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辰野町の馬淵商店と箕輪町の信州箕輪もみじ湖夢の里を訪問し、松川町のOrchardレストランまつかわを体験しました

2024年5月5日 日曜日

5月5日は、午前中に辰野町の馬淵商店を訪問し、馬淵泰太郎店主にお話を伺いました。

馬淵商店では2月に、地元の農産物を栽培するグループ「ベジと明日」が経営するカフェ&デリ「ベジとテーブル」をオープンされました。本日は休日でしたが、店主からお話を伺うことができました。

「ベジと明日」代表の木建景さんは、給食食材に地場産野菜を普及させる活動に取り組んでこられ、お店の改修も自身で手掛けられたそうです。お店のスタッフは、子育て中の女性6名で、有機農産物の生産に取り組みながら、総菜の製造販売を中心に活動されています。

キッズスペースもあり、子どもさんたちが学校から帰ってきて、遊んだり、宿題をするなど、子どもたちの居場所にもなっているそうです。

地域の高齢者の皆様もカフェに来られるそうで、世代を超えた地域のふれあいの拠点になっていることを感じました。

お昼には、箕輪町に本日オープンした「信州箕輪もみじ湖夢の里」を訪問し、オーナーの根橋英夫さん二三代さんご夫妻にお話を伺うとともに、畜産・酪農家である根橋さんが生産した牛肉を活かしたおいしい食事を頂きました。

また、施設内を見学させていただき、根橋さんからお話を伺いました。

根橋英夫さんは、長野県農業経営者協会の会長を務められていますが、「信州白樺牧場」を経営され、乳牛約200頭を飼育、堆肥製造やジェラートなどの加工に取り組まれているほか、自給飼料の比率を約8割として経営の安定を図っていることなどが高く評価され、昨年7月に第52回日本農業賞個人経営の部で優秀賞を受賞されています。

本日オープンした施設は、もみじ湖観光に来られた方においしい食事を提供するとともに、畜産、野菜、果樹、花卉の新規就農支援センターとしての機能も持つとのことでした。

農業者の方が、加工食品製造や飲食店経営などに経営を広げる、好事例だと感じました。

午後5時半には、松川町を訪問し、はじめに、エントランスやレストランの大規模改修が完成した清流苑を見学しました。木材を活かした、明るく温かい印象の素敵なスペースに生まれ変わったことを感じました。

その後、南信州まつかわ観光まちづくりセンターの坂元暁彦シェフと奥様の坂元クリスティーナさんが中心となって企画・運営されている「Orchardレストランまつかわ」が実施されているフルーツファームヨネヤマを訪問しました。

「Orchardレストランまつかわ」は、果樹園内で地元食材を使ったフランス料理を提供する取組であり、昨年、外国人の訪日意欲をかき立てる、食と異分野を掛け合わせた体験として、農林水産省の「食かけるプライズ」で大賞を受賞されています。

このプロジェクトには、フルーツファームヨネヤマを含む松川町の8つの農園が協力されています。

食事の前には、フルーツファームヨネヤマの米山晴彦さんから、さくらんぼのハウスや、リンゴの園地で、栽培の工夫や具体的な作業手順、気候変動による影響など、様々なことをお教えいただき、米山さんの「美味しいものを提供したい」という熱意に感銘を受けました。

そして、皆さんとシードルや炭酸入りリンゴジュースで乾杯をしてから、果樹園内にセットされたテーブルに移動し、松川町の黒沢哲郎副町長ご夫妻と、地元の食材を使った美味しいお料理を頂きました。

木々に囲まれた自然の中で食事を頂くことにより、食と農のつながりを実感することができた素晴らしいひとときでした。


馬淵商店の馬淵泰太郎店主と、店内で記念撮影をしました。


ベジとテーブルの看板です。


キッズスペースも用意されていました。


本日オープンした「信州箕輪もみじ湖夢の里」の前で、根橋英夫さん、二三代さんご夫妻と記念撮影をしました。


店内には、もみじ湖の紅葉の写真が掲げられていました。


私は、根橋さんおすすめのしゃぶしゃぶ定食を頂きました。


家内は、牛すじカレーを頂きました。


2階のスペースも見学させていただきました。大勢のお客様にも対応できるつくりです。


改装された清流苑のエントランスで、松川町の黒沢哲郎副町長ご夫妻、南信州まつかわ観光まちづくりセンターの片桐雅彦専務理事、清流苑の菅沼哲也支配人、川上輝芳事務局長、まつかわの里の小林優輝主任と記念撮影をしました。


フルーツファームヨネヤマでの記念写真です。左から、Orchardレストランを企画された坂元クリスティーナさん、米山春彦さんご夫妻、私たち夫婦、黒沢哲郎副町長ご夫妻です。


サクランボのハウス内で、米山さんからお話を伺っているところです。


リンゴ園では、摘花の方法などについて詳しくお話を伺うことができました。


皆様と、シードル(リンゴのワイン)や炭酸入りリンゴジュースで乾杯をしました。


果樹園の中での記念撮影です。中央は、素晴らしい料理を提供いただいた坂元暁彦シェフです。

松川町のスマイルマルシェを訪問、池上秀畝のトークイベントに参加しました

2024年5月4日 土曜日

5月4日は、午前10時半から、松川町の梅松苑で開催された「森のアウトドアフェスタ ✕ スマイルマルシェ」を訪問しました。

私からステージでお祝いのご挨拶を申し上げるとともに、松川町の北沢秀公町長にご案内を頂き、様々なお店を訪問したり、お昼には美味しい十割そばを頂きました。

多くの若い世代の皆さんが様々にイベントを盛り上げて下さっていて、松川町の元気を感じるイベントでした。

午後1時半からは、長野県伊那文化会館で開催された「トークイベント 生誕150年池上秀畝 展覧会こぼれ話」に参加しました。

開会前には、トークイベントに出演される皆様や酒井茂県議とともに記念撮影を行いました。

現在の伊那市高遠町で生まれた池上秀畝の生誕150年展については、
伊那市立高遠町歴史博物館で6月16日まで
練馬区立美術館では4月21日まで(終了)
伊那市創造館では5月27日まで
長野県伊那文化会館では5月12日まで
開催されています。
さらに、長野県立美術館で5月25日から6月30日まで開催される予定です。

本日のトークイベントでは、第一部で、各展覧会の狙いや概要について解説を頂くとともに、第二部では、ともに画家であった祖父の池上休柳と父親の池上秀華の話や、池上秀畝の交友関係、池上秀畝が全国各地に残した作品や、大量のスケッチなどについて、大変興味深いお話を伺い、池上秀畝の新たな魅力を再発見することができました。

現在開催中の展覧会、そして5月25日から長野県立美術館で開催される展覧会に、皆様、是非足をお運びください!


「森のアウトドアフェスタ ✕ スマイルマルシェ」の案内です。


松川町の北沢秀公町長、梅松苑の松下武史さんはじめ、主催者の皆様との記念写真です。


私からお祝いのご挨拶を申し上げているところです。


イベントに参加された皆様との記念写真です。


梅松苑で、おいしい十割そばを頂きました。


伊那市内では、田に水が引かれ、田植えの準備が進められていました。


「トークイベント 生誕150年池上秀畝 展覧会こぼれ話」の開会前に、トークイベントに出演される皆様や酒井茂県議とともに記念撮影を行いました。


本日のトークイベントの最初のスライドです。


パネラーとして出席された皆様です。


5月25日から長野県立美術館で始まる展覧会のビラの表面です。


長野県立美術館での展覧会のビラの裏面です。

馬見塚祭典を訪問し、大鹿歌舞伎春の定期公演を鑑賞しました

2024年5月3日 金曜日

5月3日は、午前10時30分から、駒ヶ根市の馬見塚公園で開催された「馬見塚祭典」を訪問しました。

はじめに馬見塚に参拝し五穀豊穣や地域振興などを祈念しました。

続いて、馬見塚奉賛会の今井久文会長、馬見塚祭典委員会の瀧澤昇委員長をはじめとする関係者の皆様にご挨拶を申し上げ、記念撮影を行いました。

本日は、天候にも恵まれ、公園内に設置された露店には多くの家族連れの方々などで賑わい、ステージでは地元中学生による吹奏楽の演奏が行われるなど、様々なイベントが行われており、皆さんの元気と地域の活気を感じることが出来ました。

正午からは、大鹿村の大碩神社で開催された「大鹿歌舞伎 春の定期公演」を鑑賞しました。

本日の上演外題は、「一谷嫩軍記 須磨浦の段(いちのたにふたばぐんき すまのうらのだん)」、「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段(いちのたにふたばぐんき くまがいじんやのだん)」でした。

幕間には、私からお祝いのご挨拶を申し上げ、引き続き、長野県の阿部守一知事からもご挨拶がありました。

300年の伝統を受け継ぎ、大鹿村民の皆さんの力で作り上げてきた大鹿歌舞伎の魅力を感じることが出来た定期公演でした。


馬見塚祭典での、駒ケ根市の伊藤祐三市長や祭典関係者の皆様との記念写真です。


馬見塚祭典本部の皆様との記念写真です。


福岡商工会の皆様との記念写真です。


ステージでは、赤穂中学校の皆さんによる吹奏楽の演奏が行われていました。


馬見塚祭典には、昨年を大きく上回る露店も出ていました。会場の馬見塚公園の新緑もとてもきれいでした。


大鹿歌舞伎が行われる大磧神社の参道で、約70年の長きにわたり大鹿歌舞伎で太夫弾き語りなどを務められた片桐登さんに、お会いすることができました。


大磧神社の受付で、大鹿村の皆様と記念撮影を行いました。


大鹿歌舞伎保存会の会長である大鹿村の熊谷英俊村長が開幕の口上を述べられているところです。


前半の一谷双嫩軍記 須磨浦の段で、熊谷次郎直実が、平敦盛(実は敦盛に扮した息子の小次郎)の首をはねるシーンです。


前半終了後の幕間に私からご挨拶を申し上げているところです。


幕間の休憩時間に撮影した会場の大磧神社の様子です。


後半の一谷双嫩軍記 熊谷陣屋の段で、熊谷が敦盛の首と称して息子小次郎の首を掲げ、源九郎義経が首を確かめているシーンです。


熊谷の妻 相模が、息子の小次郎の首を抱き、嘆いている様子です。我が子を思う母の気持ちが察せられ、涙が出ました。


最後に、出演者全員の顔見世が行われ、竹本登尚太夫の音頭で、会場の皆様全員で「シャン、シャン、シャン、おシャシャのシャン」と3回手を打ち、締めとなりました。


大鹿村からの帰りの道で、小渋湖の向こうに、赤石岳がきれいに見えました。

安曇野市で木下五郎彫鍛金展を鑑賞しました

2024年5月1日 水曜日

5月1日は、安曇野市豊科近代美術館を訪問し、本日から開催される「貌&象 SILVA MATER ―森は母― 木下五郎彫鍛金展」を鑑賞しました。

木下五郎先生は、1968年に駒ヶ根市に工房を構えて以来、銅やアルミ、金箔などを用いて、伝統的な彫鍛金技法でレリーフを形成、金属特有の錆を施し、森羅万象の世界を表現されています。

本日は、木下五郎先生に解説をいただきながら、初期の作品から最新の作品までを鑑賞することができました。

特に近年の作品は、5つから6つの作品をつなぎあわせ、全体を3年半以上をかけて完成させた大作も多く、その迫力に圧倒されます。

作品全体の構想から、何枚もの下絵をつくり、一つ一つの金属パーツの加工を精密に行い、錆出しや加熱加工で色を付け、溶接や組み立てを行うなど、気の遠くなるような工程を経て作られた作品からは、まさに自然の持つ力強いエネルギーを感じます。

貴重な時間を割いて解説を頂いた木下五郎先生、本当にありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。


本日の展覧会のビラです。


最近の大作を展示した部屋で木下五郎先生を囲んで記念撮影をしました。


木下五郎先生の初期の作品の展示室です。


横から見ると、様々なパーツが立体的に組み立てられているのがわかります。


木下先生自ら、どのように色を出すかなどについて解説を頂きました。


木下先生の作品からは、さまざまな造形や素材の美しさを感じることができます。


木下先生の最新作です。この作品も、他の作品と組み合わされた大きな作品の一部となるそうです。


「彫鍛金」と「さび」の解説が展示されていました。


「金属の着色」の解説と、木下先生のアトリエの写真も展示されていました。


実際の制作の前に描かれる5枚の精密な下絵も展示されていました。これはそのうちの2枚です。