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飯田市で第31回創造展を訪問、中小企業団体中央会下伊那支部主催講演会に出席

2012年2月27日 月曜日

本日(2/27)は、飯田創造館で24日から開催されている「第31回創造展」を見に行きました。

創造館を中心に日頃から創作活動をされている55グループの皆様の力作600点を観ることが出来ました。

書道、絵画、陶芸、木彫、写真、染色など、様々な分野の作品を一度に楽しめる展覧会は、なかなか無いと思います。

後援会活動でお世話になっている皆様の隠れた才能を再認識したり、作者の方と直接お話をしたりと、大変楽しい一時を過ごすことができました。

お忙しい中をご案内いただいた宮島福男館長、菅沼立男先生に、心から感謝申し上げます。


(書道の静心会の塚田静香先生の作品の前で記念撮影しました。左が宮島館長、中央が塚田先生、右が菅沼先生です。)


(フラワーアレンジメント「花みずき」の皆様とともに。昨年に引き続き、皆様にお会いすることができました。)


(和幸手描染色研究会の大橋幸子会長と、その作品「鳳凰」です。色のグラデーションが美しい作品でした。)



午後3時からは、中小企業団体中央会下伊那支部主催の2012新春経済講演会と懇親会に出席しました。

本日の講師は、昨年に引き続き、経済ジャーナリストの須田慎一郎氏でした。

「取材現場から見た政治・経済の裏側 ~いま起こっていること、これから起こること~」と題して、示唆に富むお話を頂きました。


(須田先生のお話は、具体的でわかりやすく、2時間があっという間に感じられました。)


「日銀などは、復興特需があり、今年の景気は、4~6月規に底を打って上昇すると言っているが、被災地の現場では、工事代金の支払いの遅れなども発生しており、実際には10~12月になるのではないか。」

「南相馬市の仮設住宅に12月に行ったが、「契約電力量が少なく、一つの部屋しか暖められない、キッチンのシンクが紙でいえばA3ぐらいの大きさしかなく、バケツも入らないで困っている、トイレの便座がU字型ではなくO型のため、便座カバーができずに、冷たい。トイレの度に、心臓発作を起こすのではないかとドキドキする」など、改善すべき問題点が多く指摘された。」

「素材革命に注目すべき。」

「全日空が787を50機発注したのは、787のボディーが炭素繊維で出来ており、燃費効率が良く、サーチャージを低くできるため。これにより競争を勝ち抜こうとしている。日産も炭素繊維ボディーの電気自動車の開発を発表した。」

「炭素繊維は日本が7~8割のシェアを持っている。また、加工・成型が難しく、他国では生産が難しい。」

「岐阜県の40代の金属部品製造業の経営者は、高額の炭素繊維加工設備を導入し、今後2~3年後に増えるであろう炭素繊維加工のノウハウを今から身につけようとしている。」

「世の中の表に出ている情報の中に、大切な情報が含まれている。」

「リスクを負うことができるか、経営者としての決断力が問われる場面を迎えている。」

「今まさに立ち止まって考えて見るべき時ではないか。」

「過去の成功体験だけに依存しない「発想の転換」が必要。」


まさに、未来を見据えて、変えるべきところを変えていかなければ未来は切り開けないということを再認識した講演でした。