本日、参議院議員吉田博美先生とともに、平成18年7月の豪雨災害で大きな被害を受けた天竜川の復旧状況を視察しました。この復旧事業は、「河川激甚災害対策特別緊急事業」として、平成18年から開始され、平成22年の完成に向けて、着実に進捗しています。この事業は、その事業費のほとんどを国が支出し、地元の自治体の負担を軽減していることも大きな特徴です。平成21年度予算では14億円が計上され、さらに、先日成立した補正予算において、2億円が追加で確保されました。
辰野町伊那富地区、箕輪町北島地区、南箕輪村田端地区、伊那市中央区の各地点において、河床を掘り下げて護岸を延長し、根固め工を入れるなどの復旧工事が着実に行われていました。この緊急事業が完成すると、天竜川の最大放流量は、これまでの毎秒400トンから、毎秒430トンに増加し、平成18年の水量が流れても、耐えられる川に生まれ変わります。
また、本日は、豪雨時に大きな土石流被害を受けた箕輪町中村の中の沢において、ほぼ完成した砂防堰堤も視察しました。この事業は、長野県の事業として行われていますが、今後、完成した堰堤がまわりの自然と調和するよう、緑化事業をおこなってほしい、との要望を地元の皆さまから頂きました。
私は、これからも、安心安全の地域づくりのために頑張ってまいる決意です。
(辰野町伊那富地区にて、天竜川上流河川事務所の草野所長より説明を受ける。)
(箕輪町中の沢の砂防堰堤の前で地元の皆さまと)
(災害時に堤防が崩れた箕輪町北島において地元の皆さまと)
(南箕輪村田端地区で護岸改修の状況を視察)
(伊那市中央区で地元の皆さまと。当時は当地域にも避難指示が出されました)
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天竜川の復旧状況を視察
2009年5月31日 日曜日経済危機対応法案の提出者として答弁
2009年5月27日 水曜日
本日、衆議院財務金融委員会が開催され、経済危機に対応するために提出された議院立法2法案(株式会社日本政策投資銀行法の一部を改正する法律案および、銀行等の株式等の保有の制限等に関する法律の一部を改正する法律案)についての審議が行われました。
私は、これらの法案の提出者の一人として、答弁に立ちました。
このうち、いわゆる「政策投資銀行法案」は、政策投資銀行が金融面で行うさまざまな危機対応業務に対応するために必要な資本の充実を図るため、24年3月末までの間、政府が出資を行うことを可能とするものです。
また後者の、いわゆる「買い取り機構法案」は、銀行の経営の健全性を確保するために銀行が保有する株式を公的機関が買い取ることができる仕組みを拡充し、ETFやJ-REIT、出資証券など、さまざまな金融資産を買い取ることができるようにするものです。これにより、銀行はこれらの金融商品の価格変動のリスクを回避することができ、企業向けの貸金余力が高まります。
不測の事態に備えるためにも、これらの法案を早期に成立させるよう、努力してまいる決意です。
(財務金融委員会の様子)
(野党議員の質問に対する答弁)
阿智村で凍霜害の被害状況を視察
2009年5月23日 土曜日
本日、阿智村において凍霜害の被害状況を視察しました。4月28日深夜から29日早朝にかけて、県内各地で長時間にわたって冷気が果樹地帯を襲いました。その結果、下伊那地域の果樹が最も大きな被害を受けました。
本日は、各農園主の皆さまのご協力を得て、柿、梨、リンゴなどの被害状況を視察しました。多くが、花がつき、受粉してから10日前後たった、果樹にとって最も大切な時期に霜にやられていました。
霜の被害は、はじめは実に水膨れのような状況があらわれ、それが数日して破れると、傷となってしまうのだそうです。園地によっては、実自体が落ちてしまい、ほとんど実がつかない木も見られました。
果樹の霜の被害は、来年の果樹生産にも大きな影響を与える可能性があり、枝があばれないように、商品価値の無い実も、あえてつけたままにして手入れするなど、今後も対応に追われるとのことです。
被害を受けられた皆さまには、心からお見舞い申し上げます。私も、皆さまから寄せられた、農業共済によるきちんとした対応などを求めていきたいと考えています。
(視察には、JAや行政の皆さんも参加してくださいました。)
(霜の被害で深い傷がついてしまった梨の実)
(視察に参加してくださった皆さんとともに)
農水省の中山間地調査に参加
2009年5月22日 金曜日
本日、私の親友で農林水産大臣政務官を務めている江藤拓議員を団長として、「中山間地域等直接支払制度等検討プロジェクトチーム」による現地調査が、伊那市長谷および高遠町地域で行われ、私も地元選出議員として同行しました。
「中山間地直接支払制度」はこれまで2期、10年にわたって中山間地の農業を支えてきましたが、継続すべきかどうかの判断をする時期を迎えています。
私は、食糧危機の時代を迎え、すべての農地を有効活用していくためにも、条件不利地に対する支援は今後もますます重要であると考えています。
高遠町荒町で行われた意見交換会では、地元の皆さま方からも、「この制度のおかげて、農地の手入れなどにやりがいを感じることができる。また、シカやイノシシなどの有害鳥獣による被害を食い止めるための柵の設置など、大変有効に活用させてもらっている。水路の補修・改修も含め、まだまだやらなければならないことが多いので、この制度を是非継続していってほしい」との声が寄せられました。
私も、江藤政務官とも連携しながら、制度の継続・拡充にむけて努力していく覚悟です。
(長谷村の皆様方から、現場でご意見を伺う。右端が江藤拓農林水産大臣政務官)
(高遠町での意見交換会。農林水産省、長野県、伊那市、地元の皆さまが参加しました。)