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コートジボアール出張2日目

2015年5月27日 水曜日

午前9時から、総会が行われるホテルにおいて、今回のアフリカ開発銀行総裁選挙の候補者の一人であるチャドのべドゥムラ候補と会談を行いました。

べドゥムラ候補からは、これまでのアフリカ開発銀行でご活躍の様子や、今後の課題、日本との関わりなどについて、お話を伺うことが出来ました。

午前10時には、日本国大使館による草の根無償援助と三菱商事の支援事業により施設整備や機材整備がなされた「アボボ・バンコ南保健センター」を視察しました。

現地に到着すると、本当に多くの皆さんが我々を歓迎して下さり、感激をしました。

施設内を見学させて頂いた際には、本日生まれた可愛い赤ちゃんとお母さんにもお会いすることができました。

皆様からは、日本の支援に対する心温まる感謝の言葉を頂き、私からも、赤ちゃんやお母さん方の健康保持や、感染症の対策など、当センターのモデル的な活動を通じて、当地域がさらに発展することと、皆様のご多幸をお祈りしてご挨拶を申し上げました。

私から、訪問の記念として、地元の水引でつくられた「宝船」の額をお贈りしたところ、皆様からは伝統衣装をプレゼントして頂きました。

さらに地元の料理でおもてなし頂くなど、心づくしの歓迎を頂き、本当に感激のひと時でした。日本と相手国との絆を強める支援のモデルであることを感じました。

午前11時半過ぎからは、総会が行われるホテルに戻り、今回のアフリカ開発銀行総裁選挙の唯一の女性候補者であるカーボベルデのドゥアルテ候補と会談を行いました。

ドゥアルテ候補からは、アフリカ開発銀行として取り組むべき改革のあり方などについて、明快なお話を伺うことが出来ました。
午後1時半からは、コートジボワールのマブリ・トワケス計画・開発大臣と会談しました。

会談を通じ、日本とコートジボワールの一層の関係強化が重要であることを再認識しました。

午後2時半過ぎから、午後6時半過ぎまでは、アフリカ開発銀行年次総会の「総裁選立候補者との対話」が行われました。

この「対話」では、まず初めに、候補者に対する質問事項としてあらかじめ準備された10問の内、抽選で3問を選び、次に抽選で8人の候補者の登壇順を決めます

各候補者は、冒頭10分間の演説を行い、次に共通の質問3問にそれぞれ5分以内で答え、最後に2分以内でまとめのスピーチを行います。

それぞれの候補者の主張が良く分かる、有意義なセッションでした。

明日は、午前9時から、総裁選挙の投票が行われ、私も出資国である日本の代表として投票を行います。

午後7時前からは、大使公邸において、在留日本企業関係者の皆様をお招きして夕食会を開催して頂きました。

本日は、三菱商事の千葉聡駐在事務所長、丸紅の肥沼光彦出張所長、味の素の堤社長、JETROの山田所長がご参加下さり、今後の日本とコートジボワールや 西アフリカとの関係強化のあり方などについて、貴重なご意見を伺うことが出来ました。皆様に心から感謝を申し上げます。


(私の右が、チャドのべドゥムラ候補、私の左はヌール計画・国際協力大臣、一番左がマハマット外務大臣です。)


(アボボ・バンコ南保健センターに到着した際には、横断幕で歓迎をして下さいました。)


(可愛い女の子から花束のプレゼントも頂きました。)


(今日生まれたばかりの赤ちゃんとお母さんにもお会いできました。)


(私から、記念として水引の額をお贈りしました。)


(頂いた民族衣装を早速着させて頂きました。)


(コートジボワールの地元料理であるバナナのフライなどの料理を頂きました。)


(会場に来られた皆さんとの記念写真です。皆さんの笑顔がとてもすてきでした。)


(カーボベルデのドゥアルテ候補との会談を終え、記念撮影をしました。)


(コートジボワールのマブリ・トワケス計画・開発大臣との会談の様子です。)


(アフリカ開発銀行年次総会の会場での記念写真です。)


(各候補者の演説を聞いているところです。)


(夕食会に出席くださった皆様との記念写真です。左から、三菱商事の千葉聡所長、丸紅の肥沼光彦所長、私、川村大使、味の素の堤社長、JETROの山田所長です。)