本日(7/12)は、根羽村をお訪ねし、多くの皆様にお会いしました。
始めに、議員連盟(村議会議員の皆様による後援会)に所属の先生方とともに根羽村役場に伺い、今年4月の選挙で当選された大久保憲一村長にお会いしました。
大久保村長からは、村の基幹産業である林業を支える基盤である林道整備予算における補助額が少なくなり、新規整備が難しくなっていることや、3月12日に震災被害を受けた栄村に対し支援をしようという議会の先生方の提案があり、急遽村内から2000食の食糧を集め、3月15日に炊き出しの支援をしたというお話などをお聞きしました。
私からは、木材チップや間伐材を熱供給や発電に使ったり、急峻な地形を利用して河川での小規模水力発電を増やすなど、これからエネルギー供給地としても山村の重要性が増すこと、道路インフラ整備などを進めて産業立地の分散化を図ったり、都市と中山間地域の人の交流を進めることが日本全体のパワーアップにつながることなど、未来に向けた私の思いをお伝えしました。
(村長室では、大久保新村長、村議会議員の先生方と、さまざまなお話ができました。)
次に、根羽村森林組合に伺い、組合長を務めておられる小木曽亮弌前村長にお会いしました。
小木曽組合長は、村長時代に、ガット・ウルグアイラウンド対策予算などを活用し、製材所や堆肥センター、ライスセンター、観光施設であるネバーランドを建設するなど、現在の村を支える様々な基盤をつくられた方です。
特に、村内の山林の57%が村有林であることを活かして、民間の設計事務所などと連携しながら根羽杉を村を挙げてセールスし、基幹産業に育てた功績は大きいと思います。
現在でも、全国各地から視察に来られる他、小木曽組合長ご自身も、東大や日大、さらに地方都市において講演をされたそうです。
これまで全国山村振興連盟の副会長も務められた小木曽組合長には、これからも様々な面でご活躍を頂きたいと思います。
(後列中央が小木曽組合長、右は、ご同行頂いた坂巻博文議長、前列中央は石原明治先生です。)
お昼には、村内のお店で、議員連盟の先生方と、自然薯の定食を頂きながら、懇談をしました。大久保村長もご参加を頂きました。
先生方からは、「これからも地域を回り、地元の思いを受け止めて欲しい。そして、地方の現状を理解していない今の政権を早く変えて欲しい。」との激励を頂きました。
(昼食懇談会にご出席いただいた村長並びに村議会議員の先生方と食後に記念撮影しました。)
昼食後も、日頃ご支援を頂いている皆様や議員OBの先生方などを中心にご挨拶に伺いました。元気な皆様にお会いし、改めて根羽村のパワーを感じました。
根羽村の様々な取り組みを勉強し、中山間地域の活性化策を考えていくことが大切だと感じた一日でした。