11月19日は、農林合同会議、綜學勉強会に出席し、阿南町長、過疎法適用外小規模町村連絡会議の皆様とお会いしました。
私が、昨日から拝命した自民党総合農林政策調査会長として初めての会議となる「総合農林政策調査会、農林部会、農林水産関係団体委員会、農政推進協議会合同会議」に出席しました。
冒頭に、私から総合農林政策調査会長として、様々な課題に直面する我が国農業の大転換を果たし、食料安全保障の確保と農業の成長産業化に向けた取組を大胆に推し進め、政府と連携を図りながら、自民党の農業政策を取りまとめていく決意と覚悟のご挨拶を申し上げました。
続いて、自民党組織運動本部長の小渕優子先生からご挨拶がありました。
議事では、「令和7年度農林・食品関係税制改正に対する団体要請」として、全国農業協同組合中央会の山野徹会長をはじめとする農業関係団体の皆様、食品産業等関係団体の皆様、林業関係団体の皆様から、令和7年度税制改正に向けた要望のご説明を頂き、出席議員による質疑と意見交換を行ないました。
午後からは、阿南町の勝野一成町長が、議員会館の事務所をお訪ね下さり、「都市再生整備計画事業(防災・安全交付金)コミュニティの森地区の整備促進」についての要望を頂きました。
勝野町長から、これまでの経過や現在の取組状況についてお伺いをし、阿南町の地方創生の拠点となる「コミュニティの森地区」の整備促進に向けて、力を尽くして行くことをお誓いしました。
午後3時過ぎからは、下條村の金田憲治村長をはじめとする過疎法適用外小規模町村連絡会議の皆様と面会し、「過疎法適用外小規模町村への支援拡充」に関する要望書を頂きました。
夕方からは、「綜學勉強会」に出席し、冒頭、世話人を代表して、講師の林英臣先生とご出席いただいた皆様にご挨拶を申し上げました。
本日は、前半で、本日の勉強会が80回目の節目であることを踏まえ、これまでの12年間の総學勉強会を総括して、林英臣先生から、
「世界全体が大激変期を迎えつつある今こそ、力を結集して新たな社会秩序をつくることが必要である」
「そのために、1.全体を観る 2.核心をつかむ 3.流れを読む 4.国家百年の計を建てる 5.人物を糾合する 6.大国民運動を起こす ことが必要」
との趣旨でお話を頂きました。
後半では、「幕末志士たち三千人の師、佐藤一斎に学ぶ指導者の心得『言志晩録』其の四」についての講義を頂き、
「思いもよらない幸運は、禍のもととなる。七八分で満足と心得るべき」
「苦労を経験することにより、細やかな思慮ができ、事を為すことができる」
「政治活動においては、謙譲が必要だが、志は師匠に遠慮しなくてよい」
「真の『孝』の心を持つ人は、意識することなく、すべての行動が『孝』である」
「父性は厳しい中に慈愛がなければならない。母性はやさしさの中に厳しさがなければならない」
「相手の失敗を責めすぎず、相手が自ら新たに取り組むことを促すべき」
「人に良いことを勧めるときも、くどく言い過ぎないことが大切」
「始める時は勢いでできるが、引く時の工夫が難しい」
「恥を知り、悔いを知ることが大切」
「苦にへこたれず、楽におぼれないことが大切。君子の心は、苦楽のどちらも受け入れる」
「人には長所と短所があるので、人を用いる際には、持ち味が良い方向に向くようにし、短所を補っていくべき」
「日常のこまかいことは世間の常識に従ってもよいが、立身や信念を守ることに関しては世俗に流されないことが大切」
「後世に残る計画においては先祖を大切にすること、原点からぶれないことが大切」
「人間として生まれた使命を果たして終わるのが本願である」
「最高の誠があれば、前もって物事の兆しをつかむことができる」
など、多くの貴重なご示唆を頂きました。
林英臣先生、本日も誠にありがとうございました。
勉強会の後には、参加した皆様との懇親会が行われ、党派を超えた交流のひと時をもつことができました。ご参加いただいた皆様に心から感謝を申し上げます。