5月30日は、午前6時前(日本時間午前11時)にドバイに到着、ラウンジで時間調整をした後、午前8時(日本時間午後1時)発の便で羽田に向かいました。
午後10時すぎに無事羽田空港に到着、今回の出張が終わりました。お陰さまで大変充実した6日間でした。全ての関係者の皆様に心から感謝申し上げます!
(ドバイ空港で見た日の出です。太陽がとても大きく見えました。)
(ドバイ空港のコンコースです。朝6時にも関わらず大勢の人が行きかっていました。)
(羽田空港に到着後、東京税関の事務所で休憩させて頂きました。左は吉田審議官、右は中西秘書官です。)
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コートジボワールから無事帰国しました
2015年5月30日 土曜日コートジボワール出張4日目
2015年5月29日 金曜日
5月29日は、午前10時半から、アフリカ開発銀行のカベルカ総裁と面会をしました。
カベルカ総裁は、10年間にわたり総裁としてアフリカ開発銀行の財務基盤を強化し、初の長期計画 (Strategy for 2013-2022)を策定、さらに本部をチュニスからアビジャンへスムースに帰還させるなど、大きな功績を残された方です。
また、日本のアフリカにおける民間部門支援の枠組みの立ち上げに尽力頂いた他、東京にアフリカ域外初の地域の事務所を開設したり、日本人職員を積極活用頂くなど、日本とアフリカの協力関係の強化にもご協力頂いてきました。
私からは、こうした点に敬意と感謝を申し上げるとともに、総裁退任後も様々な立場で、アフリカや世界の発展の為にご活躍下さることをお願いしました。
午前11時10分からは、MISAという私立の中学・高等学校を訪問しました。
拍手や花束のプレゼントなどで、大勢の皆さんが盛大に歓迎してくださいました。
こちらでは、3年前からインターネットで独学で日本語を学んだコートジボワールのボランティア講師の先生が、生徒たちに週2時間、日本語入門の授業をされています。
今日は本来はお休みの日でしたが、特別に授業の様子を見せてくださいました。先生が黒板に人間の体の絵を書き、生徒の皆さんが「あたま」や「くび」、「みぎあし」「め」などの字を書いて、「これはあたまです。」と元気に答えていました。
先生は「これは何ですか」「これは何と読みますか」など、全て日本語で授業を進めているのにも驚きました。
コートジボワールでは、独立後初の大統領が、「資源の無い中で発展した日本を見本にすべきだ」と主張されたそうで、日本に親近感を持つ方も多いとのことでした。
その他、この学校では水曜日と木曜日に柔道を学んでいるそうです。
図書館には、日本語の絵本や雑誌があり、その一部は昨年安倍首相ご夫妻がコートジボワールを訪問された際に昭恵夫人がこの学校を訪問された際に寄贈されたものもありました。
日本から遠く離れたコートジボワールに、日本を身近に感じて下さる方達がいることを知り、とても嬉しく感じました。
午後12時半からは、海岸沿いのシーフードレストランで波の音を聞きながら昼食をとりました。レストランの前の海岸では、比較的小さな舟や地引網を使った漁が行われていました。
エビや魚、フランスパンなど、どれもとても美味しく、食事がおいしいといわれているコートジボワールの魅力を実感した昼食会でした。
その後、空港に向かい、午後3時20分発の飛行機で帰国の途に着きました。
(朝6時半にホテルの部屋から撮影した風景です。水辺の風景はいいですね。)
(アフリカ開発銀行のカベルカ総裁と、親しくお話をさせて頂き、とても誠実なお人柄であることを感じました。)
(同行した財務省・外務省の皆さんとカベルカ総裁を囲んで記念撮影しました。)
(私立学校MISAでは、皆さん拍手と笑顔で迎えて下さいました。きれいな花束も頂きました。)
(日本語の授業を見学しているところです。)
(生徒さんは、一人ずつ前にでて、先生の書いた人の体の部分の名前をひらがなで書いていきます。)
(図書館での一枚。写真中央が日本語の先生、右は川村大使です。左の本棚にあるのは、安倍昭恵夫人が寄贈された本だそうです。)
(最後に、迎えて下さった皆さん全員との記念写真を撮りました。)
(海辺のレストランに向かう途中、道沿いに数百頭のヤギが飼育されているところに出会いました。)
(あちこちでいろんなものを頭の上に載せて運んでいる女性に出会いました。姿勢が良くないとできませんね。)
(海辺のレストランで、おいしいシーフードを頂きました。)
(レストラン前の海岸の風景です。波の音と海風に癒されます。)
(男の子が海岸から10メートルほど泳いで行ってウキのついた網を投げ、少しして泳いで取りに行くという方法で何度も魚取りをしていました。あんなに小さな仕掛けにどうして魚がかかるのか不思議でした。)
コートジボアール出張3日目
2015年5月28日 木曜日
5月28日は、午前9時半過ぎから、アフリカ開発銀行総会・総裁選挙が開催され、私は日本を代表し、投票を行う「総務」の立場で出席しました。
まず、アフリカ域内国には黄色、日本を含む域外国には緑色の投票用紙(A4の大きさ)が配られ、受け取りのサインをします。投票用紙の下の方にはそれぞれの出資比率(投票権数)が書かれています。(日本は、5.479%)ただし、国名は書かれていません。
80ヶ国が順番に呼ばれ、20個設けられた投票のブースの内、何番のブースで投票するかも指定されます。
集計結果については、各候補者毎に、全体の獲得得票権数とアフリカ域内の獲得投票権数の数が、それぞれ%で、舞台に設置されたスクリーンに映されます。
全体及びアフリカ域内のそれぞれで過半数を獲得することが当選の条件であり、条件を満たす候補者がいなければ、全体得票権数の一番少ない候補が離脱し、残った候補で投票が行われる仕組みです。
本日は、5回の投票の結果、候補者が3人に絞られた所で午後2時40分頃に昼食の為に休憩となり、再び午後3時40分頃から6回目の投票が開始されました。
午後4時半過ぎに結果が発表され、ナイジェリアのアデシナ候補が全体で58.10%、アフリカ域内で60.50%を獲得、当選が決定しました。
午後5時前には、満場の拍手の中、アデシナ候補が会場に到着し、ご挨拶をされました。全ての候補者を讃え、総裁として全力を尽くす決意を力強く述べられたのが印象的でした。
会場では、私からも直接お祝いの言葉を申し上げることができました。アデシナ新総裁のこれからの大活躍を期待しています。
(これが日本の投票用紙です。)
(6回目の投票結果です。)
(新総裁に当選されたアデシナ候補のご挨拶の様子です。)
(私からもアデシナさんに直接お祝いを申し上げました。私の左は財務省の吉田審議官、一番左はアフリカ開発銀行の浅野理事です。)
(身内の夕食会の後で、財務省、外務省、アフリカ開発銀行、通訳の皆様と記念撮影をしました。大変お世話になりました!)
コートジボアール出張2日目
2015年5月27日 水曜日
午前9時から、総会が行われるホテルにおいて、今回のアフリカ開発銀行総裁選挙の候補者の一人であるチャドのべドゥムラ候補と会談を行いました。
べドゥムラ候補からは、これまでのアフリカ開発銀行でご活躍の様子や、今後の課題、日本との関わりなどについて、お話を伺うことが出来ました。
現地に到着すると、本当に多くの皆さんが我々を歓迎して下さり、感激をしました。
施設内を見学させて頂いた際には、本日生まれた可愛い赤ちゃんとお母さんにもお会いすることができました。
皆様からは、日本の支援に対する心温まる感謝の言葉を頂き、私からも、赤ちゃんやお母さん方の健康保持や、感染症の対策など、当センターのモデル的な活動を通じて、当地域がさらに発展することと、皆様のご多幸をお祈りしてご挨拶を申し上げました。
私から、訪問の記念として、地元の水引でつくられた「宝船」の額をお贈りしたところ、皆様からは伝統衣装をプレゼントして頂きました。
さらに地元の料理でおもてなし頂くなど、心づくしの歓迎を頂き、本当に感激のひと時でした。日本と相手国との絆を強める支援のモデルであることを感じました。
午前11時半過ぎからは、総会が行われるホテルに戻り、今回のアフリカ開発銀行総裁選挙の唯一の女性候補者であるカーボベルデのドゥアルテ候補と会談を行いました。
ドゥアルテ候補からは、アフリカ開発銀行として取り組むべき改革のあり方などについて、明快なお話を伺うことが出来ました。
会談を通じ、日本とコートジボワールの一層の関係強化が重要であることを再認識しました。
午後2時半過ぎから、午後6時半過ぎまでは、アフリカ開発銀行年次総会の「総裁選立候補者との対話」が行われました。
この「対話」では、まず初めに、候補者に対する質問事項としてあらかじめ準備された10問の内、抽選で3問を選び、次に抽選で8人の候補者の登壇順を決めます
各候補者は、冒頭10分間の演説を行い、次に共通の質問3問にそれぞれ5分以内で答え、最後に2分以内でまとめのスピーチを行います。
それぞれの候補者の主張が良く分かる、有意義なセッションでした。
明日は、午前9時から、総裁選挙の投票が行われ、私も出資国である日本の代表として投票を行います。
午後7時前からは、大使公邸において、在留日本企業関係者の皆様をお招きして夕食会を開催して頂きました。
本日は、三菱商事の千葉聡駐在事務所長、丸紅の肥沼光彦出張所長、味の素の堤社長、JETROの山田所長がご参加下さり、今後の日本とコートジボワールや 西アフリカとの関係強化のあり方などについて、貴重なご意見を伺うことが出来ました。皆様に心から感謝を申し上げます。
(私の右が、チャドのべドゥムラ候補、私の左はヌール計画・国際協力大臣、一番左がマハマット外務大臣です。)
(アボボ・バンコ南保健センターに到着した際には、横断幕で歓迎をして下さいました。)
(可愛い女の子から花束のプレゼントも頂きました。)
(今日生まれたばかりの赤ちゃんとお母さんにもお会いできました。)
(私から、記念として水引の額をお贈りしました。)
(頂いた民族衣装を早速着させて頂きました。)
(コートジボワールの地元料理であるバナナのフライなどの料理を頂きました。)
(会場に来られた皆さんとの記念写真です。皆さんの笑顔がとてもすてきでした。)
(カーボベルデのドゥアルテ候補との会談を終え、記念撮影をしました。)
(コートジボワールのマブリ・トワケス計画・開発大臣との会談の様子です。)
(アフリカ開発銀行年次総会の会場での記念写真です。)
(各候補者の演説を聞いているところです。)
(夕食会に出席くださった皆様との記念写真です。左から、三菱商事の千葉聡所長、丸紅の肥沼光彦所長、私、川村大使、味の素の堤社長、JETROの山田所長です。)