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伊那市トリムバレー開会式、三六災害50周年シンポジウムに出席

2011年6月19日 日曜日

本日(6/19)は、伊那市で開催された「第14回伊那市トリムバレーボールクラブ交流大会」の開会式に出席しました。

トリムバレーも毎年盛んになり、本大会には37チームが出場されました。大場強志のお話では、今年はさらに、秋と冬に愛好者の皆様が集う大会が計画されているとのことでした。

選手宣誓では、「若い人はハツラツと、そうでない人はそれなりに頑張ります。」との言葉に、皆笑顔になりました。

私も、伊那市体育協会顧問の立場でお祝いを述べ、皆さんと一緒に準備体操で汗を流しました。

スポーツを通じて、心身をリフレッシュし、交流を深めるのは、とても素晴らしいことであると感じました。


(チームワークや絆を大切に、思い出に残る大会となるよう、ご活躍をお祈りします、とご挨拶しました。)

 

午後には、飯田市で開催された「三六災害50周年シンポジウム」に出席しました。

災害当時の記録映像の上映では、昭和36年6月下旬の集中豪雨が伊那谷に、かつてない規模での土砂災害をもたらした様子がよくわかりました。

基調講演では、理学博士の松島信幸先生の「三六災害と伊那谷 ~地形・地質と災害との関係から~」と題したお話をお聞きしました。

特に、最後に松島先生が述べられた「主人公は自然である。災害にあい、自然を恨むのではなく、自然から生かされる住み方を学ぼう。そして身近な周辺を常日頃から歩き、自然感覚を体得しよう。」との言葉がとても心に残りました。


(松島先生は、災害発生の形態を4つに分け、三六災害の被害状況についてもわかりやすく解説してくださいました。

 

パネルディスカッションでは、「三六災害から50年 ~共助力の再興とその補完について~」をテーマに意見交換がされました。

コーディネーターは信州大学名誉教授の北澤秋司先生、
パネリストは、飯島町議会議長の松下寿雄先生、国土交通省天竜川上流河川事務所の草野慎一所長、大鹿村の柳島貞康村長、災害ボランティアコーディネーターの米窪砂男さん、飯田商工会議所の木下隆由副会頭の5人の方々でした。

それぞれの皆様の発言から、高齢化などによって地域の助け合いの力が落ちてきていること、それを補完していくことが最重要課題であること、この50年間で、河川整備や砂防事業を通じて、かなり安全度が上がってきているが、まだまだ道半ばであることなどがよくわかりました。

これからも、つねに災害の被害を減らすための準備と努力を続けることが必要であることを強く感じたシンポジウムでした。


(出席者の皆様それぞれが示唆に富む発言をされ、とても内容の濃いパネルディスカッションとなりました。)