7月27日は、午後6時から駒ケ根市で開催された「伊那谷文明維新塾」にリモートで参加しました。
冒頭、本日の講演のテーマについて、「是非、松下政経塾を設立された松下幸之助翁についてのお話を伺いたい」との私の願いを聞き入れて下さった林英臣先生に御礼のご挨拶を申し上げました。
林英臣先生からは、松下幸之助翁のエピソードを通じて、
「様々な不利と思われる状況も含め、物事を肯定する思考が大切であり、肯定がないと器量が生まれない」
「人間には、熱い心(情)と冷静さ(理)が必要であり、松下翁はその両方をもっておられた」
ことを学びました。
また、松下政経塾1期生の選抜の最終面接に向けて、松下翁が林英臣先生を受験生として想定した予行演習を行っていたことを後に知ったこと、面接の際には、松下翁が林先生を満面の笑顔で迎えてくれたこと、面接の間中、林先生は松下翁から視線を外さなかったこと、「君は何になるんや」との問いに、「国を直す国手になりたい」と答えたところ、「ほな、国手としてがんばってくれなはれや」と言われたことなど、貴重なエピソードもお聞きすることが出来ました。
さらに、松下哲学から導かれた国是は
「共生文明の創造」(日本を核に据えた共生文明の創造)
「高徳国家の建設」(天分が生かされている時に人は幸せを感じ、天分を活かした行動が得を生む)
「公益経済の確立」(商いは「私事」ではない。人のため、社会のために行う「公事」である)
の3つであることをお話下さいました。
松下翁の「君らは塾生であると同時に塾長や」の言葉を受けて、林英臣先生が林塾を建塾されたことも知ることが出来ました。
こうして考えると、林英臣先生に学ぶ我々は、松下幸之助翁の孫弟子にあたります。国の将来を常に考えておられた松下幸之助翁の想いを受け継いで未来を拓くために努力しなければ、との思いを強くしました。
林英臣先生、本日も素晴らしいご講演を頂き、誠にありがとうございました。
駒ケ根市で開催された伊那谷文明維新塾の様子です。
本日も、林英臣先生から熱意溢れるお話を頂きました。誠にありがとうございました。