた知見や課題をもとに、花粉症対策を強力に進めるべく経済対策に反映をさせるとともに、花粉症の発生源対策に重点的に取り組むための「初期集中対応パッケージ」を取りまとめて行く方針です。


常陸大宮市の山林でのチェーンソーによる伐採で、杉が倒れる瞬間です。


背景の高性能林業機械による枝打ち、玉切りの作業を見学した後に、関係者の皆様と記念撮影を行いました。


宮の郷木材事業協同組合にて事業や工場の施設・操業内容について説明を受けているところです。


自動化された大規模製材工場の中を歩きながら視察しました。


総理、出席議員と宮の郷木材事業協同組合の皆様との記念写真です。


岸田総理大臣のぶら下がり取材に陪席をしました。

ASEAN+3農林大臣会合に出席、フィリピン農業省上級次官と会談、マレーシア国営メディアのインタビューを受け、日系企業の皆様との夕食懇談会に出席しました(マレーシア出張三日目)

2023年10月6日 金曜日

10月6日は、午前9時から、「第23回ASEAN+3農林大臣会合」に出席しました。

今回の会合では、ASEAN+3の枠組みでの農業分野の協力の方向性等について議論が行われ、ASEAN諸国から日本の協力に感謝し、これを支持する旨の発言がなされました。

私からは、感染症のまん延や気候変動による自然災害が頻発する中でも、食料安全保障を確保するため、我が国は「アプター(ASEAN+3緊急米備蓄)」、「アフシス(ASEAN食料安全保障情報システム)」等を通じてASEAN諸国を引き続き支援する旨を発言するとともに、ALPS処理水海洋放出の科学的根拠に基づいた安全性についての説明を行いました。

午後2時からは、フィリピンのドミンゴ・フローレス・パンガニバン農業省上級次官と会談を行いました。

私からは、本年2月に締結した農業分野についての協力覚書に基づき、スマート技術の開発やフードバリューチェーン等の分野での二国間協力が進むことを期待してご挨拶を申し上げました。

「日ASEANみどり協力プラン」の推進等について有意義な意見交換を行うことが出来ました。

午後3時30分より、マレーシア国営メディアのベルナマ通信社によるインタビュー取材を受けました。

私からは、「日ASEAN農林大臣会合」において、我が国が提案した「みどり協力プラン」が採択された意義や、ASEAN地域の食料安全保障に資する我が国の取組を紹介するとともに、日本産水産物の安全性についてお話をさせて頂きました。

午後5時からは、クアラルンプールにある伊勢丹の地下食料品売場を訪問し、長野県産のシャインマスカットや北海道産の冷凍ホタテなどの販売状況や、現地の様々な食材、マレーシアの方々の消費動向について認識を深めることが出来ました。

午後6時からは、大使公邸において開催された、日系企業関係者の皆様との夕食会に出席しました。

ご出席くださったのは、
マレーシア日本人商工会議所の澤村剛朗会頭(三井住友海上火災保険マレーシア副CEO)
マレーシア味の素の大澤理一郎社長
イオンマレーシアの大野惠司社長
Doka CEO /ヒロフードパッケージの鈴木一郎社長
PPRMマレーシア(ドンキ)の福田貴文社長
ちとせアグリラボラトリの木下恭亮取締役
HOKTOマレーシアの前西和雄社長
の7名の皆様です。

皆様との懇談を通じて、マレーシアやアセアンに向けた農産物・食品の輸出拡大の可能性などについて、多角的に理解をすることができました。

マレーシアでの全ての日程を無事に終え、深夜便の飛行機にて帰路につきました。

現地でご対応を頂きました皆様や、各国との交渉や調整にあたって頂きました皆様のお陰で大変実りある出張となりました。今後も、関係各国との連携強化を進め、強靭で持続可能な農業・食料システム、食料安全保障を確立するため、努力してまいります。


ASEAN+3農林大臣会合にて、各国首脳との記念写真です。


ASEAN諸国への支援の枠組みや、ALPS処理水海洋放出の安全性について説明をしているところです。


フィリピンのパンガニバン農業省上級次官と会談を行いました。


今回の意見交換を通じて日本とフィリピンの農業分野での相互理解を深めることが出来ました。


ベルナマ通信社によるインタビューを受けているところです。


クアラルンプールの伊勢丹では多くの日本産食材が販売されていました。これは、長野県産のシャインマスカットです。


北海道産の冷凍ホタテも販売されています。


大使公邸での夕食会終了後の記念写真です。

マレーシア政府主催現地視察、日本人墓地参拝、イオンを視察、カンボジア農水大臣及びASEAN事務総長と会談、GALAディナーに出席しました(マレーシア出張二日目)

2023年10月5日 木曜日

10月5日は、午前8時30分より、マレーシア政府主催による「タマン・ボタニ・ネガラ・シャーアラム公園」でのフィールドトリップに参加しました。

当公園は、農業観光・農業教育推進の役割を担う国立植物園であり、園内にある水田での農業用ドローン実演や、魚の放流、各国閣僚によるハーブ植樹などが行われました。

午後2時過ぎからは、クアラルンプールにある日本人墓地を参拝しました。

明治32年に開設をされてから多くの日本人の方々が埋葬をされています。近年では、クアラルンプールで発生した日航機事故犠牲者のための慰霊碑も建立されたとのお話を頂きました。本日は、参拝の記帳を行うとともに、慰霊碑に献花を行い、哀悼の誠を捧げました。

午後3時前からは、イオンマレーシアを訪問し、大野惠司社長をはじめとする皆様にご案内を頂き、日本産の野菜や果物、日本酒やワインなどの販売の状況について伺うとともに、今後の日本の農産物・食品の輸出戦略について意見交換をしました。

午後4時過ぎからは、カンボジアのドゥット・ティナ―農林水産大臣との会談を行ないました。

私からは、昨日の「日ASEAN農林大臣会合」において、我が国が提案した「みどり協力プラン」が採択をされたことに感謝を申し上げ、今後 温室効果ガス排出削減技術やICTを活用した水田の水管理技術等の実証に向けた協力関係を更に深めて行くこと等を呼びかけました。

午後5時30分からは、ASEANのカオ・キムホン事務総長との会談を行ないました。

私より、今回のASEAN関連農林大臣会合開催に御尽力をいただいたことに感謝を申し上げるとともに、「みどり協力プラン」など今後の日ASEANの協力強化に向けて有意義な意見交換を行うことが出来ました。

午後8時からは、私もマレーシアの伝統的なろうけつ染めの「バティック」に着替えて、GALAディナーに出席しました。

マレーシアの料理を頂きながら、現地の民族舞踊や音楽などを鑑賞し、とても楽しいひと時を過ごすことができました。


タマン・ボタニ・ネガラ・シャーアラム公園でのフィールドトリップにて、米の収穫に関する説明を受けているところです。


各国の閣僚と魚の放流を行っているところです。


クアラルンプール日本人墓地にて、慰霊碑を前に哀悼の意を捧げました。


イオンマレーシアを訪問し、日本産の野菜や果物などが販売されている状況について説明を受けました。


イオンマレーシアの大野惠司社長をはじめとする皆様と日本の輸出戦略などについて意見交換をさせて頂きました。


カンボジアのドゥット・ティナ―農林水産大臣との会談を行いました。


カンボジアのドゥット・ティナ―農林水産大臣との記念写真です。


ASEANのカオ・キムホン事務総長との会談では、有意義な意見交換を行うことが出来ました。


ASEANのカオ・キムホン事務総長に記念品をお渡しし、記念撮影を行いました。


GALAディナーの開会前に、各国閣僚との記念撮影が行われました。

⽇ASEAN農林⼤⾂会合に出席しました(マレーシア出張一日目)

2023年10月4日 水曜日

10月4日は、「⽇ASEAN農林⼤⾂会合」に出席するため、午前6時にマレーシアのクアラルンプールに到着しました。

正午からは、マレーシアのモハマド農業・食料安全保障大臣とのワーキングランチを行いました。

私から、持続可能な農業生産を実現させる「日・ASEANみどり協力プラン」等について説明をさせて頂き、マレーシアとの農林分野での連携の強化に向けて充実した意見交換を行うことが出来ました。

午後1時45分からは、⽇本産⽔産物のPRイベントに参加し、ホタテの試食会を行うなど、輸出促進に向けた日本産水産物の安全性をPRするプロモーション活動を行いました。

午後4時からは、「第1回 ⽇ASEAN農林⼤⾂会合」に出席しました。

共同議長である私から、ASEAN地域における農業生産力向上と持続性の両立をイノベーションを通じて支援する「日ASEANみどり協力プラン」について説明させて頂き、ASEAN各国からの賛辞のもと採択をされました。

今後、地域全体での強靭で持続可能な農業・食料システム、食料安全保障を確立し、アジア・モンスーン地域のイニシアティブとして世界に発信を行って参ります。

午後6時過ぎからは、シンガポールのグレース・フー持続可能性・環境大臣とのバイ会談を行いました。

私からは、農業及び食品分野についての協力覚書のもと、フードテックや食料安全保障等の分野で二国間協力が前進することを期待するとともに、研究開発や技術革新、人材育成等、両国の強みを生かして今後も連携を深めて行くこと等を呼びかけました。

午後7時30分からは、日本食普及親善大使の川崎直也シェフのすし店において、現地のインフルエンサーをはじめとする様々な関係者にご参加を頂き、ホタテなど日本産水産物の提供やシェフの調理実演などPRレセプションを行いました。

今回のイベントでは、日本産水産物の安全性について丁寧に説明をさせて頂くとともに、多くの方々に日本食を通じて日本の魅力を感じて頂くことが出来ました。


マレーシアのモハマド農業・食料安全保障大臣とワーキングランチを行いました。


⽇ASEAN農林⼤⾂会合にて、共同議長である私から「日・ASEANみどり協力プラン」の説明をさせて頂きました。


日本が提案した日ASEANみどり協力プランが採択されました。


今回の⽇ASEAN農林⼤⾂会合を通じて、各国との協力関係を深めることが出来ました。