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伊那車検場での軽自動車車検がついに実現

2010年2月16日 火曜日

本日(2/16)、長野県自家用整備振興会上伊那支部の皆様が伊那本部事務所をお訪ねくださり、いよいよ4月から伊那車検場での軽自動車車検が開始されることになったことについて、ご報告をいただきました。(第1回は、4/13の予定だそうです。)

普通自動車は伊那にある約160ヶ所の整備工場に持ち込まれた車(年間約5000台)の約2/3が伊那車検場で車検を受け、約1/3が松本普通車車検場で車検を受けています。

一方、軽自動車(こちらも年間約5000台)の車検は、すべて松本に持ち込まなければなりませんでした。これは、軽自動車の検査を担当している「軽自動車検査協会」の検査官の人繰りがつかず、伊那車検場での出張検査ができなかったためです。一方、飯田出張車検場では月3回程度の出張検査が実施されてきました。

伊那の整備工場の皆様にとって、軽自動車の車検の度に、松本まで往復約100kmの道のりを運転しなければなりません。特に、多くの家族経営の工場では、その役割は奥さんが担っています。

整備協会の皆様からは、「往復の時間やガソリン代、Co2排出や事故のリスクなど、さまざまな面で不都合なので、是非伊那での出張検査を実現させてほしい」とのご要望が長年にわたって寄せられてきました。(そもそもの要望は約20年ほど前に、父が受けたものでした。)

昨年の春には、私も協会の皆様とともに新宿にある「軽自動車検査協会」の本部に行き、担当役員の方に直接事情説明と要望をしました。私からは、「これからの環境重視の時代に、軽自動車車検のニーズは益々増えるので、ぜひとも人員の拡充を検討してほしい。」と訴えました。

その後、協会では長野県を管轄する新潟主管事務所などとの調整を進め、今回、松本支所における検査官の配置を一名増やすことを決定していただいたのです。

これにより、伊那では月に2~3日、飯田では月に3~4日軽自動車車検が実施されることになり、伊那では約3000台の車が地元で車検を受けることが可能となります。整備振興会の皆様の長年の悲願であっただけに、私も大変うれしく感じています。

まだまだ地方経済は厳しい状況が続いていますが、整備工場の皆様には車の整備を通じて交通安全をこれからもしっかりと支えていただきたいと思います。




(伊那事務所をお訪ねくださった協会の皆さまです)