1月29日は、午前8時から「経済産業部会及び資源・エネルギー戦略調査会電力システムに関する小委員会合同会議」に出席しました。
本日の議事は、「電力システム改革(電気事業法等の一部を改正する法律案の概要)について」です。
電力システム改革は、昨年の「広域的運営推進機関の設立」を定めた第一段階、「電気の小売業への参入の全面自由化」のための第二段階、「法的分離による送配電部門の中立性の一層の確保、電気の小売料金の全面自由化」のための第三段階と、順次進められる予定になっており、今年の通常国会には、第二段階の小売の全面自由化のための法律が提出されることになっています。
本日は、その内容について説明を受けるとともに、疑問点についての質疑応答が行われました。この法律が成立すれば、平成28年からは、個人や小規模な事業所なども、全国のどの電力会社から電気を買うかを自由に選ぶことができるようになります。一方、電力の安定供給は確保されなければなりません。様々な観点からきちんとした議論を行い、よりよい法案となるよう、努力してまいります。
正午からは、「日本経済再生本部 労働力強化・生産性向上グループ」に出席しました。
本日の議事は、「農業分野における技能実習生の受け入れについてのヒアリング」です。農林水産省、全国農業会議所、公益社団法人日本農業法人協会の担当者の方々から、現状と課題についてお話をお聞きしました。
特に、現場では、技能実習制度について、実習期間の延長や高度技能の習得のための再技能実習の制度化などの要望が強いことが分かりました。農業技術の移転による国際貢献と、国内の農業従事者のサポートの両面で、制度の一層の充実が望まれます。
午後1時からは、「過疎法改正に関する各党実務者協議会」が開催されました。私は、自民党を代表して森山裕過疎対策特別委員長とともに出席し、特別委員会事務局長の立場で、議事進行を行いました。
本日は、自由民主党、公明党、民主党、日本維新の会、みんなの党、結いの党、日本共産党、生活の党、社会民主党それぞれから代表者の皆様が参加され、前回議論となった点について確認するとともに、今後の日程についても協議を行いました。
各党の皆様からは、平成22年国勢調査を踏まえて過疎法対象自治体を増やすこと、過疎債対象事業を増やすことなど、法案の方向性についてはおおむね了承を頂きました。来週の月曜日に条文ベースの法律案をお示しをし、これらを受けて各党で党内手続きを進めて頂くこととなりました。
午後2時からは、衆議院本会議が開催され、3時間強にわたって、公明党、みんなの党、結いの党、日本共産党、生活の党による代表質問が行われました。各党の立場が明確になった質疑でした。
午後6時からは、「綜學勉強会」に出席しました。この勉強会は、林英臣先生を講師にお迎えし、中国思想、日本思想、歴史や人間学などを総合的に学び、人間として、そして政治家としての在るべき姿について考える超党派の会です。本日も、各党の若手の皆様がご参加くださいました。
会のはじめに、世話人を代表し、私から開会のご挨拶をさせて頂き、林先生からは、司馬遷の「史記」を題材としたご講義を頂きました。
司馬遷が、命がけで歴史を著述したことを踏まえ、「歴史家が命がけで記録する歴史をつくるのが政治家である。」との重い言葉を頂きました。
また、政治家にとって、1.全体を観る、2.核心を観る、3.循環で(時間軸で)観る、の3点が重要であること、国民皆がめざすべき国是を掲げることが政治家の役割であることなどについて熱のこもったお話を頂きました。
自らを見つめなおすことができた素晴らしい勉強会でした。
(「経済産業部会及び資源・エネルギー戦略調査会電力システムに関する小委員会合同会議」での山本調査会長からのご挨拶です。)
(「日本経済再生本部 労働力強化・生産性向上グループ」での塩崎主査からのご挨拶です。)
(「過疎法改正に関する各党実務者協議会」での審議の様子です。)
(「綜學勉強会」の冒頭に、開会のご挨拶を申し上げました。)